ぼへら〜教祖です〜
その、教祖、茶々丸との出会いは、プロフィールに入っていますが、ちょびっと詳しく書きますね。
あれは、一年以上前でした。
2005年1月1日。皆が正月ムードでふわふわしていた頃、年越し宴会を某所で過ごした私たちは、家に帰る前に、ふらっと、とあるペットショップに入りました。
正月セールの真っ最中。加えて、子供たちがお年玉を握りしめてくるはず。ごった返しを覚悟していたのですが、時間帯のせいか、妙にお客さんの姿は少なかったです。
そこは、熱帯魚がメインの大きなペットショップ。当初の目的は、魚の用品を買うことでした。目的を果たし、ついでに小動物やは虫類のコーナーに寄ったときでした。
そこには、様々な小動物たちが、所狭しと置かれたケージの中にいました。本当に、ハムスターから、フェレット、ミニブタ、鷹、フクロウなど、色々な動物に、お姉ちゃんははしゃいでいました。
その中のうさぎのコーナーに寄ったときでした。
3段に分かれた棚の中に、4個づつ。計12個並んだケージ。その中の半分が、うさぎでした。
ミニウサギ、ネザー、アメファジ、ホーランド・・・皆、小さな子ウサギから、大きくなったのまで、色々ある中で、真ん中の段の端、その隣は、鷹の大きなケージの隣にあるうさぎのケージの前で、私たちの足は止まりました。
大人サイズのブロークントータスのホーランドが一匹、もぐもぐとチモシーを食べている。
そのケージの中央に大きな手書きの文字が・・・
「0円」
そして、その下に、小さな文字が。
「少々問題がありますが、人なつっこい、可愛い子です。貰ってください」
最初見たときの感想は、「0円だって〜タダなんだ。可哀想に」でした。
ショップで、タダとは、もう、明らかに、「この子はいりません。とにかく処分したい」という意味でしかありませんから。
お姉ちゃんは、この表示の意味がわからず、ただ、可愛いを連発していました。
ショップに自分の価値を否定されているのが解っているのか、そのうさぎは、自分を見つめるお姉ちゃんのそばにより、しきりと甘えるような仕草。
可愛いけど、ウチには、すでに一匹。くぅがいる。ねだりたいけどねだれないことを、お姉ちゃんも解っているのか、しきりと、ケージの中に指をツッコミ、ナデナデをするだけ。
「可愛いうさぎでしょう?」
通りかかったショップのヒトが、私たちに声をかけてきました。可能性有りとでも見えたのでしょうか。