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PROFILE
     ★Lammtarra★♂

時々タテガミが消える、お坊ちゃま気質の小さな銀色ライオンうさ

   ★炎龍(ふぉーろん)★♀

体と耳の大きさ、性格のよさは一番!日本白色種のワケありうさ

     ****Lin****

    兎道修験行者
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Sep 30, 2007
心臓に毛を生やせ、とは言わないが
うちの床は滑るんです…
なんちゃってフローリングなんだけど、私も靴下だけで歩く時には、
コーナリングには気をつけている。
ウサギたちも当然すべるから歩きにくいせいもあり、
いつもカーペットのある場所で過ごしているけれど、
それでもいつしか慣れ、カーペットがある場所以外も平気で歩いてはいる。

最初、この滑る床が怖くて仕方なかった炎龍も、今ではそんなに気にもしていない様子で、
ガシガシ爪音をたてて走っているけれど―

元々が臆病でノミの心臓の持ち主なので、
ほんの些細な物音や気配にものすごいびっくりして、あわわわわわという状態で、
でも床が滑るものだから、四肢をバタバタ滑らせて必死に走ろうとするけれどすぐに体制が整わず、
それでよけいに焦りまくっている。

いつもニタニタ笑っている子が、唯一しょんぼりするのがそんな時の直後で―
しかも焦って手足をばたつかせて、不自然に四肢が開いたり踏ん張ったりするものだから、
いつ肩や関節を脱臼したり爪を剥がしたりするかと私も気が気ではない…



     「どうちたんでちか?またびちくりして怖かったんでちね〜
      大丈夫でちよ…」
     「…くすん。あたす、心臓が止まるかと思ったわ〜…」
     パニック後ションボリの炎龍を(時々は)優しく慰めるラムちゃま。


もちろんラムちゃまも、これまでの子たちも、驚くと滑る床の上では同じ状態になっていたものの、
でも、炎龍は本当に臆病で、その回数が倍なのよねぇ。

そんな、滑る床の上でのパニックは夜中や朝方にも必ず1、2度あって、
バタバタものすごい音なので私も飛び起きる。
ラムちゃまが平然としているところを見ると、やっぱりほとんど何でもないことに驚いただけらしく、
たいてい炎龍は廊下の向こうの玄関のタタキの隅で震えている。

で、よっこらせっと抱いて連れて戻ってくるのだけど、
その後はどこかケガをしていないかと調べたりしているうちに、
すっかり私も目が冴えてしまう…


     やっぱり、おにいちゃんは頼りになるわ…の図。
     図体はともかく、やっぱり炎龍はまだまだお子ちゃま気質なのかな。
     ラムたま、踏ん張って炎龍を受けとめています。


元々カーペット敷き詰めだったのを、カーペットを噛んで飲みこむのが怖くて
現在の床に張り替えたのだけど―
もう少しカーペットの面積を広げてもいいけれど、炎龍の噛みぐせは相変わらずでそれも問題だし、
リビングだけカーペットにしても、廊下までは無理そうだし、
廊下に行くな、とも言えないし―

こんなに陽気なのに、どうしてこんなに臆病なんだろう。
ハイジも臆病だったけれど、彼女の場合はちゃんとそれなりの理由に従って怖がっていたのに、
炎龍は、スーパーの袋の音、廊下の人の足音、チャイム、外の人の話し声、
時には私の咳払いやクシャミ、椅子を引く音、食器を重ねた時の音―
毎回必ずというわけでもなく、全く無反応の時もあれば、
こちらがびっくりするくらい大騒ぎになるときもあって、ほとんど法則がないような気がする…

もう少し大人になったら、パニッキー気質も治まるかなぁ。

自分が不在の間の事故が怖いので、今は電話の呼び出し音まで消しています。


     “うちの農場”の森の中の大木。樹齢100年を越える木があちこちに。
     あとわずかで野草摘みもできなくなるので、ちと焦って摘んでいます。


昨日9月29日は、にこがうちに来て4年目の日でした。
そして、はぁちゃんの初めての月命日。
テポが亡くなって2ヶ月、ハイジが亡くなって1ヶ月が過ぎました。

・・・・もう10年も前のような感覚もあるのよね・・・
Sep 26, 2007
月夜に
むんむんハッスル期間が終了したら、ぐっとおとなしくなった炎龍。
むんむん中は常に大げさに走りまわって私の後をつきまとったり(小突きながら…)、
私が帰宅すると、ビチビチ大ジャンプで喜んでくれたのに、
今では帰ってきても、シラ〜・・・・・
どちらかというと、ちゃま坊の方が嬉しそうな顔をしています。
やっぱり、こんなところは付き合いの長さの違いなのかな。


    炎龍が落ちついてからは、さらに仲良くくっつき合うように。
    ふふふ…ちゃま、まんざらじゃなさそうねぃ…

そんなラムちゃまと炎龍の仲いい様子にほっと心癒されている毎日ですが、
でも…季節がらセンチメンタルに拍車がかかるせいもあるのだろうけど、
日中お昼寝なんかしようと目を閉じると、
いつもテーブルの下に座っていたテポの気配、
んくっと小さく鳴いて、目を開けるといつも私をジーーーっと見つめていたはぁちゃんが消えている…
なぜ、彼女たちがいなくなってしまったのか、
なんだかいまだに不思議な、漠々とした現実感の乏しい寂しさに耐えられない気持ちになる。

本当に不思議。
なぜみんなあっという間に逝ってしまったんだろう…


     炎龍が野草をもりもり食べるので、ラムちゃまも一生懸命食べるように。
     ほらほら、ゆっくり坊ちゃま食いしていたら、全部大柄のお嬢さんに食べられちゃうよ〜


そんな思いきりの悪さを、いつもの掃除や模様替えで区切りをつけようとする本能?はまだ続行中で、
ここずっと何やら作ったり、家の中をあちこちひっくり返したりしていて、
さらに収拾がつかない状態に。
一体いつになったら終息するのか…

テポとはぁちゃんのことだけでなく、
9月は月夜にちゃっぴーが華麗なダンスを踊ってくれた事を、しみじみ思い出す季節です。


     ほら、自分の分のバナナもあっさり炎龍に奪われちゃって。
     「それはボクちゃまの〜」
     「へ?バナナおいすいわ〜」
     がんばれっちゃま!
Sep 23, 2007
森に養ってもらっている一家
3日前には9月にはあるまじきことに30℃くらいにもなる蒸し暑さ、
でも翌日からはぐっと秋らしく冷えこむようになりました。

今日も恒例の野草摘みに森に出かけた時は、すでに薄手のジャケットを着ていても肌寒いくらい。
木々の紅葉もあちらこちらに。

今日は行った事のない森の奥にまで足を踏み入れたら、
まぁ〜っ!
クレソンの一大群生地があった!
もちろん無農薬で排気ガスや犬のチッコの心配もない場所。
木陰で育っているから柔らかくておいしい。
炎龍、馬のように食べています。


    ドライになりそうな秋草や木の実も一緒に採ってきた。
    本当はドングリとかのハードシーズも拾えたらさらに嬉しいのだが…
    そういう種類の木がないのだけが残念!


それにしても…昨年からこの森を知って野草採りに通い始め、
特に今年は最低週1通って、イタリアンライグラスやオーチャード、
タンポポ、ヨモギ、オオバコ、クマザサ、イチゴ葉などを、本当にどれほどいただいてきたか…
周囲が市民農園や住宅地のせいで、イチゴ葉もそうだけどミツバや、今日のクレソンのように、
元々は野生ではない種類の植物も自生しているので、私の分のご馳走までいつもいただいてきている。
私が今、健康のために飲んでいるドクダミも、
森の中に群生している場所があって、夏に採ってきて乾燥させたものだし。
その他に私の好きな季節の花々や、リース作りの材料もたくさんもらってきた。
うぐいすやカッコウの鳴き声もここで聞いたし、
もしかしたらクマゲラ?木を突つく音も聞いた。
夏にはたくさんのセミの抜け殻を見た。
こんな小さな森1つでもあると、どれほど人間の生活の力になり、
多くの小動物の命を育んでくれていることか、と改めて驚いてしまう。
(私のささやかな恩返しは…虫たちに血を提供したことくらいかな。
これまでに10箇所以上刺されました〜!)



    特にお尻が大きい炎龍。
    ちゃま、頑張って割りこんで食べようとしています。
    「もうちっと、そっちに行ってほしいでちよ〜!」

自然の力って本当に大きい。
毎週、半端じゃない量の野草を採っても採っても、
時に下草刈りが入って丸坊主になる時期もあるけど、そんな時は市民農園の方で間に合わせ、
それでも2週間もすると、またたくさんのウサギたちのご馳走が足元にいっぱいになっている森。
猫の額ほどの面積の森でも、炎龍5〜6匹は養えそうな生命力に満ちている。
人工の畑だと、収穫したらそれでおしまいだけれど、自然の森は春から雪が降るまでずっと、
そして季節に応じた旬の恵みを、私は何もしていないのに惜しみなく提供してくれる。
これで私がもう一人いたら、冬用にもっと乾燥させて貯蔵できるんだけどね…

1haほどの土地を買って、森を育てたいな。



    「がぁ゛ざんっ!クレソンうまいわぁ〜」
    炎龍のこんな立ち座り姿を撮るのは難しい。
    いつも走っているか寝そべっているかのどちらなので。
    こう見ると…かなりぽっちゃりしてきましたね。
    これも森のおかげ…
Sep 20, 2007
むんむん&すっきりぃ〜な秋
津軽海峡の向こうはまだまだ残暑厳しいようですが、
北海道は朝晩かなりひんやりとするようになってきました。
日中でも25℃を越える事もなくなり―それでも例年に比べるとやはり気温は高めです。

そんな季節も関係してなのか…しばらく潜んでいた炎龍の“巣作り音頭”が再開。
毎晩牧草をくわえてはむっむっと激しく走りまわり、
かと思えばマウンティングまでは行わないものの、
しつこくラムちゃまにせまって、とことんラムちゃまを怯え怒らせた挙句に、
遂にキレたラムちゃまに追いかけられたり。


     しつこくラムちゃまにせまりまくって、
     ちゃま、遂にゴハントレイのお皿の中にまで追い詰められた!
     「ちゃまちゃま〜」
     「こ、これ以上こないででちっ!」

…朝から晩までドタバタ、夜中も2度は激しい音に驚いて目を覚ましています。
(家具の上に飛び乗った炎龍が足を滑らせて落ちたり、
怒ったラムちゃまが炎龍を追いかけたりするときの爆音…)
お互いにビビリちゃん同士なので、それでも絶対に噛みつくところまではいかないけどね。

これじゃ、いつか大怪我してしまう。
やっぱり真剣にそろそろ炎龍の避妊手術を考えなきゃ。

で、でも…この巨体を病院に連れていくことを考えると―
ビビリ症の上、抱っこ大嫌いだから、きっと診察中も大暴れという、
これまでのLinさんちのウサギでは考えられない暴動になるであろうことを考えると…
あぁ、炎龍も重いけど、私の気も重いな。。。


    ちゃま坊、なんだかお疲れな表情です。
    「…マミー、ボクちゃま心身症になるかも…」

その炎龍のむんむんはしゃぎっぷりに翻弄されてのストレスかと思うのだけど、
昨日・おとといと、ラムちゃまは久々少しお腹を壊して盲腸糞がでろり。
炎龍に圧倒される気持ちはわかるけど、
でも、、、あまりに精神面軟弱だわよ…

これじゃ、炎龍がもし2兎いたら、ちゃま寝こんじゃうかなぁ。


     あんまりしつこい女は“重たい”って敬遠されちゃうんだよ。たしかに重いけどさ。
     「あたす、ウブな乙女だわよ〜」
     

いつも、愛するものを見送った後は、ひたすら大掃除や模様替えに没頭するクセがある私。
今回もそんな気持ちがむくむくしていたら…

かねてから、なんとか安い方法で処分したいと思っていた大型家電品や家具類の山、
そう思いながら物置化した部屋に放置したままになっていたのだけど、
遂に!
29型TV2500円、業務用コピー機4000円、折りたたみベッド500円、スピーカー(タダ)、
ワープロ2機(タダ)で処分する事ができた!

市のリサイクルセンターの見積もりでは、特にコピー機が7000円もかかるということで、
絶対1万円を超えると覚悟していたのに、
たまたま通りかかった廃品回収車に頼んだら、思いがけず安く引き取ってくれる上、
搬出も全部してくれたので、本当に大助かり!

おかげで、物置部屋もようやく整理できて、また人間が住めそうな状態に戻りました。。。
あ゛ーーーーっすっきり!

こんな性格を思うに…決してきれい好きでも掃除好きでもないけれど、
かと言って、ゴミ屋敷の主にもなれそうもないな…と実感。

で、その部屋のみウサギの出入りも禁止にしていたので(そんな廃品だらけで危険だったので)、
掃除してすっきりした後は、かねてから野草採りの合間に集めていたドライ素材や、
テポハイジにいただいたお花をドライにしていた物で、
お部屋で素材を広げてゆっくりリースなどを作る事もできた。


     松の葉と実、ナナカマド、山葡萄の実で。
     “引き”がとれなくて、正面から撮影できない〜


    100均ショップで買った柳のベースがゴツすぎ…
    近所でいただいたアジサイの花と、森の中で折ってきた赤い実や、
    いただいた供花から作りました。

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これもアジサイと、
近所の公園の木についていた小さな実。
こういう楽しみ方をするなら、
ちゃんと植物の名前を覚えなきゃね…
Sep 17, 2007
学ぶこと
いつも食が細いラムちゃまですが、
炎龍と一緒になってから、炎龍の勢いに押されるように最近は順調に食べている。
食べる事すら何でもテポ次第だったラムちゃまなので、
今度は炎龍効果で、なんとまあ今まで頑として食べようとしなかったオーチャードや
ヨモギなど、炎龍の好物の野草まで一緒に食べるようになった。
いいことだ〜


     炎龍はラーメン食い。ラムちゃまはお上品に1本ずつ。
     食べ方にも性格がよく現れる…

炎龍は本当に素晴らしい資質のウサギ。
ええ、世界一の親バカっぷりはいつもの事ですから聞き流してね(笑)

ここ最近、ソファ掘りに目覚めて、しばらくは叱って叱っても、無我夢中になっていた。
あんまり夢中なので、なんだか無下に止めるのもかわいそうな気がしてきて、
最初のように「だめっ」と強い口調で止めるのではなく、
諦めて「ふぉーちゃん、そういうことは母さんがいないときにやればいいんだよ」と
静かに話しかけるようになったら・・・

私がソファに座っていたとき、ついついまた嬉しそうにジャンプして乗っかって来てから―
急にはっと気がついたような表情になって、私の顔をじっと見つめた。

その目は特別おずおずというわけでもなく、意固地でも卑屈でもなく、
明るいいつもの澄んだ眼差しで、私をじっと見つめていた。
その目を見て「あぁ、この子はとてつもなく聡明だ」とふいに直感した。

そうしたら、何も言っていないのに、自分から静かに座面を降りて、
以後…私がいる時には一切ソファ掘りをしなくなった。
本当よ。
この子は叱られるから、とかそういう理由以上の学習をしてソファ掘りをやめたとしか思えない。
(私がいない時にはまたやるとは思うけれど)
素晴らしい感性、なんという聡明さ!


    炎龍の脳味噌にはシワがいっぱいだ!
    「母さん、あたす、母さんの言うことぜーんぶわかってるわよ〜
     母さんが困るんなら、あたす母さんの知らないところでしかやらないから…」


私はドリトル先生のように動物と自在に言葉を交わす事はできないけれど、
動物との暮らしの中で少しは動物の心を学ぶ事はできていると思う。
そして、1兎1兎があくまで個性的であり、様々な感情を持ち合わせている事を、
こうして今も日々発見させてもらえるから、私は動物との暮らしがやめられないんだと思う…


     炎龍はとにかくラム坊が大好き。
     「ちゃまちゃま〜チュッ」
     「うひょっ」またビビるし。


そろそろ…この調子なら炎龍の避妊手術を考えてもいいかも。
ラム坊と一緒に過ごすようになったからには常在菌も感染して、炎龍にも免疫ができたはずだし。
健康上はまったく心配な気配はないけれど、
脂肪がたくさんつく前に一度レントゲンも撮っておきたいし。
(できるだけ小動物のレントゲン照射はひかえたいけれどね)

ただ…
ハイジの事を主治医に語るのがいや。
まだ誰にもハイジの死を口にしたくない気分。

それに、ハイジのことでは主治医に本当に無理を言っただけに、
死んだ、と伝えるのはかなり気が重い。(当然、結果は主治医にもわかりきっている事だけど)

ハイジの病気が膀胱ガンの疑いとは別に、もしかしたら子宮疾患ではないか、と
どうしても確定できず、結局開腹手術に臨んだとき―
実は主治医は「今まで治療としてモルモットの手術をした事はない」と言っていたのに、
それを承知で「先生に手術してもらってダメだったら、私は納得します。
でも他の病院で手術途中や術後に死んだら、私は諦めきれない。
先生にしてほしいんです」と訴え、
「わかりました。できるだけのことはさせてもらいます」と約束してくれた。

ハイジを迎えた時から、
いつもの病院では「モルモットはウサギの3分の1程度しか診た事がない」と言われていて、
暗に「モルモットは別の病院にしてね」と言われていたようなものだったし、
セカンド病院の先生のほうが明らかにモルモットには詳しい事もわかっていたのだけれど、
いよいよ、生きるか死ぬかという賭けのような状況となった時、
私はどう考えても―ハイジの命を預けられるのは、
やっぱりいつもの病院の先生じゃなきゃだめだ、と心を決めていた。

これまで毛球症で2度の胃の切開手術も成功させてくれていたし、
(1度目のあちゃの胃の切開手術は10年も前の事だった)
野茂さん以外全員の不妊手術もすべて難なく通過してきた。
すでに10年も前から、ウサギの術後管理としてエリザベスカラーは否定し、
抜糸の必要のない傷口の縫い方をしてくれていた。
術後の管理の重要ポイントとして「ウサギを徹底的に温める」ということも教えてくれた。
なにより―いつもウサギたちの命を何としても助けてあげたいという飼い主の気持ちを理解してくれ、
いつも一緒になって勉強してくれた。

だから、主治医が正直にモルモットの手術は経験がない、と言っていたにも関わらず、
あえてハイジの命を託したいと頼みこんだ。
もし、主治医が経験がない事を理由に断ったら、多分ハイジの開腹手術も諦めていたと思う。

結局、膀胱ガンで手のつけようがないまま閉じただけで終わったけれど、
ハイジのお腹は、いつものウサギたちの手術の時のように、
やはり縫い目と糸が埋没した丁寧な縫い方だった。
「子宮ガンや何とかできる状態だったら…ごめんね、ハイジちゃん」と、
主治医は麻酔から覚めて帰宅するハイジの頭を指で静かに撫でていた。。。
きっと主治医もいつもと違う覚悟をもって手術に臨んだはず。
先生、ありがとう。いつもありがとう。


    はぁちゃんのお腹はポカポカあっつくてポタポタしてた…

もしかしたら、私にとっても主治医にとっても、そしてハイジにとっては当然、
あの開腹手術はしなけりゃよかったのかもしれない。
結果を見れば確かにそう。
私は自分の「はっきりさせたい」という欲求を最優先しただけなのかも。

だけど―もしあの開腹手術をしないでいたら、
きっと今ごろ、もしかしたら手術で救えたかもしれないのに、
私は何もしないまま死なせたんだ、と別の後悔にさいなまれていたはずで―

私は本当に自分でも呆れるけれど―
動物だから、ウサギだから、モルモットだからこの程度で仕方がない、と
諦める事がどうしてもできない人間―

はぁちゃんのにおいが消え、はぁちゃんのかわいい声が聞こえなくなって2週間。
はぁちゃんはそんな飼い主をどう思っているだろうか。。。


【P.S】
今日は本当なら、ハイジがうちの子になって丸2年となる日でした。
ショップで一目見てから、ほとんど迷うことなく連れ帰った。
こんなにかわいいモルモットがいるなんて…とオドロキでした。


    うちの子になった2005年9月17日の夜のハイジ。
    まだオズオズドキドキの表情。
    その晩、「まだ小さいんだから」とほんのちょっぴりの野菜とペレットしかあげなかったっけ(笑)
    それから、驚異の大食漢と知るのはほんの数日後のことでした…

7月から秋までは我が家は記念日だらけです。

まず7月10日は野茂さんの推定誕生日、
7月12日はハイジの推定誕生日、
7月17日はタバサの命日、
7月22日はテポの命日、
7月29日はラムタラのお迎え日、

8月は、
8月11日はあちゃの命日、
8月29日はハイジの命日で、タバサの誕生日。

9月は
9月1日はテポの誕生日(この9月1日で満7歳になるはずだった)で、
9月11日は水戸泉の命日、
9月13日はちゃっぴーの命日、
9月17日はハイジのお迎え日、
9月29日はにこのお迎え&推定誕生日。

そして10月1日はテポのお迎え日で
10月10日はにこの命日であり、
炎龍の推定1歳の誕生日。

こう振りかえってみると、
冬よりも圧倒的に夏〜秋にかけて体調を崩して命を落とす事が多いことがわかる。
これから夏の間はもっと気をつけなきゃ…
Sep 13, 2007
オトナになっちゃった炎龍
ハイジの看病中のドサクサ?に紛れて、
あっというまに仲良しになっちゃった、ラム&ふぉー。
まあ、毎度のドキドキハラハラのマッチング・テストを省けたので、かえってよかったんだけど…

実はもうずっと前から炎龍の部屋の入り口のフェンスは開けっぱなしにしていて、
いつでも炎龍が自主的に出て来れるようにしていたんだけど、
相変わらずのノミの心臓のため、ずっとそんな気配もなく―と諦めていたら、
1、2度抱っこして強制的にリビングにつれてきてみたことと、
ハイジの看護につきっきりでほとんどかまってあげられなくなってさびしかったことが、
炎龍を寝室からリビングまでの廊下を走らせる導火線となったみたい。


     あぁ〜・・・ラムちゃま、陶酔中・・・

当然、リビングにはラムちゃまがいるから、どんなことになるかと思っていたら、
1、2度炎龍が怒ったラムちゃまに激しく追い払われ、
1度反撃に出た炎龍にラムちゃまが背中を爪で引っかかれただけで終わりました。

しばらく炎龍は急に世界が広くなって大興奮が収まらず、
大はしゃぎでジャンプしまくり、家中疾走しまくり、
本気で階下からのクレームを心配する状態となり、
さらにラムちゃまとくっついていられるのが嬉しくて嬉しくて、
ラムちゃまにしつこくし過ぎで、ラムちゃまがノイローゼになるんじゃないか…と
心配した一時期もありましたが、今ではもう炎龍もすっかり落ちついて、
でかい炎龍に迫られてビビリ気味だったラムちゃまも安心して寄り添い合うようになりました。



     我が世の春ですか?ふぉーちゃん。
     「あたす?ぷふっ♪」
     相変わらずおいしそうな口元でしょ。

環境の変化に完全に順応して、
そしてそろそろ1歳くらい…という成長もあってなのか、
一時に比べると炎龍はかなり落ちつきました。
意味不明に狂喜乱舞することもあまりなくなりました。
しかも、以前はあんなに私にひっつき虫だったのに、
今はいつもラムちゃまと一緒にいるようになったので、
以前ほど私に執着してくれなくなっちゃいました。

そうです…炎龍はどうやら完全にオトナウサギになっちゃったみたいです。
…なんだか、ちと寂しい…
コドモコドモしているうちにもっとたくさんじゃれたかったなぁ。
そんな炎龍のかけがえのない短い時期、テポとハイジのことで全然かまってあげられなかった。
炎龍にもかわいそうなことをしたと思うけれど、
私自身にとってももったいないことでした。。。


     で、ちゃまはどうなの?炎龍とラブですか?
     「・・・・・・ぼ、ぼくちゃまは・・・」
     「あたすはラブだわよっ!むふふ〜」

それでも、相変わらず愛想と元気は一番。
朝方の大騒ぎは治まってきたものの、
寝ている私のお腹にどかっとジャンプして乗っかってきては(ぐおっときます、当然)
布団をホリホリするクセは続いています。

な、割に、
まだまだほんのわずかな聞き慣れない音に過敏に反応して大騒ぎしたり、
パニック走りしたり―陽気で大胆なようでいて、反面すごく神経質なところもあるのがちと気になります。

そうそう、今は家中自由にどこでも行けるようになったのに、
以前自分がいた寝室―当然今は全くフェンスも何もなくなったのに、
以前フェンスで仕切っていた場所から先はいまだに1歩も踏み出せないまま。
何か目に見えない結界でもある?
不思議な炎龍…
Sep 10, 2007
気がついたら
ご無沙汰続きで申し訳ありません。

ハイジの他界に際しては、たくさんのお花やカード、お心遣い、温かいメッセージをいただき、
御礼の申し上げようもありません。
7月のテポの他界の際のお礼を何もしていないうちに、今回のハイジ…と、
本当にごめんなさい。


    ハイジのお骨は思っていた以上に大きかったんですよ。
    今もたくさんのお花に囲まれています。


私は元気、とは言いませんが、いたって普通に暮らしているので全然心配しないでくださいね。
ただ今はまだ、何を語っても書いても、なんだかウソっぽくなるような気がして。

気がついたら、にこも、テポも、そして、はぁちゃんまでいなくなっていた…そんな気分です。
正直な心情を言えば、にこやテポの死にはある意味、覚悟と納得の落ち着きどころがあったけれど、
けれどハイジの死には―やりきれない思いが後を絶ちません。



     かつては毎日、テポにこハイジがにぎやかに戯れていました。
     昨年8月のショットなのに、もう10年も昔のような気がする…


でも、私にはラム坊と炎龍がいます。
これからゆっくり…ラム坊と炎龍と1日1日を大切に過ごしていけたらいいなぁ。

ハイジが亡くなった日が、今年の最後の夏の日でした。


デコボコだろうが、本兎たちには関係ないみたいです(笑)