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PROFILE
・さくら♀ 2001.9.1生まれ

ごはんが大好きな甘えんぼ。2007.7.28お月様へ移住。

・杏太郎♂ 2006.3.20生まれ

ビビリだけど好奇心旺盛。

・じゅん♀

2うさのお世話係。

-のっけ隊-



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病気のこと。

悪性リンパ腫とは?

 

白血球中のリンパ球が癌化した悪性腫瘍。

骨髄の中でリンパ球が癌化してしまうと腫瘍性リンパ球が増える。

 

他の血液細胞が増殖できなくなると白血病になる。

 

リンパ腫は骨髄ではなく、リンパ組織が癌化してしまうので、

 

リンパ組織のある体内の組織のどこにでも発症する。

 

・リンパ管…全身を網目のように走る管、体内の各組織から集まったリンパ液を運ぶ。

 

・リンパ液…リンパ球といわれる免疫細胞を含んだ水の様な液体。

 

・リンパ節…小さな豆状の組織でリンパ管に沿って存在。

 

 

悪性腫瘍とは?

 

腫瘍細胞がまわりの組織に少しずつ染みこむように増えていく。

 

広い範囲に広がって、まわりの組織を破壊しながら進行していく。

 

周囲に血管やリンパ管があれば腫瘍細胞は破壊活動を続けながら、

 

それらの管の中に入り込んでいく。

 

 

転移とは?

 

何らかによって腫瘍が発生した部位から離れ、他の部位(臓器)に到達し、

 

そこでまた新たに腫瘍細胞の増殖を行うこと。

 

・血行性転移…血液の流れと一緒に腫瘍細胞が運ばれて転移すること。

 

・リンパ行性転移…リンパ管の流れに沿って各リンパ節に転移すること。

 

・播種性転移…腫瘍細胞が内臓の動きに伴ってばらまかれていくこと。

 

 

-*今回の我が家のさくらの場合*-

卵巣に悪性腫瘍ができ、何らかの方法によって子宮、右腎臓へ

 

転移をしていったであろうと思われる。(リンパ性・播種性の転移)

 

 

病理組織検査報告書より。

 

びまん性中性細胞型の悪性リンパ腫が認められました。

 

左右卵巣から子宮頸部に及び、単調な腫瘍細胞が特定の配列をとらずに

 

びまん性に増殖しています。

 

1165720926564570.gif

(単調な腫瘍細胞が特定の配列をとらずにびまん性に増殖する。×20倍画像)

 

増生する細胞は角膜厚くクロマチン粗剛で多形性の著明な角膜有する小型の腫瘍細胞です。

 

混在する血管内皮の核の大きさにほぼ同じか僅かに大きい中細胞型です。

 

腫瘍細胞の増生は子宮頸部に及んでいますが、断端には達していません。

 

なお、検索組織に腎組織は確認できず、腫瘍細胞に置き換えされた

 

卵巣から卵管部分が得られていると考えられます。

 

 

↑難しい病理結果内容ですが、簡単にいうとこんな感じ?

 

さくらの子宮は大きく腫れ上がって、ボコボコと腫瘍に冒されてましたよ、

 

摘出した右腎臓は腫瘍細胞が転移し、腎臓本来の役目を果たしていませんでしたよ、

 

今回の手術で悪性腫瘍がある臓器を摘出して取り除いたけど、

 

もしかしたらまだどこかに悪性の細胞は隠れているかもしれないよって感じでしょうか。。。

 

ここから先は心臓の弱い方、血や内臓に弱い方は進まないでください。

 

万が一、体調が悪くなったとしても責任は負いかねますので…。

 

腫瘍に冒された子宮、右腎臓はこのようなものです。

 

本当に大丈夫ですか…?

 

 

大丈夫ですか〜〜〜?

 

ホルマリン漬けにする前だし、手術直後の臓器なので…。

 

ググッと下の方まで下がって下さい。

 

                      

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

 
 
1165721306517267.jpg

 

左の小さい方の臓器が右腎臓、右が子宮です。

 
1165721316757524.jpg

 

卵巣は左奥にあるのですが、隠れてしまっています。

 

ボコボコとした腫瘍も分かるかと思います。

 

正直こんなものがさくらの体の中にあったなんて信じられません。

 

さくらは右腎臓も腫瘍に冒されていましたが、

 

更に発見が遅かったら他の臓器への転移もあったと思います。

 

食欲と元気の低下で病院を訪れたら、癌が全身に転移していたなんてお話も聞きます。

 

飼い主といえ、やはり体の中のことまでは分かりません。

 

定期的な獣医師による触診、レントゲンなどを受けることが早期発見への道なのでしょうか。

 

今後はさくらと共にリンパ腫と上手くつき合っていきたいと考えています。

 

 

 

 

 

 

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この記事への返信
これはちゃんと目に焼き付けておくべきだと思って、拝見しました。
こんな状態で、さくらちゃんのお腹の中にあったのかと思うと、涙が出そうです。
さくらちゃん、よく頑張ったね…。
もうこれ以上さくらちゃんを苦しめないで欲しいですよね。
病気のことも、色々と勉強になりました。
(ウチは男の子だけど…)
これからも元気にご飯を食べてるさくらちゃんが見られるように…頑張れ!さくらちゃん!
Posted by  | 14:09:59, Dec 10, 2006
わ。。。こんなでっかいのがさくら姐さんのお腹にあったんや。。。。
さくら姐さん、ホンマにがんばったんやなぁ!!
すごいで!!!
悪性リンパ腫って名前やから、血液のガンかと思ってたら
調べなおしたら、そうとも限らへんねんな。
臓器から起こるのもあるねんな。
で、その場合は、病巣きちんと取ってもて、
他の臓器に移らへんかったら、大丈夫みたいやで!!!
きっとさくら姐さんのほかの臓器は大丈夫やで!!!
転移とか絶対ないように、兎の神様にお願いするでぇ!!

じゅんさん、つらいと思うのに、
こういうお話聞かせてくれて、ありがとうやで!!!
みんな、じゅんさんとさくら姐さん、応援してるで!!!!
Posted by 権造 | 15:10:19, Dec 10, 2006
病気のことをまとめておくと、自分の頭の整理ができるし、他の方にも有用ですよね。

それにしても、摘出物が痛々しい。。こういうのをみると、さくらちゃんがどれだけ辛い思いをしていたかわかりますよね。がんばりやさんのさくらちゃん。

やっかいな病気ですが、負けずに、大手術コンビとして(なにそれ?)、一緒に長生きできるように頑張っていきましょう!!!
Posted by ぎょん | 22:54:29, Dec 10, 2006
み、みました・・・
これがさくらチャンのお腹に入ってた物なんですね。
写真を見てビックリしましたが、発見出来て良かったって改めて思いました。
もう少し遅かったらご飯も食べられなくなってたかもしれないんですもんね。

さくらチャン頑張ったね!
じゅんサン、詳しく教えて頂いてありがとうございます!
転移がないようにお祈りしていますね。
じゅんサン、さくらチャン頑張ってね!
Posted by めぐ | 23:52:48, Dec 10, 2006
さくらちゃん、本当に良く頑張ったね!!
本来の臓器の姿ではない様子が良くわかる
貴重な写真だと思います。
これを実際にご覧になったじゅんさんは
さぞ辛かったことでしょうね。
お話聞かせてくれてとっても勉強になりました。
ありがとうございます。さくらちゃん、きっと
転移なんてしてないって信じてます。
まると一緒に祈ってますよ!いつも応援してる
からね、がんばって!
Posted by まる | 15:50:53, Dec 11, 2006
>尚さん

まさかまさか…こんなに大きくなっていたとは。。。
子宮がこれだけでかくなっていたんだから、
いっぱいごはんを食べても栄養分が採れていなかったという
先生のお話がよく分かりました。
さくらはオンナノコだから始まりは卵巣、子宮だったけど
遺伝や高齢の影響があるとどこに腫瘍が発生するか分からないですね。
これからは楽しい毎日を送れるように、過ごして行きますね。
いつも応援してくれてありがとうございます。


>権造くん

通常のうさぎの子宮の大きさと比べたら、
もう比べ物にならないくらいだと思うよ。
いつここまでの大きさになったのかは分からないけど、
こんな大きなものがお腹の中にあったなんて…
なんでもっと早く気付けなかったのかなってことだけが
悔やんでなりません。
リンパ腫にもいくつかのパターンがあるみたいだね。
今のところ病巣は取れているから、
あとは毎日楽しく笑って過ごせば再発なんてないよね!
権造くん、いつも応援してくれてありがとう!


>ぎょんさん

そうですよね。
ちょっと前までは何で何で?って思いばっかりで、
リンパ腫のことやこれからのことについて
なかなか頭が回らなかったです。。
今こんなに元気になってきているさくらを目の当たりにし、
病気のこともこれからきちんと記しておこうって思うようになりました。
この摘出子宮…相当腫れてますよね。。。
本当にふじこちゃんとさくらは色んなところが似てますよね。
大手術コンビw一緒に頑張りましょう!
癌に負けずに目指せ!ご長寿!!
ぎょんさん、いつもありがとうございます。


>めぐさん

ビックリですよね!
私は手術直後に先生に見せてもらったけど、言葉がでませんでしたよ。。
これが子宮なの?って、胸一杯になりました。
これでも十分さくらは苦しんでいましたが、
ここで発見できたことをうれしく思ってます。
今はどんどん元気になってきているさくら、
今後はゆっくりと毎日楽しく過ごして、
再発がないように祈るばかりです。
めぐさん、いつも応援してくれてありがとう!


>まるくん

そうだよね…ここまで大きく、ボコボコになっちゃって、
本来の子宮の形をとどめていないと思います。
こんなになるまで普通に生活をつづけていたさくら…
涙が出そうになります。。。
うさぎは我慢強く、ぎりぎりまで症状を隠すってていうけど、本当だね。
手術直後に先生からこの摘出したものを見せられ、
色々と説明をしてくれたのですが、覚えていません。
こんなになるまで…ってずっと考えていたから。
これからは毎日ゆっくり楽しく過ごしていきますね!!
さちぴさん、まる君、いつもいつもありがとう。
Posted by じゅん | 18:20:34, Dec 11, 2006


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