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PROFILE
     ★Lammtarra★♂

時々タテガミが消える、お坊ちゃま気質の小さな銀色ライオンうさ

   ★炎龍(ふぉーろん)★♀

体と耳の大きさ、性格のよさは一番!日本白色種のワケありうさ

     ****Lin****

    兎道修験行者
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Jul 30, 2007
バージョンアップ版?
つい先ほどまで、激しい胃の痛みでうんうん唸りながら伏せっていました。
胃潰瘍は治ったはずだし、いや胃潰瘍の時だってれほど激しく痛むことはなかった、
もしや…と思い当たったのが、
今日ウサギ達のために摘んできたツユクサ。
ためしに少し食べてみたら、全くクセのない味で、人間でも生食でいけそうな味だった。

…ツユクサに毒性があるなんて聞いた事ないし。
でもハイジも炎龍もラムちゃまも口をつけてない…!

あわててネットで検索してみたら―
下痢やむくみに効用はあるものの、食べて害になるなんてこと一つも出ていないじゃないか。

…ということは―
夕食に超からいダイコンを薄切り・浅漬けにしてバリバリ食べたんだけど、
もしや、それか…
まだ胃壁がビリビリしてる感じです…あぁ、死ぬかと思った…

あんたたち。
そのツユクサ、ちゃんとお食べっ!


    野生のレースフラワーもたくさん摘んできた。
    うちのカルシウムコーナー(うさ達のお骨がずらり並んでる棚)に飾ります。


さて、相変わらずサークルからはまったく出ようとしない、炎龍。
少しずつでも広い空間に慣れてもらおうと(冬までにはここを取っ払いたい)、
それに、狭いサークルの中では距離が保てなくてうまく写真も撮れない…と、
それならと、サークルを取っ払って寝室の部屋を単純に炎龍専用スペースと、
人間専用スペースにちょうど半分に仕切った。
その仕切りの柵も低くして。(どうせ、絶対に飛び越えないんだもん)


    約4帖くらいになった、炎龍のスペース。
    急に広くなって怖気づいていたのを、半日かけてようやく慣らすのに成功。

そしたら…
広くなったのに慣れたら、さらにオダチ走りに拍車がかかり、
さらにさらに迫力と勢いが増して、
飼い主の私が吹っ飛ばされる危険がさらに増しただけでした…


     「母さんっ、母さんっ、母゛さ゛ん゛っ!」
     …はいはい、ゆっくりでいいから…



     「それそれそーーーーれっ!」
     …危ないってば。きゃーーーーーっ



     「へっへっへっへっ…あたす、疲れた〜」
     そりゃ疲れるでしょうよ…母さんも怖かった…

炎龍に会ったことのある人は、
炎龍はにこがバージョンアップして生まれ変わってきたのではないか、としきりに言います。

…にこのバージョンアップって―
ま、にこもたしかに元気な時はスゴイものがあったっけ…
Jul 29, 2007
ありがとう、大丈夫です
テポの初七日が過ぎました。

テポの他界に際しては、たくさんの暖かいコメント、お花や弔電をいただき、
本当にありがとうございました。
きっと…テポのためと、そしてテポを失った私を心配してくれてのお心遣いと感謝しています。

考えてみると、
HPを立ち上げた時からずっとテポは看板娘で、
そしてそれから今までの間にも新しい家族を迎え、見送り―と繰り返してきた中でも、
テポだけは不動の存在のはずでした。

これまでの私自身のうさ飼いライフの中でも、あえて時期を分けて振りかえると、
第1期が故あちゃに終始した6年間で、
第2期はテポに象徴される7年間でした。

本当に…あちゃとテポ、
この2兎にはとことん鍛えられました…
これほど思い悩み、心配させられ、気を遣い、愛しく大事に思ったウサギはなかった…
この2兎に限って言えば、ペットが“癒し”だなんて冗談じゃない、というところが正直な思いです。
もし、あちゃが「兎道入門」の師匠だったのなら、
テポは「免許皆伝」ぐらいはくれた師匠だったのでしょうか。


     小さなシュガーポットに入っちゃった、テポ。
     今もたくさんのお花に囲まれています。
     にこの時も思いましたが…私が死んでもこんなにお花はもらえない(笑)


その“免許皆伝”の証なのか、
テポの最期は、私としてはかなり誉められると思うほど自制的に振るまい、
最後まで彼女には「負けるな」と励ましつづけ、
最後まで取り乱さずに看取ることができました。
これまで7羽のウサギを見送る時には決してそうできなかったのに、
やっと―8羽目に至って、自分でも納得できる看取りができたような気がします。

だから、テポが息を引き取った後、荼毘に伏した時は、
11年前に父が亡くなった時と匹敵するぐらい号泣しました。

泣いて泣いて、なんだか空っぽになった気分。。。

それでも―私は大丈夫です。全然。
悲しさも切なさも抱えたままではあるけれど、
テポがいなくなって(予想通り)、すっかりしょげてしまって、
ゴハンも食べてくれなくなったラムちゃま、
相変わらず「あたちのごぱーーーーん!」とぎゃん鳴きするハイジ、
名前を呼ばれるだけで、うほっと頭を振りまわして飛びついてくる陽気な炎龍が、
それぞれの個性で私をじっとなんかさせてくれません。


     元気出してよ、ラムちゃま。
     キミには図体のでかいピチピチギャルがいるじゃないか…

今はとにかく、ちゃま坊が元気になってくれるよう、
それにはやはり私がまだまだ自制心を失わず、
彼の前では明るくいつも通りにしている事が大事だと思うので、
ますますしっかりしなきゃならないですね。

それに、大食漢女子組(ハイジと炎龍)のため、
さっそく野草摘みも再開しています。

炎龍…本当に兎神様とにこが遣わしてくれたウサギでしたね。
明るく陽気な彼女がいてくれなかったら、
とても耐えられなかったと思うから。


     「ぷふふっ!あたす、母さんと一緒が好きだす〜」
     相変わらずスキを見てはくっついてくる炎龍。

それにしても、今までは全てテポが中心の生活だったので、
テポ不在が当たり前の感覚になるにはしばらく時間がかかりそうです。

それと…ニンゲンて割と単純。いや、私があまりにお馬鹿なのか。
テポといつもセットで見ていたラムちゃまがいつも1兎でいる姿を見ると、
その体のサイズからの無意識の連想だとは思うのですが、
ついついラムちゃまを「野茂ちゃん」と呼びかけてしまうんですから―
はぁ〜・・・4年以上も前に亡くなった子の名前がこうも頻繁に出てくるなんて。

8兎も見送っている私には、もう頭の中が整理しきれなくなっているんですね(笑)


     体は大きいのに、相変わらずやる事がお子ちゃま。
     今もコテッ寝のまま、完全に目を閉じて熟睡してしまう。
     こんなに豪快な面があるくせに、いまだにサークル外には出られないのよ〜
Jul 22, 2007
おやすみ、テポ
午後8時24分。
とうとう、私のかわいい、最愛のテポは逝ってしまいました。
昨日から長く長く苦しい時間が続きましたが、
最後までテポは諦めず、へこたれませんでした。
テポらしい最期を、私とラムちゃまとハイジとで見送りました。

昨日からずっとたくさんおしゃべりして、
たくさんたくさんたくさんたくさん、撫でました。

放心しています。
仕事の都合もあるので、明日、荼毘に付すことにしましたが、
明日からもう私を見る大きな濃いブルーの瞳は永遠に失われるのかと思うと、
まるで何かの冗談のよう。

テポには、私の胸の中で息を引き取るとき
「ねんねしよう、お休み」と言ったせいで、
本当にまだ、機嫌よく眠っているだけのような気がします。

でも、きっと今は永遠に続く夢の中で、
さっそく最愛のにこと仲良く連れ立って天国に駆け上っている事だろうと思います。

これまでテポを心配し、テポと私を励まし、
テポの回復を祈ってくださった皆さんにお礼を申し上げます。

ありがとうございました。

Jul 21, 2007
してあげられること
夕べからテポの状態が悪化。
ほとんど常に、鼻の穴を大きく開閉するようになり、肩を揺らせるような呼吸をしている。
ここ数日落ちついていたので、このままあと数ヶ月、もしかしたら1年…なんて
調子のいい期待を持ちかけていたけれど―
やはりそんな甘い状態ではないのは、私とテポ自身が一番知っていること…

薬を飲ませるのも危険になってきた。
薬を飲ませる時はできるだけストレスにならないよう気をつけていても、
テポにとってはやはりイヤな事だから、
薬を飲ませた後はどうしてもさらにひどい呼吸になり、
今にも最期の発作が起こりそうな状態にまでなってしまう。

今になって思い出したけれど、
最期の苦しみのとき、故あちゃは最後に私が薬を飲ませようとした時に嫌がって、
どっと倒れこんでしまったのだった…
もう、投薬も止めるべきなのかもしれない。。。

それでも、今日は来てくれたりえちゃんに嬉しそうな顔をしていたし、
ペレット以外の野菜やオヤツ程度ならまだ頑張って食べている。
今日日中までは時々廊下を走って炎龍を見にいったりもしていたけど、
今は普段行かない場所でじっとして必死に呼吸している。

私は傍で見守って、撫でてあげるだけ。
でも―どう考えても、これがテポにしてあげられる最善の事だと思う…


    がんばれ、テポ。
    テポはおかあちゃまの一番の宝物。
    一番のかわいこちゃん。
    これまで2人で野茂さんの死やにこの死を見送って支えあってきた。
    おかあちゃまはまだまだおまえの支えが必要です。
Jul 19, 2007
落ちついた日々
この3日間のテポはさほど不安な様子は感じられなかった。
下向きになって両目が突出することを除けば、
呼吸の様子は―多分テポの病気を知らない人なら気付かないぐらいまで落ちついた。
なんとか…病院に行く前までの状態に回復できたか、
利尿剤と気道拡張剤が予想以上に効果があったのかもしれない。
そして、きっとテポを心配してくれる皆さんの祈りが通じたのだと思います。
ありがとう!


     表情もずいぶんスッキリしました。
     「でも、相変わらずボウズがうっとおしい…」

今日はもちろんテポは連れ出さず、薬だけもらいに病院に行って来た。
診察中の主治医がわざわざ出てきて、テポのその後の様子を聞いて来た。
通院の後しばらく辛そうだったが、ここ数日は落ち着いた状態で機嫌もいいことを伝えると、
あのレントゲンやエコーの画像では、素人の私でもいつ絶命しても仕方ないと思われたから、
テポが元気にしていることに少し驚いていた様子。
そして抗がん剤については、内服できて、ウサギにも使用できるもの―という範囲となると、
結果的には消極的ではあるけれど漢方薬などに限られてくると説明された。
他にも全くないわけではないけれど、
ウサギの臨床報告がほとんどなく、
副作用として食欲不振や下痢などが起こる懸念もある薬剤になってしまい―
それなら、全く検討の余地なし。却下。

今、「うちの農場」で採ってきたクマザサと、メシマコブ・アガリクスの煎じ液で
グチャマンマを作っているので、それで精一杯だと思う。
ストレスが最大の悪因となると思うから、
結果としてテポが辛く思うような方法は一切拒否すると決めているので、
あとは現在の利尿剤と気道拡張剤を続けるしかないね。。。


     病院からの帰り道、野生のレースフラワーを摘んでくる。
     この花が道端にいっぱいに咲くようになると、
     北海道もいよいよ真夏。
     でも連日20℃程度の“肌寒い”毎日。
     私にとってはありがたいです。
     
それでも、水戸泉のように、全く問題なく感じていても
明日には突然限界に達してしまうかもしれない。
でも、それがいつなのかを気にしてばかりいても、テポも不安に感じると思うから、
やっぱり、できるだけこれまで通りの生活、
明るく楽しげに接して、思う存分甘えさせてあげようと思っています。


     お互いにこのぬくもりを忘れないでいてね…

今では、私がロング座布団をテポの横に敷くと、
「はいはい」てなノリで、嬉しそうに私の枕にぴったり寄り添って座りなおす、テポ。
夜中、もう撫でていないのに、耳元で「キュルキュル…」と歯を鳴らす音に目が覚め、
「何が気持ちいいんだろう」といぶかしく思いながら手を延ばして改めて撫でてあげると、
さらに気持ち良さげに「キュルキュルキュル…」
どうやら、「気持ちいい」ことを表現する歯を鳴らすことで、
私に「撫でて」と要求しているらしい…賢いヤツ。


     体も手足も耳も全部!短いラムちゃま。
     キミのお手入れの様子を見ているとイライラしてくるよ〜
     「ほっといてくだちゃい」

それにしても…
8年前、水戸泉が胸腺ガンで亡くなった時は、
ウサギに胸腺ガンは稀である事を聞いていたし、
あと胸部に起こりやすいガンとしては、メスウサギの子宮ガンから転移した肺ガンと聞いていたので、
何年も前に子宮・卵巣も摘出していたテポが、
まさか胸部のガンに侵されるとは予想外でした。

子供の頃から発熱・低体温の発作を繰り返す事から、
きっとこの子はパスツレラなどの感染症が命取りになるのではないかと心配していた。

どの子も「予想通り」に一生を終えたためしはないけれど…
でも、もし8年前の水戸泉の死の体験がなかったら、
きっと私はまだ気付いていなかったような気がする。

ありがとう、ミット。
ここ最近、おまえのかわいいコソドロ顔が鮮やかに目に浮かびます。
あれほど自分を責め、辛いと思った経験はなかったけれど、
きっとおまえは私がまた同じ思いを繰り返さないよう、助けてくれたんだね…


     最近わかった事。
     炎龍は寝起きが悪い。日中はヘタにちょっかいを出すと、
     「ぶっ!」と怒られちゃいます。。。


     「うんまぁ〜新入りのくせにナマイキぢゃなーい?
      あたちなんか、うとうとしながらミミクソ取ってもらってるわよ〜」
      はぁちゃんの場合は…その、、、えっと。。。
Jul 16, 2007
甘ちゃん三昧

(アクセス障害で遅くなりましたが)今日の大きな地震で被害に遭われた方々に、
まずはお見舞い申し上げます。
タリバンの母ちゃん、大丈夫?うららは?

【コメントを寄せてくださった皆さんへ】
優しい、思いやりにあふれるお言葉に感謝しています。
こんなにたくさんの皆さんにご心配いただいて、申し訳なく思うと同時に
とてもありがたく心強く思っています。
いずれ改めてレスしたいと思っていますので、しばらくはお見逃しくださいませっ

             **************************
体調が悪いことに加え、利尿剤を入れているせいもあって、テポのズルチッコは絶好調。
好きな場所でチョ〜とやっています。

でも、今さら叱りたくないし、
「おトイレ」と声をかけることで、あわててトイレに走られるのも怖いので、好きにさせている。
しかも、しばらく禁止していた金時イモまでもらえちゃう。

そんなこともあって、テポもこの際、私には徹底的に甘えてやれ、と心を決めたようで、
逆らわず撫でられさすられ、うっとりしている。
今、テポにしてあげられる大切なことは、どれほど私がテポを愛して大事に思っているか、
それを実感してもらうことだと思っている。


      「うふふ。あたちが一番かわいいって本当?」
      苦しげな息遣いではあっても、まだチアノーゼは出ていない。
      でも、常に耳や鼻先がひんやりしている…

いつもテポが横になる場所に枕を置いてあげた。
べったり胸を床につけて寝るより、前肢を枕に載せて体を預けた方が呼吸はラクになるはず。
そのうち、きっと苦しくてスフィンクス座りはできなくなるはずだから活用してほしいけれど…
その内気がついてくれればいいんだけどな。。。



     幸い、食欲はまだある。
     クマザサを混ぜたグチャマンマは絶対私に食べさせてもらうと決めているようで、
     お皿に盛っただけでは口もつけないという変な癖をつけてしまった。

夕べもテポとおでこをくっつけあって撫でながら寝ていて―
ふと自分の頭の方を見ると―
ラムちゃまがしょんぼり哀愁いっぱいの丸い背中を向けて、すぐ近くにちょこんと座っていた。
ありゃりゃりゃ〜…とそーっと手を伸ばしてラムちゃまを撫でてあげたら、
固くなっていた背中の力が揺るっと柔らかくなった。
ごめんね、ちゃま坊。
ちゃま坊を忘れているわけじゃないよ。。。

炎龍も少し食べる勢いと量が落ち気味。
私が炎龍の様子を見に行くと、あわてて、でも私の様子をちらちらうかがいながら食べだし、
私が部屋を出ていこうとすると、必死に後を追ってくる。
なんでもっと一緒にいてくれないのか、と訴えている。
ごめんね、炎龍。

体が2つ、いや3つほしい。
1つはテポ専用、
2つ目はちゃま、ハイジ、炎龍用。
そして3つ目は…ひたすら働かせる(笑)

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「うちの農場」に行く途中、つるバラが街路樹に巻きついて
空高く咲き誇っています。
Jul 15, 2007
二人だけの時間
いつも通りにテポは生活しています。
ただ、1日の中でも息遣いがかなり苦しげになっている時と、
ほとんど異常も感じられないくらいラクそうに見える時と、かなりばらつきがある。
当然ゴハンを食べたり走ったりした後は苦しげな呼吸になるわけで…
「ダイエットさせた方が」なんてとんでもない。
今でも少しばかり量が落ちてきているのに、
いずれ苦しくてゴハンも食べられなくなってしまうにちがいないから、
食べられる今のうちにしっかり体力をつけておかなきゃ。

テポ自身、呼吸がラクそうな時は機嫌もいい。
機嫌と調子がよくなると、さっそく炎龍を見にいってる。
いつも幸せな気分でいてほしいな…


     表情も今日は悪くない。
     ただこうして胸をべったり床に伏せると辛そう。

夕べからテポと一緒に寝ている。
何度か目が醒めて確認すると、やはり一晩の中でもすごく苦しげでほとんど倒れこんでいるような時と、
機嫌いい表情でラクそうにしている時とまちまちだった。
きっとラムちゃまがうるさくして眠れないだろうと思っていたら、なぜか全然邪魔しなかった。
ハイジも、なぜか昨日は私が帰宅してもぎゃん鳴きもせず、ゴハンが出てくるのをおとなしく待っていた。

不思議なもので…
私の心の内があっという間にみんなに伝わる。
今どんな状況で、自分達は何ができるか、みんなちゃんと判っているとしか思えない。
にこの時もそう感じた。
動物のこういう能力は絶対に人間以上だといつも驚かされる…



      今もラム坊が甘えて擦り寄ると、ペロペロしてあげるテポ。
      ま…今のうちたくさんかわいがってもらいなさいね…


テポと一緒に寝るのは…本当に久しぶり。
にこやラムちゃまも一緒だと、みんなおもしろがって一晩中大騒ぎするばかりなので、
テポが一人っ子だった4年前以降はほとんど一緒に寝ていなかった。

テポは―
正面切って甘えたり、ベタベタされるのが苦手なタイプ。
私があんまりしつこくしても、怒って拒否されてしまう。

けれど…一緒に寝ているときだけ―
テポは私の顔にお尻をぴったりと押しつけて、
その鼻先を撫でる私の手に顔を摺り寄せ、きゅるきゅる…と気持ちよさげに歯を鳴らす。
時々は私の指をなめたりもする。

こうして私が半無意識状態でなら、テポは素直に甘える。
彼女の性格上、こういう時じゃないと素直になれないのは今も昔も変わらない。
夕べもおんなじだった。


綿菓子のようにふわふわに柔らかい鼻先―
満足げにきゅるきゅると聞こえてくる音…
あぁ、私たち二人だけの時間だね。本当に久しぶりだね。
思い出した?昔二人っきりだった時は毎晩こうして一緒に寝ていたよね。
満ち足りた時間だね、
これが永遠に続くといいね…とお互いに微笑みあった。


     さて、炎龍だけはぶっちぎり陽気です。
     この子の明るさに救われています。
     「さ〜て、母さんの膝の上に飛び乗ろうかすら〜」
     思わず身構える私。
Jul 14, 2007
残された時間
それでも…昨日までの私はまだまだのんきでした。
残された時間はまだ余裕があるはず…と思っていた。

けれど…昨日の通院、レントゲンがよほどテポの負担となったらしく、
あれから一気に呼吸の状態や様子が悪化してしまった。
今日帰ってきたら、すでにぐったりして、私と目を合わそうともしなかった。
肩で大きく息をしている―

もう忘れていたけど、
友だちのウサギが子宮ガンが肺に転移していた状態でレントゲンを撮っている最中に
突然息絶えたということもあった。
昨日テポだって同じ危険があったはずだ…

急いで利尿剤と気道拡張剤の薬を飲ませ、
ニューキノロンを飲ませてしばらくしたら、それでも大分落ちついてはきた。
気道拡張剤が状態を緩和してくれることは昨日から実感している。
けれど、仕事のある日は急いで帰ってきても、朝に飲ませてから15時間が経過している。
朝と夜の2回の投薬だから、どうしても3時間全く効果が切れてしう時間が怖い…

故・水戸泉は突然上を向いて口も鼻の穴も大きく開けてぜいぜいした。
テポの場合もきっと、緩やかに、ではなく、
こういう状態の後に最後の苦しみが一気にやってくるのかもしれない。

とすると―もしかしたら本当にあとわずかなのか―
いや、せめて満7歳の誕生日までは頑張ってほしい…


     少しラクそうになると、さっそく炎龍の部屋の前に走っていった。
     テポ、おまえは炎龍に何を伝えたいの?

あぁ、こんなことなら病院にもつれていかなきゃよかった。
8年前の水戸泉の死の時と同じく、それまで全く異変に気がつかず、
死のあとに「なぜ気付かなかったのか」と自分を責めるがよっぽどマシだったかもしれない。

ごめんね、テポ。


    昨日からゆっくり遊んであげられる時間がなくなって、
    炎龍も心なしか寂しそう…
    ごめんね。


    さあ、いよいよキミに大きく頼らなくてはならない時がきました。
    マミーがいない間、テポを見守ってあげててね。
    本当に―ちゃま坊がいてくれてよかった…

今晩からテポと一緒に寝ます。
Jul 13, 2007
テポの病気
まったく…自分の観察と判断がこうも的確なのを逆に呪いたくなる日となった。
無理もない。
10年以上、一緒に暮らしてきたウサギ達の様々な病気と向き合ってきたんだもの、
自分をごまかすことはできない。

今日テポを診てもらった。
長い付き合いの主治医なので、単刀直入に「呼吸の様子がおかしい。
心臓か肺に問題があると思う」と言い、
触診などもそこそこにすぐに胸部レントゲンを撮ってもらった。

写真は―肺がほとんど全面真っ白になっていて、心臓が異常に肥大している状態で、
そのせいで気道が背中側に圧迫されている状態だった…
すぐにエコーでさらに詳細を確認すると―

肺を白くさせているのは、そのすぐ上部に大きな腫瘍があって、
それが肺を押しつぶし、わずかばかりを残して圧迫性無気肺になっているためで、
心臓は、心臓そのものが肥大しているのではなく、
心臓表面の皮下に水か血液が溜まっている心膿瘍になっているために
全体が大きく映ったという事がわかった。
これも多分、周囲に巣食っている腫瘍の転移などの影響らしい。
(耳で聞いただけの診断内容なので字や言葉は正確ではないと思う)

予期していた通り、これがどういう段階であれ、
部位からしてもウサギの胸部手術はあまりにリスクが高いし、
ましてや呼吸に問題があるのに麻酔はできないとのこと。

心臓の嚢胞の中身だけでも吸い取ることができればかなりラクになるけれど、
犬猫ならその嚢胞の幅が5mmあればなんとか針を刺せるけれど、
テポの場合は3mmもなく、これもやはり非常に危険だし、麻酔を使うリスクは同じこと。

あとは、少しでも嚢胞の水分を排出できるよう、利尿剤を使うこと、
気道を少しでも確保するよう気道拡張剤を使うこと、
そしてウサギにも使える抗がん剤を探すこと―

予期していた以上の状態を知って動揺しながらも、
診断そのものは予期していた通りのことだったので、
その内科的療法をまず開始することに同意した。

スポーツ用家庭用のエアーチャージャーなどは効果があるか、
ダイエットさせた方が少しは楽になるか、など
今後の生活についても色々聞いたけれど、
いずれもほとんど意味がないことを遠回しに説明されたのち、
「今すぐ入院させて酸素室に入れたからといって、それがテポちゃんにとっていいこととは思えない。
一度いれたら二度と出られないのだし。
できるだけ、いつも通りに生活させてあげましょうよ」と言われた・・・

呼吸に問題があるので、いつものように抱っこしてではなくキャリーに入れていたのだけど、
やっぱりそれでは不安がってキャリーの中で興奮するので、
かといって胸を圧迫させる抱っこもしたくなく、
キャリーごと胸に抱えて帰ってきた。

・・・・・・7月も半ばというのに、天気はいいのにひんやりとした風が吹く日。
頑張って泣かずに、テポにはいつものように「注射されなくてよかったねぇ」と言いながら歩いた。

レントゲンを撮って現像を待つ間、
そして帰宅してしばらくは、これまで見た事がないほど苦しげな呼吸になって、
初めて鼻の穴を大きく開けたり閉めたりして、脇腹をへこませるテポの様子を見て、
通院自体もうできない、きっと今日が限界だったんだなと確信した。
ストレスや興奮で悪化させるのは間違いないと思った。
帰宅してから主治医に電話して、テポがこれまでにないひどい呼吸になっているから、
今後、通院はできるだけ避けて、内服中心で行くようにしたいと話したら、
主治医もそれが一番安全だと思うので、内服できる抗がん剤を検討してくれるという話になった。


      帰宅してしばらく、炎龍の部屋の前でへたばったままのテポ。
      そこで炎龍をどんな気持ちで見ているのだろう。。。
      何かを必死に伝えようとしている?


なぜ私がテポの病気を確信したかというと―

実を言うとほんの2、3日前までは「気のせい」と思われるほどの小さな異変だった。
走ったり、私と遊んだ直後、妙に呼吸が早くて肩で息をしている様子に思われた。
けれど、しばらくじっとしていると、ラムちゃまや炎龍の呼吸と何ら変わる事もなく、
太っている事と、体力が落ちてきたことで息切れするんだと思っていた。

が、3日前ほど、テポが下を向いて毛繕いしているとき―
両目が飛び出し気味になっていることに気がついた。
それと同時に、ただじっと横になっていても、肩で息をしていることに気がついた。

思い当たる、というより、決して忘れられない、1999年の故・水戸泉の死。
あの子は当日の朝、突然呼吸困難の様相を示し、
急いで病院に向かう途中のキャリーの中で息絶えた。
ただでさえ呼吸できない状態だったところに、
病院に行くことのストレスで一気に心臓が止まったらしい。

その後病院で剖検してもらったら、胸部に巨大な胸腺ガンが巣食っていて、
それが肺を押しつぶしていたことがわかった。

死の当日まで全く気がつかなかったことで自分を責めたけれど、
早くに気が付いていたとしても手が出せない部位であることも同じで、
そして当時はまだまだウサギに対する観察が甘かったから、
現在のテポ程度の呼吸だったとしても気がつかなかったのは当然かもしれない。

けれど、唯一思い当たるのが―死の数ヶ月前から、
水戸泉も下を向くと両目が突出していたこと。
多分、下を向くことでさらに臓器や気管が圧迫され、それで両目が突出するのだと思う。

呼吸自体はパスツレラからの肺炎で亡くなった故・野茂さんほどの異常ではなかったけれど、
それにしても普通とはやはり少し違う呼吸の様子、
そして何より、下を向くと両目が突出する―この状態で水戸泉と同様の病気だと確信した。

だから、どんな診断になるのかは初めから覚悟していたし、
その結果私がどんな対応をすべきかも気持ちは決まっていた。
でも…これほど末期的な状態にまでなっているとは、そこまでは予期していなかった…

初めてテポの呼吸の具合に不審なものを感じたのは5月半ばの頃。
それから注意してみていたけれど、その後すぐに異常は感じられなくなり、
6月半ばになってから走ったり興奮した後の息切れ状態が気になるようになり、
6月下旬にはもしや…といういやな予感がして、
そして普通に休んでいても肩で息をしている状態が2、3日前―と考えると、、、
この種の腫瘍は進行が早いと説明されたけれど、
主治医ははっきり言わなかったものの、
この現在の状態では余命幾ばくもない、ということなんだろうと思う…
9月1日の満7歳の誕生日を迎えるのも難しいんだろうな。。。


    今は落ちついて、病院に行く前までに近い状態に戻った。
    何も心配しなくていいからね。
    おかあちゃまも他の家族もいつも一緒なんだから。

テポが落ちついてから薬局で「気休め」の濃縮酸素を買ったり、
これから暑くなって負担がかからないようアイスノンを買ったりしながら、
これからヘタに走らないようテポをケージ住まいにしようか、など色々考えたけれど―

私自身なら何を望むだろうと考えた末―

やはり、これまでと同じ生活を続けさせることにした。
いつもラムちゃまが傍にぴったり寄り添っていて、
何事か話しかけたい炎龍の部屋の前に好きな時に行く。

走ると心臓や肺に負担がかかるけれど、いずれテポも学習するだろうし、
次第にいやでもその力もなくなっていく…

そして、私もいつも通り接する。
できるだけテポがいやがったり怒ったり興奮したりしないよう気をつけるだけで、
あとはできるだけいつも通りに接する。

頭のいい子だから隠す事はできないし、すでに彼女自身わかっていると思うけれど、
お互いにありのままを受け入れていこうと思う。

つくづく―炎龍はやはり運命の子、にこが遣わし、テポを安心させる運命の子だったみたい。

それにしても―にこの死後すぐから始まった異常な換毛の原因もそもそもはここにあったし、
ということは―やはりにこの死はテポにとってまさに命を削られるほどのストレスで、
結局―私はその痛みから彼女を守ってあげられなかったということなんだ。。。

これからの1日1日が、私とテポにとって素晴らしい日々となりますように。
そして、どうかテポが苦しまないで一生を終えることができますように―
「治りますように」とはもはや祈れない現実が呪わしいです。
Jul 12, 2007
みんな、元気に―
今日は色々と感慨深い日。

まず1つは…今日はハイジの満2歳の誕生日。
実際にお迎えしたのは9月半ばのことでしたが、
店員さんに「生後2月半くらい」と聞いたので。

今ではLin家最強のキャラ。
一番発言力がある。
この約2年の間、病気知らずで元気に食べまくり汚しまくり、鳴きまくりました。


    おかあちゃんはあなたが世界一美人でかわいいモルだと知っています。
    はぁちゃんはいつも真剣なのに、ついつい笑ってしまってゴメンね。

うちに来て1年を過ぎても、近づくとウッドハウスの中に逃げこんだりして、
やっぱりウサギと違ってあまりなついてくれないんだなぁ…としょげたこともあったけど、
今ではウッドハウスに逃げこむどころか、
当然のような顔でメクソ・ハナクソ・ミミクソを平然と取らせるまでに。
それというのも、最近は私もハイジとは“モル語”で話せるようになったから。
口ケンカの時もお互いにモル語でぎゃんぎゃん言い合います。

でも、にこが亡くなった時は一時ハイジまでしょんぼりしてしまって、それが本当に辛かった…

これからも元気に、そのぎゃん鳴きでカツを入れてね。


そして…
これはまだ診察を受けたわけではないので確定的なことではないのだけれど、
まず間違いないと思うので公表すると…
テポがかなり深刻な病気に冒されているようです。

この1ヶ月間ほどずっと様子を見てきたのだけど、
どうも…心臓に問題があるみたい。もしかしたら肺か。
食欲もあるし発熱・低体温の発作を起こすわけでもないので思い過ごしかもしれないと、
祈るような気持ちで観察し続けていたけれど、これは多分間違いなさそう、と確信しました。

明日にでも病院で診察してもらう予定だけれど、
多分、状態を確認するしかすることはなさそう。
ただ、もしかしたら私が思う病気以外の問題が見つかるかもしれないし、
それはもしかしたら治療法があるかもしれないし。


    テポ自身にも自覚はあるようです。
    がんばれ、テポ。おかあちゃまのために頑張ってよ…

あと1ヶ月半でテポの満7歳の誕生日。
それまでに諦めず、なんとかテポが病気と折り合いつけながら
快適に長生きできる方法はないか、どんなことでもしようと思っています。
テポにはあと3年は生きてもらわなきゃ。


そして…
本日、炎龍は正式にうちの子となりました。
里親探しをしていた方の承諾もいただき、
また、ウサギ特有の病原菌に対する免疫力が心配だったので一応の猶予をもらっていたのですが、
本当のところ、どんな子でも一度一緒に暮らしてしまうと返すなんてことはできるワケがない、と
最初からわかっていたんです。
それに、パスツレラ等に感染したとわかってからなら、なおのことそんな状態では返せない。
わかっていて引き取った者の責任としても、必死に治してあげるしかないと覚悟しています。

ただ、病気らしいテポが新参者に対して体調をさらに壊すような反応をするようなら、
テポを最優先に考えなきゃならないと思っていたけれど、
幸いテポは炎龍に対して全く悪い感情をもっていないとわかったし。


      私の足を飛び越える瞬間。
      この場合の前肢ってどうなってる〜?

テポの重大な病気を確信した日に、
炎龍が正式にうちの子と決まり、なんだか少しばかり運命的なものを感じます。

炎龍。
おまえはうちに来てよかったと思ってる?
母さんはおまえと出会えたことに感謝しています。

みんな、とにかく元気に笑って暮らそうね。


     ひっつき虫・炎龍。
     お尻を汚してないかしっぽをぐいと持ち上げても、
     ひっついて横になっている炎龍のお腹の下に手を入れてぐりぐりまさぐっても、
     全く気にしないのよ〜いいの?そんなにやられ放題で。


     今夜の夕食のおかずの野草。オーチャード、タンポポ、オオバコ、イチゴ葉。
     もちろん、これにどんぶり1杯のペレットと牧草。
     明日の朝もさらに多めの量をお召し上がりになります。
     いいんです。私はその報奨として巨大●をニヤニヤして拾えますから…
Jul 11, 2007
兎の臭い
私はこれまで、ウサギの排泄物の“臭い”については、
犬や猫など他の愛玩動物などと比べても特別キツイ方ではない、と感じてきた。
ま、トイレの掃除を怠ると、やがて厩舎と同じ臭いになるあたり、
草食動物の腸内細菌は共通のものがあるのかな…程度。

けれど、炎龍の●とチッコは―フェロモン系の分泌物が常に混じっているような、
かなり強烈な臭いを漂わせていた。
体が大きく●のサイズも特大だと臭いも倍増するのか、と、正直びっくりしていた。

が。
最近になって炎龍の●とチッコ、かなり臭わなくなった。

原因は明白。
うちに来て徐々にそれまでの実験ウサギ用飼料から市販のペレットに移行し、
今は完全に市販ペレットだけ食べるようになったから。

つまり、市販ペレットは100%排泄物の臭いを抑える成分が入っている。
多分、これまで与えられてきた専用ペレットにはその成分が入っていなかったのでは…

これまで、ウサギのチッコ・●なんてたいして臭くない、と思っていたけど、
実は本来の臭いがどの程度のものか、私は知らなかっただけらしい。
市販ペレットの「臭いを抑える成分」て、意外と効果があったのね…


      「誰でちか。ボクちゃまを“狛犬”と言った人は」
      …狛犬とは思わないけど、炎龍を見慣れるとウサギにも見えない…
Jul 09, 2007
体育会系なLin家
多分…私が傍にいるからよけいにおだっちゃうんだろうと、
夕べ初めて炎龍の傍から離れて寝た。

どうだったかって?・・・・・わかんない。2週間ぶりに爆睡したから…
でも8時、朝ゴハンを要求するハイジのぎゃん鳴きと、
寝室からの炎龍の大騒ぎの音で目を覚ます・・・
見ると、そんな大騒ぎの炎龍をなだめるつもりなのか呆れているのか、
フェンス前でテポラムが茫然と彼女を見ていた。


     1日の多くの時間をこうして炎龍のいる部屋の前でじっと過ごしている、ちゃま坊。
     見張ってるの?守ってあげてるつもり?
     内気な坊ちゃまの心の内が今一つ読めません…

あぁ、体中がなんだか痒い。
今日も必死に野草採取したので、虫にさされたり草にかぶれたり。
採った野草は一度洗剤で洗うので、すすいで仕分けして、今日も膨大な時間を費やした。

しかも、、、足腰が筋肉痛。
1日何度も炎龍の部屋に行くたび、フェンスをまたいだり、
炎龍と遊ぶのに変な姿勢で寝転がったり、重い炎龍を抱き上げたりするから…
その上、野草を摘んでくるたびキッチンで何時間も立ちっぱなしだものね。

炎龍が来てから、私はえらく体育会系な毎日。


    炎龍の豪快なコテッ寝。


    とても満足なんだそうです…「ぷぷっ…」
    まだお子ちゃまのせいなのか、まだ完全に目を閉じて寝てしまうことがある。
Jul 08, 2007
不機嫌なヤツら…
炎龍がうちに来て2週間。
まーま、イタズラ盛りです。
女の子ウサだから覚悟はしていたものの…紙系や布系への噛みグセが激しく、色々心配も出てきた。

最近はそれでも「ダメ」という言葉を覚え、私が叱ると一旦はやめるものの・・・
叱られたことなんてまーったく気にならない性格らしく、ものの10秒で再開。
命に関わる悪癖だからねぇ、なんとかしなくちゃ。

とは言うものの…炎龍、いまだに開放しているサークルの外には出られないまま。
私が傍にいると、おそるおそる3、4歩は出てみるものの―
そこまでが限界で、身震いしながら大急ぎで戻ってしまう。

大きな体のくせに、心臓はノミサイズらしい・・・


    びゅんびゅんはしゃいで走りまわる炎龍。
    しかし、サークルの中限定。
    「きゃはははははははははははははっ」迫力満点。
    

抱っこだけは大嫌いな炎龍。
膝の上にまでは乗って来るけれど、完全に抱えられるのはコワイらしい。
しかし、緊急時などの事を考えると、やはり図体に関わらず、
これまでの全ての子同様、やはり抱っこできる子でないと色々困る。
それでも、今では低い位置でならじっと抱かれていられるようにもなった。
しかし、今後完全に抱っこできるようになったからと言って、
抱っこ通院などはできるワケがないよねぇ…


     「母さんっうひゃひゃひゃひゃひゃひゃっ」
     ぶつかったら、母さんふっ飛ぶから気をつけてね。。。

ところで。
夏まではせっせと野草を摘み、みんな野草で体力をつけてもらう、
冬場はもうレタスなんか買うもんか、という決意は変わらないものの、
ハイジも夏場は野草だっ!と決めていたけれど…

先日いつものようにクマザサや生オーチャードをあげたら―
ハイジそれを見て、「むぅ〜…」と小さく溜息。
すんごいしょぼくれた表情でがっかりしているのです…

「はぁちゃんが一番好きなリンゴはいつも通りでしょ!」と言い聞かせても、「…びゃぶぅ…」と口答え。

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タイミングが合わないとベランダ干しができず、
家中いたる場所で摘んできた野草を干す。
イタリアンライグラス、きれいでしょ〜

テポ・・・・タンポポ葉
ラム坊・・・イチゴ葉
ハイジ・・・ハコベ
炎龍・・・・イチゴ葉、オーチャード、ヨモギ
と、みんな注文がバラバラなのも苦労する原因の一つ。












ここで、「おまえのためだ」と固い決意      を崩さなきゃいいんだけど、
翌日、私は仕事先を1時間早くあがらせてもらってまで、
ハイジのためにレタスやらチンゲンサイやらを閉店間近のスーパーで買いこんだのでした…

ほんとに…私ってダメだわ。ハイジのしょぼくれ顔なんて、とても耐えられない…


     「ぱゃーぴゅぅぅぅ♪サラダ菜、おいしい菜っ」
     よ、よかった。機嫌を直してくれたわ。

予定ではテポラムのいる和室をフェンスで仕切って、
炎龍は夜間、家中自由に走れるようにする頃のはずでした。
が、家中どころか、自分のいる寝室さえも自由に歩けないので、
私の動物飼育のモットー「できるだけ自由に、人間と境なく暮らす」というのは
炎龍が望まない限りいつのことになるのか…


      「おかぁちゃま、ふぉーが自由になったら、ソファなんて一晩で骨組が出るわよ」
      「ボクちゃまもふぉーはテーブルの上に飛び乗ると思いまちよ…」


とにかく、テポは全く穏やかです。
自分より大きな体の子は♀♂問わず、彼女の好みということなんでしょうか。
炎龍を触った直後の手でテポを撫でても、全く気にもしない。
体調も落ちついているし、異常な換毛が悪化するという現象もなく
(もしかしたらストレスで悪化するのではないかと心配していた)、
今はこれがテポの老いによる反応(新参者にキリキリするほどの関心も体力もなくなった)
でなければいいが・・とそれだけが気掛かり。

もっとも、私に対しては相変わらずプロレスを挑んでくる毎日ですが。

むしろ、ラム坊の方が炎龍に対してどう接したらいいのかわからなくて困惑している様子。
時々トイレにこもって深く悩んでいる様子…

それにしても、大きな炎龍にホレボレする一方、
ラム坊の小さな丸々した背中がほんとにかわいくって。
炎龍の3分の1だもんね〜

だけど…いつも機嫌よくはしゃいでる炎龍のあとテポラムを見ると―
すっっっっごく…ヤツらいつも不機嫌そうな顔をしてるのよね。。。
Jul 05, 2007
やはり…特盛りが炎龍の「並」
これまで1週間に1度くらいのペースで「うちの農場」に野草を摘みに行き、
生で食べる分のほか余るものは冬期間のオヤツにしようと、せっせと乾燥させていたけれど…
炎龍が来てからというもの、余った分を乾燥させるどころか、
生で食べさせる分もいつもの量では1週間と持たない!

で、今日もまた、しかもいつもの2倍量を摘んできて、4時間もかけて洗って仕分け。
農場の森の中の下草がまだ刈られてなくて幸い。
できるだけ今のうちたくさんの種類の野草に慣れてもらいたいし、
実際今は野草に困らない時期なのだから、
ここで安易にスーパー野菜を与えたくないので私も意地で頑張るけれど…
今日はこの野草摘みと仕分けで1日が終わっちゃった〜つ、疲れた…


     生の野草も好きだけど、乾燥牧草も大好きでモリモリ。
     やっぱり食べる量が半端じゃない!
     当然、●とチッコも見事なものです…
      …そんなに嬉しそうな顔をしなくていいよ。

でも、さっき様子を見たら…
うちに来て初めてだけど、盲腸糞で少しお尻を汚してしまった。
しまった。
いくら何でも食べさせすぎたか…

多分、食べさせ過ぎが原因の軟便とは思うけれど、急に心配になってきた。
今晩は注意して炎龍のその後の●の状態を確認しなくちゃ…
ようやく適量、というか限度?がわかってよかったけど
(とにかく、さらにいっそうできる限り、でかくさせたい一心)、
これでお腹を壊させちゃなんにもならない。


    この状態で、鼻先からお尻まで約55cm。
    まだまだ拡大できるかな〜

ところで。
いつものことですが、親バカかましてよかですか?

炎龍は相当頭もいい子です。

大騒ぎ防止のため、私が寝るときだけサークルを閉じるのだけど、
そのため、サークル開放時にはドアの所に設置しているトイレを、
閉じた後はサークルの中に移動させなくてはなりません。

とうぜん場所が変わるので1、2度失敗するだろうな…と思っていたら、
初めての晩、長いことサークルの中で落ちつきなくうろうろしていて落ちつかなかったんだけど、
ようやくトイレに入ってジャジャジャーーーーーと放尿を開始。

それが、長い!
まだ出るのか!と驚くほど長い時間ジャジャジャジョジョジョーーーーー…

多分、炎龍はどこでチッコしたらいいのかわからなくて、
困ってあちこち捜していて、
それでも最終的にはいつもの場所とは違うけど同じトイレだからここでいいんだろうと、
ようやく意を決して、そこでチッコしたらしい。

それまでずいぶん長い時間チッコを我慢していたらしく、それで脅威的な長い放尿時間に。
そのながーい放尿の音を聞いて、私は感心するやらいじらしいやら胸きゅんきゅんでした…

えらい。賢いぞ、炎龍!


     グチャマンマ大好き!
     どの子も最初は食べ始めるまで数日かかるのに、炎龍は1日目から完食。
     「ほかほかしていて、あたす好きだわ」
     
Jul 02, 2007
いい子ちゃんも今のうち?
今日も一日、炎龍とじゃれて、まったりべったりで終わる…

お腹を壊す様子もなく、盲腸糞を残す様子もないので、
昨日から野草も大量に投入しているけれど、
チモシーもイタリアンライグラスもオーチャードももちろん、
オオバコ、タンポポ葉、イチゴ葉、クマザサなんでも残さずぺろりと平らげてくれる。
それでいてペレットも十分に食べているし、乾燥牧草もパツパツいい音して食べている。

こんなに気持ちよく何でも食べてくれる子、ちょっといない。
おかげで私はなんだかとっても晴れ晴れとした気分…


    今、炎龍のマイブームは、壁と私の背中の隙間に体を押し込んで寝ること。
    これがなんだかとっても好きらしい。
    「あたすね、こうしてると安心なの」

とは言うものの。
もちろん…何度も何度もこれまでに繰り返してきたこと。
ニューフェイスの子を「素晴らしいっ」「かわいいっ」「いい子ちゃんっ」と
絶賛するのは(私の場合)毎度のことで、
テポだって子ウサギでうちに来た当初は、こんなに性格のいい子はいない、
ラムちゃまだって迎えた当初は、なんて素直ないい子ちゃん!と、どれほど絶賛したことか…


     反対側から見ると、こんな感じ。
     体は大きいくせに、狭い所が好きらしい。

人間の子ども同様、ウサギもオトナになると、幼少の頃とは大きく変わってくるのよね。
炎龍だって、きっとそのうち、色んな好き嫌いが始まったり、
案外気難しい子になるかもしれない。

けれど、それもまた楽しみの一つ。
テポがこんなに複雑系の頭のいい、それだけに接し方に気を使わなければならない子になるなんて、
迎えた当初は予想もしなかったっけ。
(ラムちゃまの神経質な雰囲気は幼少の頃から感じてはいたけど。
あ、はぁちゃんはそのまんまだわ〜)
炎龍がオトナウサギになってどんな風になってもかまわないけれど、
今の明るさだけはそのままでいてほしいな…


     しかも。私の足を支えにして、豪快なコテッ寝。
     このまま、どこを突ついても起きやしません…

今日は1日、炎龍部屋のフェンス前でずっと座りこんで炎龍を見ていた、テポ。
ウガウガもしないし、チッコを飛ばすわけでもなく―
カリカリもしていないし、落ちこんでる表情でもなく―
ただ、ちょっと寂しげに見えたのが気になった。
そんなテポに「おかあちゃまはテポが一番かわいいんだよ」とささやいても、
全く何の返事もなかったなぁ…



     「マミーは一体どういうつもりでちかっ」
     「おだまり。今あの巨体を倒す戦略を必死に考えているのよ…」
     「ボクちゃま、抱っこの時間が減ったんでちよ!」
     「あたちはね、おかぁちゃまにはもう何を言ってもダメと知ってるわ…」
     ・・・・・などという会話が聞こえてくるような気がするんですけど!( ̄□ ̄;)!!
     どちらかというと、ラムちゃまの方がぶんむくれています。
Jul 01, 2007
いい子ちゃんでお留守番
初めての2日間のお留守番もいい子ちゃんですごしていた炎龍。
というのも、サークルは2日目からずっと開放状態なのに、
いまだにサークル外には数歩しか出られないから。
スカスカのネットでサークル外の様子は最初からわかっているはずなのに、
それでもサークルから外は怖いらしい(笑)。

トイレは感心なことにカンペキ!
大きな●がいくつか落ちてはいるものの、チッコは100%トイレでしてくれる。
しかも、ジョジョジョジョ〜とスゴイ音を立てて(笑)

テポラムにはトイレを促すとき「チーチは?」と聞く私だけど、
炎龍には「ジョージョしておいで」と自然に表現が変わる…

私がいなくても、時々テポラムが寝室入り口のフェンスの所まで何度となく見にいっているようなので、
(フェンス前にテポラムの●が多数…)そんなに寂しいということもなかったと思う。

私が帰宅すると、寝室入り口前のフェンスで立ち上がって、
私だと確認すると大喜びで騒ぎ出す。
でもね…大きなトイレで入り口半分が塞がれている上、
大きな炎龍が立ちはだかっていて、私はなかなか中にはいれない…


     「どいて」といっても、いつもこうして入り口を塞いでいる…

それにしても!
この子は図体は大きいけど、やっぱりまだまだお子ちゃま。
はしゃぎっぷりと甘えっぷりが半端じゃないのよね〜
頭をグリングリン回しながら、私の周囲をはじけるように走って、おどけてジャンプしまくる。
なかなかの迫力です。。。

特に朝方の「ハイ・タイム」が絶頂に達すると、
私が寝ている布団を引っ張り、毛布の中に入りこんで掘りまくり、
しまいに私が体を押さえこんでも、それすら遊びと思ってよけいに興奮してしまう。
本当にこのままではクレームが来てしまうので、
仕方なく2日前から私が寝るときだけサークルを閉めておくことにした。
それでもサークルの限られたスペースの中で大騒ぎしてる…

ちょうど大はしゃぎしたい年頃だもんね〜…


      相変わらず野草はなんでもモリモリ。
      体にいいと言われるクマザサが特に好き。
      クマザサはタダだから、好きなだけお食べ〜
      しかも!
      グチャマンマまで最初からなんの躊躇もなく、ぺろり。
      これはもう、うちの子キマリだわね〜

こんなに明るくて素直で人が大好きなウサギなんて、本当に初めて。
そして、こんなにウサギといて楽しくて心安らぐ思いも、
にこがいなくなってから初めて。
まるで、にこが帰ってきたみたいだ。

考えようによっては、にこがもたらした縁でもある。
もし、今もにこが存命だったら、きっと私はこの子を引きとろうとは思わなかったはずだから…


     無理矢理にも膝の上に乗ってくる炎龍。
     おまえがこれ以上大きくなっても、お母さん、必死にこらえるからね…