早いもので8月もそろそろ終盤に差し掛かってますね。
杏太郎は、元気に過ごしていますよ。
お部屋で少し放牧させると、さくらがいつもいた場所でくつろいでます。
さくらの姿と重なってしまいます。私には・・・。
早いのか、遅いのか、さくらが旅立ってもうすぐ1ヶ月が経とうとしております。
私はというと・・・まだ悲しみが寂しさに変わることができません。
どんだけさくらの存在が大きかったのかと思う反面・・・・
どんだけ私はさくらという愛兎に依存、執着していたのかと思わされます。
さくらが我が家にやって来た頃からのことを色々と思い出しては、涙して・・・
もちろんベビーの頃のさくらもかわいかったですが、年を重ねるごとにかわいくなって・・・。
3歳を過ぎてお互いの意思疎通ができるようになり、どんどん距離が縮まってからは、
それはそれは何よりもいとおしくて。。。
でも過剰な愛情がさくらとの距離を縮めすぎ、飼い主が居ないというストレスから体調を崩し、
しょっちゅう、うっ滞を起こしてしまうというヨワヨワちゃんになってしまった時期もありました。
特に仕事でダンナ氏が当直勤務などに入り数日留守にすると、病院行きという時期が・・・。
その当時お世話になっていた獣医さんに言われたことがありました。
「人も動物もお互い依存し過ぎてしまうと、お互いのためによくないよ。」って。
それからは程よい距離を保ちながら、いい関係を築けるように努めてからは
さくらが体調を崩すということもなくなりました。
私が「SakuRabbit 」のサイトを始めた頃からの古いお友達は、ご存知かと思いますが、
うっ滞で入院した時、あまりの食欲と快復に驚いた獣医さんから、
もう1日病院で診たいけど、食欲がすごくてあげたらあげただけごはんを食べてしまって(略)
別の意味でここにいては体に良くないと思うから、退院させて通院にして下さい。
丸々と太って、お家に戻って来たという笑い話もありました。
でもやっぱりさくらとの日々でいちばん辛かったのは、腫瘍が発見され手術、
病理の結果「悪性リンパ腫」と分かった時です。
去年の秋から約9ヶ月近く、病院に通い続ける日々が続きました。
引越しをして病院が遠くなってしまったこともあり、バス→電車→バスでの通院は、
面倒だなと思うこともしばしばありましたが、充実していました。
特にさくらは術後の傷弄りを始め、傷跡に生えてきた毛を毟るという行動がひどく、
エリザベス生活を2ヶ月近く続けていました。
なので当時は、「さくら=エリザベス」のイメージじゃなかったでしょうか?
その当時からみなさまにたくさんの暖かいお言葉を頂いたこと、感謝してます。
病院に早く着いたときは、近くの公園で時間を過ごしてました。
もちろん、お気に入りのミスバニーちゃんのフリース持参でね・・・。
懐かしいかな?エリザベス生活中のさくらの画像アップです。
上手くエリザベスを使いこなし、ミスエリザベスなんて言われたこともありました。
エリザベスをはずしてあげると・・・
●に囲まれて、朝日を浴びてお昼寝してました。
当時のブログに載せていた画像ですので、懐かしく思う方もいらっしゃるでしょうね。
とにかくエリザベス生活中は、夕方と夜中は目覚ましをセットして起き、
毎日毎日、盲腸糞のお給仕をしてあげていたんだな・・・それも楽しかった。。。
さくらの5歳は、さくらにとっても私にとっても試練でもあり、より絆を深めた年だった。
ずっとずっと病院通いを頑張って、乗り越えて、元気になったさくら・・・
最後の最後は辛い思いをさせてしまったことでしょう・・・。
私は私で、この悲しみをどうしていいのか分からず、自分を責めたり・・・
誰かのせいにしたくなったり・・・。
さくらが旅立ってからしばらくは、担当獣医に会う気になれなかった。
腫瘍を発見してもらい、さんざんお世話になったはずなのに・・・。
会ったら理不尽に「なんで助けてくれなかったのか」という言葉をぶつけてしまいそうだったから。
でも会いました。どうしても聞きたいことがあったから・・・。
5月に術後半年検診をした際のレントゲンで、肺にすごく小さな白い影が写っていたから。
その時は「この位なら腫瘍ではないし、白く写ることもある。」と言われていたので、
当時、気になりながらも安心していた自分がいました。
でも膀胱の異常から通院が再開し、通常の食事量、薬を飲んでいるにもかかわらず、
どんどん増えていく体重とお腹の膨らみに腹水なのではと思い始め、
明らかに薬の副作用とは違うと素人ながら思ってました。
もしかしたらあの時の白い影は初期の腫瘍の転移だったのでは?と思い始め・・・
ダンナ氏のそんなこと聞くなとの意見も耳に届かず、尋ねました。
「それについては0%とはいえないですね。」との答えが返ってきました。
自分もそんなこと聞いてどうするのって思っていたけど・・・。
あの時こうしていれば、ああしていれば・・・絶対にそういう思いは出てきてしまう。
さくらの為にホントによくやったよとの言葉も頂くけど、自分ではそう思えない。
獣医から「さくらちゃん、大往生でしたね。」と言われましたが、秘かに凹みました。
大往生したという年齢ではない。高齢に一歩足を踏み入れた中高齢という年齢だ。
多分にそういう意味ではなく、大きな手術を乗り越えてよく頑張ったよ・・・
という意味合いであったのは分かるものの、気持ちが落ち着かない私には、
とても悲しい言葉に聞こえてしまいました。
何を言われても悲観的に受け止めてしまう自分がいるから・・・。
さくらの遺骨はまだリビングにあります。
突然とてつもない悲しみに襲われ、遺骨を抱きしめて泣いたりする私がいます。
2年ほど前、自分達と義理の父母の為に、都内にお墓を買いました。
そこはベルトコンベア式にお墓が現れるという都心ならではの新しいタイプの墓地。
可愛がっていたペットも共に眠れるというお墓。
私の落ち込みを心配し、義母が霊園にペットの遺骨を納められるかと尋ねてくれました。
しかし、あくまでも故人が可愛がっていたペットということで、
先にペットのみの遺骨を安置してしまうことは、ペット霊園ではないから無理とのことでした。
どうにか話して頼んでみたら、許可してくれないかなあと思う日々です。
杏太郎はビビリだけど、好奇心旺盛な甘えんぼ。
さくらとは姿も性格も全く違う、これぞ!うさぎという様な性格に姿。
コロンとしたロップならではの体系、おっとりとした性格、ふっとい前足・・・
そんなさくらのことを思いながら、少しずつ前に進んでいこうと思います。
こんなにも落ち込みが激しいなんて、自分でもビックリします。
これは性格に問題ありきってことなんだろうなあ。
杏太郎の元気なヤンチャ姿もお届けできるようにならなくちゃ・・・・。