あまり、ウサギとは関係ない話もここに載せます。
某丘で、何故か料理上手なニンゲンとの誤解から〜、料理について色々と聞かれることが多くなりまして〜。
所詮は、主婦業のキャリアのみが異常に長い(6才からね)私の料理。しかも、私の料理を仕込んだのが、母親ではなく、板前(ふぐの免許もある)経験のある父親。基本は男料理でございます。
ですが!これだけは、父親から、唯一褒められた料理でございます。(過去ん十年のうち、一度も褒められたこと無いの〜)
さて、前置きはこのぐらいで、レシピを行きます。
すじ肉カレー8人前(コレは、市販のカレールウ1箱分です)
本格的にするには、約24時間以上かかります。
用意するモノ:
1.カレールウ1箱
お好きなメーカーのモノを。味がまろやかになりやすいので、普段食べているものより、一ランク上の辛さを選ぶと良いかも。私的に「こくまろ」の辛口がお勧め
2.生のすじ肉500グラム
コレもお好きなモノで。本当に筋だけではなく、多少、肉も付いているようなモノがよろしい。
肉選びのポイント:ボイルしたモノは駄目です。安いからと言っても、輸入品は手に入りにくい。ですが、すじ肉なので、国産でも手に入りやすい値段かと。お勧めは、有名産地と同じ県産の肉がよろしいかと(松坂牛ではなく、三重県産。という事。飼育方法は一緒だから、味は変わら無いのに安いから)
3.タマネギ4個 ジャガイモ2個 人参1本
コレも、カレールウの箱に書いてある分+タマネギ二個が基本。あとはお好みで
4.赤ワイン500ミリリットル程度
出来るだけ、安くドライなものを。750ミリリットル瓶400円ぐらいがいいかと。高級品は飲む方を勧めます。
5.水1リットル程度
後々に継ぎ足してゆくます。水道水で結構です。ミネラルウォーターにしなくてもよろしい。
6.油.各種スパイス
コレもお好みで。油は野菜を炒めるときに使います。(サラダ油かオリーブオイルをお勧め)
S&Bなどで辛さ調整用スパイスがあります。
7.各種調理器具+おろし器(大根おろしとかに使う奴)
各種とは、通常カレーを作るのに必要な道具です。まさかと思いますが、一応念のために
制作手順
1.すじ肉をまな板の上に載せ、包丁の背(肉たたきでも可)でまんべんなく叩く。
ストレス解消には最適です。でも、あまり力を込めると、疲れますし、包丁が傷みます。何事もほどほどに。
2.すじ肉、タマネギ以外の野菜を一口大に切る。
コレも適当で。
3.タマネギの皮をむき、2個のみ、一口大に切る。
何故、2個なのかは、あとで解ります。
4.コンロの上に鍋を置き(絶体に火は点けない!!)その中に油少量を入れたあと、一口大のすじ肉を入れる。
コレは、ポイントです。点火してはいけません。これ以降は、鍋で調理します。
5.換気扇をつけ、切っていないタマネギ2個を、鍋の中にすり下ろす。
コレをやると、すじ肉がとても柔らかくなります。換気扇をつけるのは、こうすれば、涙が出にくくなります。
6.よく混ぜ合わせ、そのまま蓋をして、1〜3時間放置する。
その間に何をするのも結構です。変色しますが、それは、タマネギの酵素や肉に残された血液によるモノ。何ら問題はありません。
7.そのまま、中火にて炒める。タマネギが透き通った感じに変わったら、他の野菜も入れて炒める
タマネギの水分がだいぶ出ていますが、それが無くなるまでやらなくてもよろしい。
飴色になるまで炒めても、そうしなくても。どちらでも結構。
8.赤ワインの半分250ミリリットル程度を入れ、水800ミリリットルを入れて、アクを取りつつ、5時間ほど煮込む。
沸騰したら、一度かき混ぜ、弱火にして、蓋を半分ずらして載せておくのがよろしい。(吹きこぼれ予防)
水が足りないなあと思ったら、最初にワインを、次に水を投入してください。
一日では無理〜というヒトは、この段階で、いったん火を止め、翌日にしても可能(ウチはコレをやります)
*冬場などで一晩経つと、白い物体が表面に固まってあります。実はコレ脂です。固まりのウチに大半を取り除くと、脂くどさがなくなります。
*隠し味(人それぞれですが、ウチは焼き肉のタレや、コーヒーです)をこの時点で投入します。
9.鍋の中の様子を見て、肉の形がほとんど無くなっているようだったら火を止め、カレールゥを割り入れ、かき混ぜつつ、15分ほど煮込む。
ほとんど、肉と野菜は溶けてしまっています。それでは、物足りないというヒトは、この段階で、チーズや、別にゆでた野菜とか肉を入れてください。
10.火を止め、蓋をして、コンロからおろしたあと、そのまま1時間以上放置しておく。(常温まで冷まします)
コンロにそのまま載せておくのは駄目です。温度が冷えた方が、カレーの味が他のものとなじみやすいのです。
11.再度暖めて、盛りつけて、出来上がり。
お疲れ様でした〜。食べる直前に味の調節はしてくださいね。
12.もし、残ってしまったら・・・
冷蔵庫で約3日。冷凍庫で約1ヶ月は持ちます。ただし、冷凍すると、辛さはほとんど無くなります。
後記
これは、某オフでの食事当番で、前もって2日かけて作ってゆきました。
評価については、まあ、人の口の好みもありますからねえ。気に入ってくださったヒト。首をかしげたヒト様々です。一般的に、味は濃くなるのですが、辛さが無くなってしまうのが難点。
ですから、辛いのを好まれる方は、後にスパイスを追加される方がよろしいかと思います。