何だ?何だ?! 飼い主どうしたんだ?
とうとう、壊れたみたい。
あ〜あ。
はい。飼い主、とうとう頭のどこかがキレました。
せっかく、明日は楽しい予定が入っていたのに。
素敵な事があったのに。何もかもが、ぶちこわしです。
日没の時間は逢魔が時といって、魔物に出会う時間といいます。
本日、私、その時に会ってしまいました。
愛情の名の下に、命を捨てる人間に。
続きは、<続きを読む>にて
夕方……私は、いつものようにおねーちゃんを、保育園に迎えに行きました。
正直言って、今の私に、お迎えは苦痛です。
なぜならば、他の保護者の方が多くいるから。朝は、出勤前ということもあり、話すことはほとんど無いのですが、夕方は家に帰るだけというのもあり、話したくもない話をしなくてはいけないことが多いから。
今までは、閉園直前だったため、ほとんど人に出くわさなくて良かったから。
で、本日、つかまりました。
子供というのは、基本的におしゃべりで、自分の家のこと、友達の家のこととかを沢山話します。
で、一番遅くまでいるため、大抵の方は、ウチがうさぎを飼っていることを知っているのです。
「うさぎを飼っているのですね?」
「ええ。飼っています」
同じクラスのおばあさんに、開口一番に尋ねられました。一時期良く話をするときもあったので、顔見知りだったのです。
ここまでは別段良いのです。そのあとの話が問題。
長かったのですが、問題の所の会話を忠実に再現してみます。
Aが、話しかけてきたおばあさん。で、私。
A「アレルギーってありません?」
私「うさぎの毛ではありませんが、ハウスダストアレルギーはありますよ。けど、治療を平行していますから」
……しばし、アレルギーの治療法の説明(@省略)
A「あらそう。大変ね」
私「時間はかかりますが、今後のことも考えていますので」
A「……あなた、
子供に愛情無いの?」
私「は?」
A「私だったら、
さっさとウサギを処分するわよ。いなくなれば問題のない事を、
何でわざわざ子供に痛い思いをさせているの?」
私「先ほども言いましたが、うさぎの毛ではありません」
A「でも、うさぎを飼い始めて、でたのでしょう?」
私「それが引き金かどうかは解りませんが。確かにウサギを迎えたあとで、検査して発覚しましたね」
A「じゃあ、やっぱり、うさぎが原因ではないの?」
私「原因はともかく、治療は、子供とよく話し合った上でやっています」
A「
子供にそんなこと解るわけ無いでしょう?まだ小学校にも行っていない年なのよ」
私「いいえ。苦痛を伴う治療法だと、医師の口からちゃんと説明させた上で、
選択させましたし、嫌ならば、辞めても良いと、いつも口にしています」
A「まあ、かわいそうに。あなたって、
自分の子供より、ウサギの方が可愛いのね」
私「どうして、そういえるのです?」
A「私は、
一年前、孫にせがまれて犬を飼ったけど、大きくなって良く吠えるし、孫に噛みついたら大変だし、それに孫にアレルギーが出たから、ついこの間のことだけど、さっさと保健所に行って処分したわよ。それが
本当の愛情というモノでしょう?」
私「それ、お孫さんに言いました?
「あなたが大事だから、この犬は殺すのよ」って」
A「何てひどい言い方! 私は、孫を愛しているのですよ」
私「でも、それで犬を処分したのでしょう? 可愛い孫のために」
A「ええ、そうよ。
それが、愛情というモノでしょう?」
私「そんな愛情など、私だったら迷惑ですね。
私を都合の良い理由などにするなって、言いますが」
A「なんですって?!」
……以下略。
さて、この人の論理からすると、私は
ウサギを愛する余り、子供を犠牲にしている悪い母親だそうです。
……くだらない話を長々と失礼しました。