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本当に…できることなら、にこの正確な年齢を知りたいものだと今も思う。 今6歳になる、というのと、そろそろ8歳になる、というのとでは大きな差がある、と思うから。 多分ウサギの一生にとって、2歳の違いというのは人間の15歳くらいくらいの違いになるはず。
何か体に変調があっても、6歳なら挑戦できる治療と 8歳では避けるべき治療というものも出てくるかもしれない。 6歳ならあり得ない症状も、8歳ならあり得る…とか。 当初は年齢が正確にわからないことも大した問題ではない、と楽観視していたけど、 年月を重ねるごとに、年齢は重要な問題と感じるようになってきた。 それも、6歳から8歳というのならまだしも、 場合によっては10歳くらいかも―なんだから。
元々の飼い主さんのもとに何年いたのか、それさえわかればねぇ… (その後にこを引き取っていたオーナー氏とはあれきり、 にこの元々の飼い主さんだった人の奥さんとオーナー氏も縁が切れたと言っていたし、 そうなると、確かにあったはずだと言うにこの血統書も確かめようがない)
それでも、かつてはにこが大事にされていた、というのは今でも感じることがある。 人間を信頼しきっている態度や目、 人間を優しい気持ちで見つめる心、 人間を思いやってくれる深さ、 こうしたことは、いつも飼い主の傍で大事にされてきたウサギじゃないとできないはず。
まあ、何歳であっても天命というものがある。 それがいつの事になるかはわからないけど、 こんなに豊かで温かい心のウサギに育てた元々の飼い主さんが いつか天国でにこを迎えたとき、がっかりしないように私もかわいがり倒さなきゃ。
にこにはもはや絶対にできない、テポのポーズ。 テポの方がこんなに太ってからだが重く、 それでいて足はにこよりすごく細いのに。
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