今日から、

捨て犬だったふくちゃん

改め

「レオ」がピロ氏のもとを

卒業し、里親さん宅で

新しい生活が始まります。

 

 

 〜この写真はうちへ来たばかりの頃の〜

「捨て犬『ゼロ！』計画」にて
ピロ氏が毎日レオさま（笑）の状況を公開していたので
こちらでは時々紹介するだけに留めておきましたが、
もうお馴染みでしょうか、ふくちゃん改めレオくん。

わたしたちの住んでいるうちにはすでにあにまるずがいること、
賃貸アパートであることから
ピロ氏の事務所で保護していました。

事務所は、ピロ氏の実家と併設していて、
実家にはすでにワンコ（このコも旭川で捨てられてた）も
おり、最初は家族も困惑していたようですが、

ピロ氏が実家には一切迷惑をかけないこと
必ず里親さんを探すことを根気よく伝え、
実際、
毎晩、夕ごはんとお風呂のために
いったんうちに帰宅し、
また事務所にとんぼ帰り、
事務所で寝泊りしてレオの面倒を見るという生活をしていました。

一種の別居生活のようなもの（笑）

「はい、今日も夜勤行ってらっしゃ〜い♪」と送りだす毎日（笑）


私は、全く別の所へ通勤しているので
とりあえず、仕事が終わったあとや
休みの日にレオに会いに行って遊ぶ程度でしたが
それでも、遊びたい盛り甘えたい盛りのレオ、
いつも歓迎してくれ大はしゃぎ。

見るたびその成長振りには驚かされたり
感心したりしていました。

当初は、甘えたい遊びたい、
でも甘えていいのかな遊んでいいのかなと
何につけても子犬らしからぬ遠慮した様子も
要所要所で見受けられて、そういう性格なのかなとも
思っていましたが

なんのなんの。
数日すると、すっかりのびのびとして、
目があうとわくわく、遊びたい甘えたい！と
全身で表現できるようになり。。

今までそうしたくてもできなかった環境にいたことが

たやすく想像でき。。。



そうそう、いつのまにかおすわりや待ても
覚えて。

身体も当初の倍くらいになりました。

ニオイもワンコらしくなりました。
当初は、独特のニオイと大量のフケで
すぐに汚れてしまっていたレオのフリースや
ピロ氏の服を毎日洗濯していましたが

これも、ピロ氏が少しずつ工夫してふき取り
ブラシをし、今じゃー全然、
ふつうの、ワンコのニオイ♪になって、
ん！くさくなぁぁい！！とくんくん鼻を押し付けても
平気なくらいです（笑）


今回は、初めて管理センターからワンコを保護し、
そのままうちで一緒に暮らせる環境では
なかったので
ピロ氏にとってはかなり大変な毎日だったと
思います。
仔犬一匹の保護、と言葉では
簡単に聞こえそうですが、
実際には
仔犬の世話にかかりっきりになれる
わけではなく、もちろん仕事だってあり、
精神的にも経済的にも体力的にも
たやすくできることではありません。
かなりストレスもたまっていたことと
思います。

動物が好きで、放っておけなくて
結局ひとりでたくさんのワンニャンたちを
引き取ってしまい、避妊手術もせずに
みんなで暮らしているうちに
どんどん増えて、大問題になってしまう話は
珍しくありません。
そういうウサギの例もありましたよね。

放っておけずに連れてきてしまう人の気持ち、
よくわかります。
私もペットショップの売れ残りウサを目の前に、
今まで何度悩んだことか。
オンナのコならゆきっぺと一緒にできるからと、
この夏、売れ残って10か月ほど経ってしまい、
「大特価」になっても
まだなお店頭にいた毛むくじゃらの
アンゴラウサを、ピロ氏と相談の結果
お迎えに行ったこともありました。

ら。
なんと「メス」と表示された値札は間違いで
確認してもらったら男のコだった・・・
というありがちなオチがつき、
断念したのですが。

で、今回のレオ保護生活で思ったのは
ひとりでできることには限界があるということ。
ひとりでできることもたくさんありますが
長く続けていくにはひとりでは無理。
本当に、今の動物たちをとりまく現状を
少しでもなんとかしようと思うのなら
必要なのは
ネットワーク。
横のつながり。

ピロ氏も、このブログという手段を用いて、
いろんな方々に応援メールや励ましメールを
いただくことで
ずいぶんとそれらが支えになっていただろうと
思います。

そういう人と人とのつながりが
少しずつ何かを変えたり
良い方向へと進んでいく唯一の手段なのかも
知れません。

何を書きたいのかよくわからなくなってきましたが
まぁそんなわけで
本日はレオさまをお見送りに行く予定です。

幸せになるんだよーーー