浦和で「管理士として知っておきたい法律」という事でお勉強会があったので行ってみたです。
愛護法と狂犬病についてのお話。
1時間半でしたが…
講師の方は獣医師でイラストレーターという事でした。
東京都の都職員という事で法律に関しても詳しいという事です。
特に管理士として活動したことありませんが…(なんとなく…偽善ぽく感じる部分もあるから)
知るという事は大事だしね〜ってことで!!
日本の愛護法は…『全ての法は人のためにある』という事。
動物愛護法は人のための法律でノラネコなどに餌付けして注意を受けると「動物の為にやってるんだ、愛護法もあるだろう」というのは間違えだという事。
餌付けをする事により、迷惑だと思う人もいるわけで…その人たちの生活も重要視しなければいけないですからね。
地域ネコという事がきちんと出来てるのは周囲とのコミュニケーションが取れて初めて出来るのだなぁ。
愛護法は法律は国が作るが施行細則は知事が決める。
自治体によって違いがあり、きちんと機能がしていない所も出てくるのですね…
1751年に『残酷の階段 トムネロの人生』ウィリアム・ホガースという人がトムネロという主人公にした版画書(?)があるらしい。
絵をスライドで見たが…4枚の絵に幼少期・青年期などが描かれているのだが…
絵の中の子供たちが犬にお尻から棒を入れてたり、犬に猫を襲わせてたり、猫を逆さから吊るしていたりと…
とても残虐な絵です。
子供が動物をいじめて遊ばせるという事が普通に行われていて主人公のトムネロもこのような遊びをしていて青年になった時には馬を長距離走らせ、馬が疲れても休ませもせず最後には見捨てる。
トムネロが結婚したら…奥さんをいじめる。
幼少期から動物をいじめてる(それらを見ている)といずれ人に対しても行うのでは?という事でイギリスで愛護法という事が出来た。
日本でも同じような事が起きていたという事で日本でも愛護法を出来たという。
実際に、動物を虐め、人間に対しての事件に発展しているものもあります。
虐待という定義は難しいです。
人によって虐待というラインが違うから。
美味しい物ばかりを食べさせ、肥満になってしまっても「欲しがるからあげないのは可愛そう。愛情があるからあげるのよ」という人もいるでしょう。
これを虐待だという人も当然、いると思います。
判断は人それぞれの価値観によっても違いがあるという事ですね。
現在でも闘犬場・闘牛場などで観光をしていたり、伝統行事などで残っている地域があります。
これらの地域の自治体や警察はこれらに対して何もしません、暴力的なシーンであっても。
わざわざ、このような行事を見るために観光に訪れる人がいるわけで楽しんでいる人達がいる。
これを虐待と言う人もいれば、虐待じゃないという人もいる。
このような行事を失くす事は容易い事ではないでしょう、愛護法があっても。
時代や社会によっても違ってくるという。
虐待だと分かる部分と不透明な部分も多いという事ですね。
判断をするには専門的な知識が必要だという事。
飼育する動物の習性、生態、病気に関して知識を持たなければいけないという事です。
飼い主は動物に関してきちんと理解をし、適正な飼育をしなければいけない責任というものがあるという事を自覚しなければいけないですね。
狂犬病という哺乳類・鳥類がかかり、治療法がない怖い病気。
狂犬病予防法というのはこれも犬を守るのではなく人を守る為だという事。
狂犬病で毎年、世界中で5万人以上が亡くなっているそうだ。
ちなみに鳥インフルでは300人にも満たない数です。(感染数は約500人ほど)
狂犬病とインフルの違いは何か…予防という事。
古代日本には狂犬病というものはなく、1732年に長崎でオランダ人が持ち込んだ犬が発症し、1761年に青森でも発症。
約30年で全国に広まったということ。
狂犬病予防法を作ってからは、人−昭和29年、犬−昭和31年(神奈川県 6頭)、国内最後−昭和32年(広島県 猫1頭)と。
日本での発症は防ぐことはできた。
犬の場合、70%以上が予防をしていれば防げるという風に言われているが…
犬の登録していて予防もしてるのは79%だが登録していない人もいるので実際の犬の飼養数だと39%しか予防接種は受けていないという事に。
密輸などもありますし、輸入の時の検疫検査時にはウィルスが発見しなくてもその後、ウィルスが顔を出す事も考えられます。
予防接種をしてない人の言い分としては…「なぜ、犬だけなんだ。室内犬だから大丈夫。お金が勿体無い。日本では発症してないから大丈夫。うちの子がなるわけない」という事でしょう。
船で運ばれてきた(紛れて乗ってきた動物)が狂犬病を持っていないとは言い切れない。
万が一、犬や他の哺乳類で感染したものがいたら社会パニックが起きるでしょう。
そうなったら今以上に、捨て犬・捨て猫が増えるでしょう。
フィリピン帰りの方が狂犬病になった時、同時期にフィリピンに行かれてた人(犬に接触ない人たち)が一斉に「自分も行ってたからワクチンを打ってくれ」と混乱が起きたそうです。
日本に暴露後ワクチン自体もどれだけストックがあるか…そんなに多くはないのではないでしょうかね。
犬を飼う場合には必ず、登録し、予防接種を受けないといけないのです。
これが一番の予防になるのであります。
これを守らなければ罰則もきちんとあるのであります。
このお勉強会の最後にアマミノクロウサギとカツオドリがノラネコに咥えられてる写真が登場しました…
山に人間が猫を捨てたのが原因です。
襲うのは猫でもそれを仕向けたのは結局は人間で完全に絶滅したら猫だけを責める事はできません。
猫も必死に生きる為に狩りをしてるわけで彼らにはアマミノクロウサギやカツオドリが絶滅危惧種だなんて知ってるわけではないですから。
間違った飼育をした結果でもあり、最後に『間違った愛護ほど怖いものはない』という事で〆になりました。
ペットを擬人化してる事が多い気がします。
犬の整形がその一つかもしれない。(かなり賛否はあるらしいが)
虐待の時に食用の豚さんのことが…
豚に限らず食用になる物はきちんと血抜きをしないといけない。
生きた状態で血抜きをしないといけないのです。
昔は棒で殴っていたそうだが痛みなどを軽減しないといけないという事(愛護法)で現在は…
頭に電気を通すことにより、脳の機能を止めるorガスなどが用いられてるそうだ。
これらで意識を失くす事により苦痛なく行えると…
保健所や愛護センターで処分は豚さんでガスが苦痛がないく有効だろうという事で採用になったらしいが…
果たしてホントに苦痛を与えていないのかと言うと疑問である。
最後までもがいてる子もいるし…
このお勉強会の後に懇親会も出たが…
私以外は犬or猫or犬猫飼いの人達でした。
講師の方はこの質問しかしなかったので犬猫以外を飼ってる人という質問をしなかったので多分、私だけがエキゾチックアニマルだったのだろうと。
勉強会は役には立った気がするが懇親会はたいして役には立たなかったなぁって感じで終了。
お勉強会で私なりの解釈した内容、この会では出てない話もチョロっと入ってますが…
こういう難しいお話はおネムに何度もなりかけ…でもがんばって聞いたのである。
こういう事を聞くことにより、ペットを飼う事に対して初心に帰ることも出来るしね。
最後に…
とあるペットショップ屋の店頭に…
封が開いてるうさぎのおやつ&サプリが売っていた。
多分、定価かな???
購入したことない商品だから定価がちとわかんないけど…
店頭でも結構、ニオイがしたので店内には入りませんでしたが…
どうなんでしょうか…封が開いてる商品が売られてるって…
中の封は切られていないっぽいけど。