飼い主♀がお買い物に行こうと準備をしていたら、いきなりソワソワし出したさくら。
「もしや、病院行き」
さくらのお顔が怒っています・・・・
お薬が終わるまで、病院に行かなくてもいいのよ〜さくらさん。
「ダマサレナイわよ」
カーテンの裏に入り込み、無言の抵抗本兎は隠れているつもりであります
足はすぐに逃げ出せる体勢を取っているし・・・。
でもしばらくして病院に行くんじゃないと分かったのかしら
いそいそとカーテンの裏から出て来ましたわよ〜
「病院じゃないなら、話は別よ!」
ここ最近は通院続きだったから、ちょっと敏感になっていたのかな・・・。
以前にもお伝えしたさくらの病気、おそらく膀胱腫瘍のこと。
通院を続けながら今後について、そして今の状況と色々と考えました。
試験開腹的にお腹を開いて病巣を確認するか、それとも投薬を続けていくか。
私は開腹して取れる腫瘍であれば摘出を…と思っていました。
難しいことは承知の上でです。
でも…、色々と考えていくうちにそれは避けるべきなのかなと思うように。
おそらく、本当にただの試験開腹で終わってしまう可能性の方が高いからです。
CT、MRI検査で更に詳しく膀胱の形状を見るべきかも悩みました。
その検査でどのような状態なのかが今よりも分かることは事実。
でも結局それが分かったとしても、結局は手術に踏み切るべきか、
薬に頼るべきかと最初の課題に戻ってしまい、もう一度悩む訳です。
さくらの腫瘍はびまん性増殖をしているというのは、
以前の手術後の病理検査で分かっておりますし・・・
何か別の見解があるのでは?とうさぎ専門病院にも行ってきました。
現状を見る限りで、その先生もさくらの主治医とほぼ同じ考えをお持ちでした。
「うさぎのリンパ腫についても症例は少なく、発表として追いついていない」
専門病院の先生は、その様におっしゃっておりました。
手術をしないとなるともう一つの方法として投薬治療があります。
ステロイド系の薬の処方です。
どうしてもステロイド系の薬については、副作用にばかり気がいってしまいます。
確かに細菌感染に弱くなる、肝臓に負担が掛かるなどいくつかの心配点もあります。
今現在さくらが飲んでいる薬の中にも、ステロイド(プレドニゾロン)が配合されています。
私の勘違いもあったのですが、症状によって薬量を増やしていかなくてはならないのでは?
そんな風に漠然と考えておりました。
ステロイドの服用によっての良い面だってあります。
食欲増進や飲水量も増えてくるなどです。
総合的に考えてどちらがさくらにとっての負担が少なく生活できるのか、
そう考えた結果、お薬を飲ませていくことにしようと決めました。
もちろん、薬を飲んだからといって腫瘍がなくなることはありません。
投薬の効果の一つとして一時的なことですが、腫瘍が小さくなることはあります。
現に先日の主治医の診察時には、しこりが小さくなっていると言われました。
足の付け根のしこりの様なものに至っては、なくなっておりました。
もちろん薬ばかりに頼る訳ではありません。
日々の生活全般においても気を配っていき、漢方を続けていきます。
この選択が正しいのか、正しくないのかは、飼い主の私にも分かりません。
獣医さんだってこれが正しいのか、正しくないのかは分かりません。
誰にも分からないんじゃないかと思います。
ここ数日の日記を見ていただいても分かる通り、さくらは元気です。
今はもしかしたら薬のおかげで落ち着いているだけなのかもしれません。
最悪、必要となれば試験開腹手術をする心構えもあります。
でも今は上手くお薬と付き合っていくのが、さくらにとって懸命なのでは・・・
そう思った結果、今の私達が出した答え、選択です。