今日はウサウサズをつれて病院へ。
ユキのおしりの片側の毛が抜けて、皮膚が多少赤くなっていたのです。
皮膚の弱いウサギ。これ以上になってただれたら大変と病院へ。
周囲の毛はカルシウム尿が付いたようになって、洗っても取れない。
それもそのはず、毛に付いていたのは臭腺からの分泌物でした。
普段から時々臭腺にたまる小豆のような塊は取っていたのですが、
不十分だったようです。
臭腺がつまり気味になって、多少炎症を起こしていた様子。
臭腺の分泌物は油のようなものなので、毛に付いたものは水では取れない。
先生は「70%アルコールを使うのよ」との事。
確かにアルコールだと段違いに落ちます。目からうろこって感じです。
これは皆さんにも伝えなくてはならないお手入れです。
ウサギさんのおしりの周囲の毛が黄色くべたべたと汚れていたら
臭腺を疑ってくださいな。
普通のお手入れ
おしっこやウンチをする両脇に、臭腺のポケットがあります。
臭腺自体はポケットの比較的浅いところの排泄肛側にある、
小さな突起のようなものです。ここから分泌物が出ます。
普通はポケットにたまって固まり、小豆色〜黒の塊になります。
70%アルコールを綿棒に含ませて、これできれいにぬぐいます。
アルコールはしみないかと思いましたが「しみないわよ」と言う
先生の言葉通りに、ウサギは平気でした。ポケットも見た目より
丈夫らしく、ぬぐっても痛くない様子。
月2回ほどチェックすれば大丈夫かと。その子その子によっても
たまる分量も違うでしょうから、始めは時々チェックして下さい。
多少詰まって周囲が汚れた時
100均でかまいません。先のとんがったプラスチックボトルを
買ってきます。そう、ホットドックにケチャップをかける時に
使うものです。先が細いか、用途にあわせて切るタイプが良いでしょう。
これに70%アルコールを入れます。
汚れたおしりの毛に直接かけて、キッチンペーパーやガーゼ等
柔らかいもので毛をもむようにすると…結構落ちますよ。
臭腺のポケットもきれいにして。
後は必ずティッシュなどでアルコール分をぬぐい、低温〜送風の
ドライヤーでしっかり乾燥。(ここがポイント!)
これで清潔にすれば、初期の皮膚トラブルは回復に向かうはず。
これで改善されなかったり、赤くただれているときは、迷わず
獣医さんへ。より以上のケアや投薬が必要です。
毎日のちょっとしたチェックが健康を保つ秘訣。
エッ?どうやってみるの?って?
ウサギさんをひざに乗せて、子供を抱くように人間と同じ方向に
座らせて、左手の指をウサギの両脇に入れて、手のひらはウサギの
胸にあててしっかり保定。右手でおしりを見ます。
それが出来ないなら、誰かに手伝ってもらうか、獣医さんでの
定期的メンテナンスを。
最初は嫌がるうちの子も、逃げられないとなるとあきらめて
やがて半眼に。どうも魂半分飛んじゃうようです(笑)
皆さんのおうちのウサちゃんのおしりはいかがですか?