おっ、毛繕い始めるな……。
ほんの少し前の事ですが。
茶々丸がおもむろに立ち上がり、両手をぶんぶん振っていました。
それを横から見ていたくぅ兄。べしべしと叩かれていました。
しかし、お互いに何の反応もない。
そうこうしているうちに、本格的に茶々丸は顔洗いを始めた。
おっ、そろそろかな? こうして、さりげなく顔を近づけて〜。
こしこし、ぶんぶん
ますます、顔を突き出すくぅ兄。彼の狙いは、皆さんお解りですね。
ついでに、自分の頭の毛繕いをして貰おうという腹です。
んべんべ。
良し、あともう少し〜
茶々丸は一心不乱にやっています。
じ〜〜と、自分をやって貰えるように待っているくぅ兄。
そして、それは不意に訪れました。
よし、完了〜。ふぅ、すっきり〜。
………………ちっ。
くぅ兄の読みははずれ、結局一度も茶々丸に毛繕いして貰えませんでした>爆
くぅ兄や。それは、むしが良すぎるんではないかい?
ち〜とばかり、横着すぎるよ。