芋家のうさぎ達と、ハクビシンの襲われ足を2本失くしてても懸命に生きようした子うさぎチャミの記録

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芋すけ

庭でうさぎを多頭飼い。現在、子供も含めて8羽!

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2007/03/13
2本足のチャミ 〜チャミへの手紙〜

あゆ(6歳)の手紙<原文のまま>

 

ちゃみちゃんえ

ちゃみちゃん。げんき?ちゃみちゃん。しゅじゅつのときがんばったね。

でも「キュー」「キュー」ってないてるところもあったけど。でもすごくがんばったね。ちゃこがうんでくれたの?

あゆたちはハクビシンのこと このってゆってるからだいじょうぶだよ。しんぱいしないで。

だいじょうぶだから。しんぱいしないでてんごくでゆったりとゆっくりとくらしてね。

あとねあゆはちゃみのことだいだいすきだからずーとわすれないよ。ずーとずーとわすれないよ。

 

 

 

拓(9歳)の手紙<原文のまま>

 

チャミへ

お礼の手紙

 

チャミ、生まれてから少ししかたっていないのにハクビシンに足を食べられてしまってかわいそうでした。少ししかおせわをできなくてごめんね。

しゅじゅつをして後ろ足が成こうしただけですごくうれしかたよ。

少しでも生きてくれてありがと。

兄弟のクロすけとわきちゃのおせわもするよ。

本当に少しでもいきてくれてありがとう。天国のみんんあも見まもってね。

よくがんばったね。

天国にのぼってぼくたちを見守ってね。今までありがとう。

 

 

 

 

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2007/03/12
2本足のチャミ

2006年4月中旬 我が家に5羽の子うさぎが生まれた

 

今回生まれたのこの中で唯一の茶色のうさぎで子供達もお気に入りのチャミ。

そんなチャミが511日にハクビシンに襲われてしまった。

キィーキィーと大きな鳴き声が聞こえたので外に出てみるとケージのところから逃げていく猫のような動物がいた。

大急ぎでケージを覗くと黒2羽は隅っこで折り重なるように丸くなっていた。

チャミは、うさぎの寝床の中でグッタリとしている。

うさぎの寝床はチャミの血で濡れている。

 

Σ(Д゚;;)死んでる?

 

ピクリともしないチャミを見て雨の中どこに埋めようかと考え始めていると、チャミの鼻がピクピク動いた!

 

生きてる!生きてるよ!!!(*)

 

そうとなれば動物病院に電話だ!

うさぎを飼っている友達に電話して番号を教えてもらう・・・診察してもらえなかった。

タウンページで近くの動物病院に片っ端から電話をする。

一刻を争うんだよ。早く診察してよぉ。と思っても「うさちゃんはちょっと・・・」、「先生がいない」、「今日は診察できない」と断られるばかり。

やっと一人の先生が「今日は診察できないけど、応急処置なら」と応急処置の仕方をレクチャーしてくれた。

 

消毒薬で傷口の消毒をする

 

ハチミツ1:水3で蜂蜜水を作り飲ませる

 

青汁を飲ませる

 

とりあえず何とかなるらしい。後はチャミの体力次第。

大急ぎで消毒する。

消毒の時に大変なことに気がついた。

チャミは、右前足が筋一本で繋がっている。

もっと大変なことに左の後ろ足は食いちぎられて無くなっていた。

2本足の状態で辛うじて生きているチャミ。

こんなに可愛い子なのに・・・。

とにかく大急ぎで消毒を済ませ蜂蜜水を飲ませる。

スポイトで飲ませるって・・・スポイトないじゃん(ω; ;ω)

仕方がないので細いストローを切って蜂蜜水を飲ませた。

飲んでる飲んでる゚+.(o´o)+.゚ 案外、元気じゃないのさ。

一息ついて、気がついた。

 

青汁なんてウチにないよ

 

明日、病院の帰りにでも買ってこよう。

チャミの応急処置も終わり、今後のことをダンナと相談する。

 

2本足で育てて行くのか、安楽死をさせるのか

何がチャミのためにいいのか決断できない。

私は、病院の診察を待って決めようと思った。

2本足のチャミ

5月12日

昨夜、ハクビシンに襲われてしまったチャミ。

右前足と左後ろ足を失ってしまったけれど、何とか朝を迎えることができた。

もしかしたら朝には冷たくなってしまっているのかも・・・と心配だったけど杞憂に終わった。

朝一で昨夜応急処置のレクチャーをしてくれた病院に連れて行く。

丸くなったままのチャミ。時々、モゾモゾと体を動かし向きを変えたりしている。

体力はありそうだね。安心安心(*゚ー゚)(*_)(*゚ー゚)(*_)

 

病院では先に犬の避妊手術に来たオバサマがいたけれどチャミの容態を聞くと「うちは避妊手術だから先に診察しなさいよ。」と言ってくれた。

ありがとう、オバサマ。でも、チャミの受付をしているうちにオバサマは犬を預けて帰ってしまった。お気持ちだけで十分です。涙が出るくらい嬉しかった。

 

チャミを診察した先生は「チャミちゃんには選択が三つあります。ひとつは動物なので安楽死があります。次は抗生剤を打つこと、最後は手術をすること。」

そんなことを言われても私は決めあぐねていた。

安楽死はチャミが楽になるかもしれないけど、今は生きようと頑張っている。チャミの気持ち?を無視して安楽死にしちゃっていいのか。手術はお金がかかるし・・・抗生剤を打ち続けるのはありえないでしょ。安楽死か手術か・・・。

動物は、どんな姿になっても悲観しません。生きようとするでしょ。人間だったら悲観してしまうけど動物には悲観することがないんです。そう言った先生の言葉が胸に刺さる。

結局、その場で決められずに明日の診察までに家族で相談することにした。

子供には話していなかったけど、チャミが襲われたこと、足が2本になってしまったこと、手術をしなければいけないことを話した。

子供達は「どんな姿でもいいからチャミに生きててほしいよぉ」と大泣きした。

手術中に死ぬかもしれないと言うと「それでもいいから何とかしてよぉ。」さらに泣いた。

安楽死よりも手術にかけようと私は思った。

その夜、ダンナは安楽死をしなかったことにご立腹だった。

2本足で生きていくんじゃチャミはかわいそうだ!これから、外で自由に暮らすこともできずにケージ暮らし。かわいそうじゃないか。と言うのがダンナの考え。

私は、生きようと必死になっているチャミを安楽死にできないから手術にかける。と言った。

平行線のまま朝(13日)を迎えた。結局、ダンナが折れる形で手術に決まった。

ダンナが家を出る時に「かわいそうに・・・」と捨て台詞を忘れないあたりに安楽死派の意地みたいなものを感じた。

先生に「手術にかけます。」と告げた。ちょっと先生は意外そうだった。もしかして、怪我も怪我だし安楽死と思ってた?

手術は明日の午後に決まった。

レントゲンで見るとチャミの怪我は予想以上にひどかった。

本当に手術中に死んでしまうかもしれない。それでも、できるだけのことはしてあげたい。

私には私の意地がある

2本足のチャミ

5月13日

ついに手術の日がやってきた。

チャミが手術に耐えられるのか不安が募る。

 

今日の手術では、両足の皮膚や肉の壊死した部分の切除と、両足の食いちぎられた部分の骨が微妙に残っているので切開して骨を切断する。うさぎにしては大手術。

時間も2時間位かかるらしい。

チャミの小さな体で2時間の大手術を耐えてくれるように祈ることしかできない。

先生が「立会いもできますよ。」と言ってくれたので立ち会うことにした。

本当は血を見るだけでクラクラしてしまう私だけど、今回はそんなことを言っている暇はない。

立ち会うしかない。チャミが頑張っているのだから私も頑張る。

先生曰く お子さんが大丈夫なら見せてあげるといいですよ。

      学校では学べないことがたくさんありますから。

確かに命のやり取りは想像では計り知れない部分がある。

どんなに命の大切さを唱えても想像では実感できない。

人間の力ではどうしようもないことがあることを実感できるいい機会なのかもしれない。

あゆ(小1)は、「チャミの手術見る!」と言った。拓(小4)は「怖くて見れないからお家で応援する」と言って留守番に決まった。

3時頃から手術開始。

麻酔はガスのものを使っているので安全とのこと、大きく息をしながらグッタリと横たわるチャミを見て何故か『大丈夫。』と思えた。

手術は左後ろ足から始まった。怪我の大きい方から・・・ということらしい。

壊死している部分を切除していく。チャミの体にしては多いと思う。

いよいよ大腿骨の切断に入る。

チャミは、時々「キュー、キュー」と鳴いた。

普段なら鳴いていたら心配してしまうけれど、今は生きている大事な証。大きな声は痛みを伴ってだと思うけど、痛みを感じることも鳴くことも生きている証なのだ。

大腿骨は根元を少しだけの残して後は切断してしまう。

骨を残しておくと先が尖っているので肉を傷つけてしまうのだ。

細い大腿骨は大きなリッパーでポキリと折れた。

後は縫合していくだけ。

ここまでで2時間近く経過している。

しっかりしていた呼吸が急に弱くなり止まった。チャミの体は限界だったと思う。

先生は、こう言いながら心臓マッサージを始めた。心臓は動いている。自発呼吸が止まっただけ、だから呼吸は必ず戻ってくる。

私もあゆも「がんばれ!」と応援した。

ここまで頑張ったんだから、もう少しだけがんばれ!チャミ、生きて!

願いが届いたのかチャミは自発呼吸を取り戻して無事に縫合も終えた。

本来ならば、両足とも手術するはずだったが時間と体力の関係で後日になった。

「死なせてしまうことがこの手術の目的ではないので。」と言われ納得した。

死んでしまっては元も子もない。生きるための手術なのだ。

これから、長い療養生活が始まるのを覚悟して病院を後にした。

2本足のチャミ

 5月14日

昨日、2時間を超える手術に耐えたチャミ。

食欲もあるし、ホッと一安心。

この調子なら体力も回復して前足の手術もできそうな予感。

青汁をあげるとゴクゴクと美味しそうに飲む。

本当に小さな体のどこに強い生命力があるのかなぁ。って思う。

ちょっと不自由になってしまったけど可愛さは全く変わらない。

チャミはチャミ。

手術後、家に戻ってから私が薬を飲ませ、傷の消毒、抗生剤入り軟膏を塗る。といった治療?をすることになった。

ちょっぴり看護士さん気分

 

「チャミ、お薬塗るよ。」「チャミ、青汁だよ。」「チャミ・・・」私の呼びかけはいつもよりずっとずっと多くなった。

呼びかけに答えるように顔を向けるチャミ。

懸命に生きようとしているチャミ。

いつまでも、ダンボールハウスじゃ嫌だよね。

実は、うさぎのケージはひとつしかなくて、チャミはダンボールにうさぎの寝床を入れて暮らしているのだ。

ダンナと相談して明日は新しくケージを買いに行くことにした。

これで、看護体制はバッチリ。

 

明日から頑張ろうね。チャミ。

2本足のチャミ

 5月15日

今日は子供がいない間にチャミのケージを買いに行った。

散々悩んだ末に買ったのは普通のケージよりも一回り大きいもの。

チャミは一生ケージの中で暮らすのだ。

狭いケージよりも大きなケージで暮らせるようにしたい。

安楽死派だったダンナも今ではチャミの為に色々と考えている様子。

ケージを選んでいる時に友達(ウサ友でもある)に会った。

彼女には手術すべきか安楽死にするべきか相談した。結局は、私自身が手術にかける為のキッカケにしてしまった訳だけど彼女の言葉は私にとって救いだった。

偶然出会った彼女に「チャミのケージを買いに来たのよ♡ 」と笑って言えたことに正直驚いた。

チャミは手術が成功したとは言え予断を許さない状況であることに違いはない。

それでも笑顔だったのは自分の決断に「これで良かったんだ。」って思えたからかもしれない。

小さな体で精一杯生きようとしているチャミ。

我が家の小さな天使。

 

 

5月16日

新しいケージの中でチョコチョコと動くチャミ。

小さいけれどチャミの生命力って力強いんだね。

子供達もチャミのことが前よりも好きになったらしく「チャミ早く元気になってね。」と声をかけたりする。

食欲もあり、排泄もきちんとできている。

この調子なら回復は思ったよりも早いと思う。

手術したことが良かったんだなぁ。って思えたのに・・・。

 

チャミが亡くなりました。

 

あんなに元気だったのに・・・。

容態が急変してしまったとしか言いようがありません。

食欲もあったのに・・・どうして?

術後は良好だと思っていたのに・・・私が手術を選ばなければチャミはもう少し生きていたのかもしれない。

子供達はわんわん泣いた。

拓(小4 ♂)は「チャミが頑張ったのに死んじゃうなんてヤダー!!!」と言って泣きやもうとしなかった。

あゆは手術に立ち会っただけにショックは大きい。何も言わず号泣していた。

小さな体で精一杯生きたチャミ。

たくさんの思い出を残して行ってくれたチャミ。

子供達は、チャミの小さな小さなお墓にたくさんの花を置いた。

「ウサがいるから大丈夫だよね。」とあゆが言った。

ウサは我が家で飼っていたウサギで老衰で数ヶ月前に天国へと旅立っていった。

「お月様でウサとチャミでお餅つくよね。」と拓が言った。

子供達は子供なりにチャミの死を受け入れようとしていた。

 

チャミ、本当に手術して良かったのかな。ツライ思いだけさせちゃったのかな。

ごめんね、チャミ。

 

ありがとう