踏切待ちをしているおっさんの残り少ない髪が風になびいていた。
朝日に向かっているおっさんは眩しそうな目をして、ムダに渋い表情。電車の風になびく髪(風圧が心配)。
同じ方向に向かうが違う車線の車両と、ほぼ同じスピードで並んだ。やはり朝日が眩しいらしく、目を細めるだけでなく顔全体をしかめるおっさん。曲げた口が麻生太郎そっくり。年齢的にも元首相と同じくらいで、正直うちにはあのくらいのおっさんはみんな同じに見える。顔四角いなぁ。
電車の窓から見える風景は面白い。というかおっさんが面白い。向こうにうちはどんな風に見えているのだろうか。