もそ飼いです。
もそさんがいなくなって、
ケージを洗って干しています。
もそからのメッセージ。
「もそウサよ。
もそ、なんだかウサギが元々持ってるとかいう
寄生虫?みたいなのが、のーみその中に
来てしまったみたいウサ、んで、もそ飼いんとこから
宇宙へ行くことにしたウサよ。
病院の先生が、長くもった方です、って電話で
言ってたらしいウサ。
もそ頑張ったウサよ、えっへん。
もそは、もそ飼いが大好きだった犬の横で、
大好きなウサギの美食おやつを一袋分、
まるまるもらって、ゆっくり寝てるウサ。
もそ飼い、最後までもそをぎゅーってハグしてくれて、
涅槃で待ってろって言ってくれたウサ。
さあて、もそは、これからまちゃおと合流して、
またあの小生意気なネヅミと戦うウサよ。
ん?宇宙と涅槃は違うウサか?
もそ、うさぎ頭だからわかんないウサけども。
てことで、もそ、とりあえずもそ飼いんちから、ばいばいするウサ。
またいつか、会えるウサ!
その時まで、ばいばいウサー!」
もそさんは、一応病院へ電話をしたら、
丁度先生が出られたので、今朝息を引き取ったことを
告げて、状況を説明したら、
それは多分、エンセファリトゾーン症だと。
海外には有効な薬があるものの、国内ではまだ
認められてないので、ほとんどないそうですが、
その病院には薬があったそうです。
でも、病院へ行くとご飯を食べなくなるほど、
もそは病院が嫌いだったので、寝たきりになっても、
私はどうしても病院へ連れて行けませんでした。
そして、一日中何かを食べていて、あれほど嫌いだった
病院のご飯ですら全部食べて、どこか遠くを見ていて。
気が狂った状態としか思えなくて。
それでも、触れると気が付くのか、それとも痛みか。
もそは反応してくれて。
ゆうべ、夜中に悲鳴をあげて、もう駄目だろう、と思って。
朝になってもまだ息があったのですが、
何も食べていなくて。
そして、毎日恐ろしいほどの量のご飯を食べているのに
あばら骨が完全に見える状態でした。
もう頑張らなくていいから、と私は言って。
苦しいんだろ?もう十分頑張った、私は認めてる。
頑張ったから、もういい、ゆっくり休め、と声をかけて。
そして、もそは旅に出ました。
私はそのままにしておくのがいやなので、
仕事の前に実家へ連れて行って、大好きな犬の横に
埋めることにしました。
福山雅治の「FREEDOM」をずっと流して。
埋める前に、もう一度、ぎゅうっとハグしたら、
すっかり硬くなっていたけど、まだ暖かくて。
ありがとうありがとう、と何度も言って、泣きました。
大好きなおやつをいっぱい持たせて。
母親が、そのまま土をかぶせると冷たいから、と
大きな葉っぱをあちこちから集めてきてくれて。
帰り道は、平井堅の「キミはともだち」をずっと聴いて。
ありがとう、みなさん。
もそも、私も幸せでした。
写真が嫌いだったし、すっかりよぼよぼになってからは、
更新することもなく。
当分まだこのサイトは残しておきます。
本当にありがとう。
もそは、幸せものだねえ。
私たちは、あさって引っ越します。
引っ越しが大嫌いなもそさんは、それも
わかっていたのかもしれません。
みなさんが一緒に暮らしているウサギさんや、
その他の友達が、寿命を全うして、
苦しみもなく、もその所へ遊びに行けますように。
こんな、悲しい最後を味会わなくていいように。
また皆さんのところへお邪魔させてもらいますね。
元気で頑張ってるかなあ、って。
私ももそも、幸せでした。きっと。
でも、もうウサギは飼わない、なんて言いません。
またきっと白いウサギを選んで飼うと思います。
きっとまた、とんでもない奴に違いない、と思って。
皆さん、本当にありがとう。
悲しいお知らせで、ごめんなさいね。
でも、もそは一人ぼっちじゃないと思います。
皆さんも悲しいお別れをした友達がいると思うんです。
その友達と、きっと合流して、ウサギ語で
何か話てると思います。
おやつも一袋まるまる渡したので、
名刺代わりに渡してるかもしれません。
ありがとう。
本当に、ありがとう。