本来のウサギに戻って考えてみると…
そう、野山の草を食べているんですね。根っことか。
それを基本に考えます。
牧草は本来の食べ物の高級版。生でも乾燥でも、それがベスト。
牧草育ちは歯のトラブルも、お腹のトラブルも少ない。
でも牧草は食べてくれない子が多い。
(その原因はブリーダーさんやショップにあるのですが)
で、品質・保存・栄養バランスを考えて作られたのがペレットですね。
体を作る時期は栄養価が高く嗜好性の高いアルファルファ主原料で、
大人になったらカルシウムが低く、カロリー抑え目のチモシー主原料のものを。
ともに牧草で、それにいくらかの栄養素を加えて、栄養が過不足ない
ようにしたのがペレット。基本的にこれでOKです。
ただペレットには大変多くのメーカーがあり、ウサギの好みも
ありますし、内容的にもこれがベストと言うものはありません。
また柔らかいペレットはすりつぶすと言う行為が少ないので
歯の伸びすぎと言う問題が起こりやすい。
反対に硬いペレットは、歯根に負担をかけてしまうこともあり、
やはり歯科トラブルになることも。
また生来の「歯の噛みあわせが悪い」「お腹が弱い」と言った
資質もからまり、これで万全!という食事メニューはありません。
と言うことで、我が家では複合型を取っています。
牧草はティモシーを食べ放題。後は野菜とペレット半々。
ペレットは2・3種のソフトタイプの混合。
野菜は何種類か取り混ぜて、一つに偏らないように、特に繊維質の多いもの
を中心に考えて、トータルで良いも悪いもバランスが取れるようにしています。
おやつもドライのニンジンやバラ・桜の花など普通の食事の中で
トッピング的に使っている大好物を使い、市販の「ウサギのおやつ」
と言った類は与えていません。
野菜で与えていけないものは「ねぎ類・にら・ニンニク類」
後はカルシウム値の高いもの、カロリーの高いもの。
でもそうしたものはビタミンは豊富と言った具合で、
絶対与えていけないものはないと思います。
ただ何にしても「○○と○○だけあげる」というと、栄養の偏りや
特定の成分の摂りすぎてトラブルになることも。
人間と同じに、色々なものを満遍なく食べて、バランスをとりましょう
と言うことになりそうです。
穀類については、なくても平気、あるいはない方が良い、と言った処が
主流のように思います。
稲穂や生米は、少量ならかまわなくて、大好物のおやつに使えるかも知れません。
ただお腹が弱い子や、お腹が張っている時にはあげない方が良いと思います。
イモ類も同じかと。
以上が、今現在私が本や獣医さんで見聞きして考えているところです。
特に体重管理に関しては問題が多く、同じ子でも獣医さんによって
「この子のなら2kgがベスト体重」とか「骨格がしっかりしていて、
筋肉が発達しているから体重が多く、決して脂肪太りじゃないから大丈夫」
とか、ベスト体重がつかみにくいところです。
でもみっしりしているユキを見ていると、「かーさんはもう少し細めの
美人な娘がほしい…」 でも元気なら文句はない、と複雑なところ。
ともかく初夏になり食欲が増してきた今日この頃、この1ヶ月半で800g
増えてしまった娘のために、今日からダイエットペレットも混合する
ことにしました。
ダイエット用ペレットは獣医さんにしかないので、またまた
定期的に購入しなくては。
一緒に食事しているシジミは適度に2.1kg。まあ、混合ですから
同じものを食べても大丈夫かと。
りんごはカットの他に、野菜は低カロリーなものを、ペレットの量も
きちんと測って、お腹がすいたら牧草食べなさい、です。
さて、これ以上体重が増えないでいてくれるでしょうか。
体力は満々のウサウサズです。