6月10日にアリゲーターガーが名古屋城の外堀で泳いでいるところを目撃され話題になっています。 1匹だけでなく、数匹いるのではないかといわれています。 アリゲーターガーは外来品種でもともと日本に住んでいる生き物ではありません。 体長2メーターぐらいになる北アメリカで自然繁殖している淡水魚で日本では自然繁殖しておらず、ペットとして飼われていて何かの理由でこっそりと飼い主が手放したものと思われます。 アリゲーターガーは肉食で、魚は食べるが人間は食べないと思われています。 小さいころは小さい虫、動物プランクトンを食べますが、大きくなってくると水中の昆虫、動物、甲殻類を食べますが体が大きくなると魚を食べる割合が増えてきます。 体長2m近くになれば相当大きな水槽が必要でしょうし、えさの調達も難しくなります。 アマゾンでは人間も噛みつかれたという事例もあります。 飼い主はいいと思って池やため池などにこっそりと捨てたのかもしれませんが、そこにもともと住んでいた生き物を食べつくしてしまう恐れもあり、日本本来の生物の生態系を乱れさせる恐れもあります。 ペットとして珍しい生き物を飼おうと考えたときにその生き物が死ぬまで飼い続けることができそうか、飼い主に危害を与える恐れはないか十分に調べてから飼うようにしましょう。 |