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     ★Lammtarra★♂

時々タテガミが消える、お坊ちゃま気質の小さな銀色ライオンうさ

   ★炎龍(ふぉーろん)★♀

体と耳の大きさ、性格のよさは一番!日本白色種のワケありうさ

     ****Lin****

    兎道修験行者
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ウサ飼い教育
今にして思うと…初めてあちゃ(故・朝潮)というウサギと出会って、
それから多くのウサギたちと暮らしを共にしてきたけれど、
10年以上も前の事となるとまだウサギの情報は現在に比べて非常に乏しく、
私も全くと言っていいほど何の知識もないまま、なんとか人間とウサギの暮らしを成立させようと
闇雲に、自己流に、キリキリしていた時期があった。

当時から動物と暮らす上で譲れないモットーの一つが
「できるだけ自由にさせる」だった。
が、ウサギのこと。
当時、新築のマンションの壁紙を剥がす、カーペットを噛み千切る、
柱を齧る、あちこちにズルチッコ…という当然の成り行きに、
本当に一時はほとほとノイローゼになりかかるほど困った。


    にこは熟睡、テポは毛繕い、サークルの向こうでラムちゃまがぼんやり…
    サークル越しではちっこのかけあいすらしない3兎です。


で、今後も自由に過ごさせるためにはやはり“しつけ”なくてはならないと決心。
でもその頃はウサギの能力や習性なんてことも全く知らないものだから、
“しつけ”のつもりでやたらと大声で怒鳴りまくっていた。
ウサギは耳がいいんだから、大きな声で驚かせて習性付けすればいいんじゃないか、と。
時にはお尻や頭を叩く事もあった。

でも…今にして思うと、本当に“しつけ”が必要だったのは、私の方だったと思う。
ウサギを理解もせず、ただ自分の都合を押し付けようとして、
それが思い通りにならないことに苛立ち、腹を立てていただけ。
ウサギという生きものと暮らす人間はどうでなければならないか、
その基本中の基本が私には欠けていたのに。

大きな声で怒鳴る私を不安げに見上げる顔、
叩いた後の悲しげな顔、そして何より自分の心の痛み―
そんな日々の繰り返しの中で、遅々とした私の少しずつの成長を待っていてくれたウサギたち。



     やさしくハイジの毛繕いをしてあげる、にこ。
     「おめもおとなしくしてればめんこいんだけどもな…」
     「だってぴゃぴゃのお腹の中にもぐりたいんだもーん」
     …もぐりこんで、また毛をむしってましたよ、この子は。


一切、ウサギたちを怒鳴ったり、間違っても手をあげたりしなくなったのはいつからか…
多分一時野茂さんだけが残って、そしてテポがやってきた頃からか。
私も気が長くなったのだろうし、
叱っても仕方ない事と、断固叱るべきことの違いがわかるようになったのか、
単に―私が100歩譲ったのか、ま、きっと全部なのだろうけど、
それでもウサギたちに腹を立てる事がない、というのは、
私にとってもウサギたちにとっても一番いいということだけは間違いない。
お互いにストレスゼロだものね。

だけど…自分でもあの頃から変わったなぁ、と思うたび、
特に初めてのウサギ―あちゃには申し訳ない気持ちでいっぱいになる。
あちゃにはいっぱい怒鳴ったし、いっぱい叩いた。
でも、彼女はそれでも怖れることなく、目をそらしもせず、私にくっついて離れなかった。
どこまでもお互いに最高のパートナーだった。
私が今でもウサ飼いをしていられるのは、結局あちゃの教育があったからなのに。
ごめんね、あちゃ…そして、ありがとう。


【補記】
今、ごく身近な人から指摘が。
今の私はウサギたちを“叱る”ということすら皆無になったので、
これは行き過ぎの甘やかしではないか、と。

…そうねぇ。
ズルチッコも、間に合うときには「おトイレはそこじゃないでしょ」と誘導する事はあるけど、
間に合わないと思ったら、もう声もかけずにそのままさせる。
驚かせるより、たっぷりしちゃえ、と思うから。

…これって甘やかしと言うより、単に私がズボラになっただけという気も。
それにさ、ワンコじゃないんだから、ウサギを甘やかして図に乗らせても、
べつに社会の迷惑になるわけじゃないからいいじゃん…
あ、甘い?
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この記事への返信
Linさんって、ウサちゃんたちに甘甘なんかと思ってたけど、
叱ってしつけしてはったときもあったんや!!
びっくりしたでぇ!

うちのおかんはな、オレがなにしても怒らへんで。
まあ、ときどきアイアンクローはされるけどな。
ウサギ怒るより、怒らなアカンことされへんように
ニンゲンが努力すべきや、って思ってるねんて。

だから、今のLinさん、甘やかしすぎとかとちゃうでぇ!
オレらのこと、いっぱい甘やかしてなぁ!!!
Posted by 権造 | 00:00:10, Jun 03, 2006
お久しぶりです。こんにちは!
今日の日記を読んでいて「Linさんでもそんな時があったのかぁ・・」と思うと同時に昔の自分を思い出しました。
あちゃちゃんの時代には情報もなかったし、何をするにも試行錯誤だったんでしょうね。
ほんの2年前のワタシでも、知識はできる限り取り込んでたつもりでしたが、実際飼ってみると初めてのうさぎにとまどうことばかりでした。
今思えばノイローゼ寸前だったと思います。
そういう意味でも最初の子は他の子達と違う意味でかけがえのない子になる気がします。
Posted by ujuco | 16:54:00, Jun 03, 2006
生死に関わらない事なら別にいいんだけど、
以前家中がカーペット敷き詰めだった頃は
故あちゃとテポがこれを齧って詰まらせて胃を切って死にかかってるのよ〜
んで…大金はたいて家中フローリングにリフォームして、
壁紙もはがせないものにリフォームして、
で今は「好きにしろ」とできるようになったわけ。

権さんもイタズラしてもいいけど、変なもの食べちゃダメなんだよ〜
Posted by Lin | 20:30:37, Jun 05, 2006
ふわらちゃんのお尻問題の意外な原因…たしかに女の子はやたらとチッコを勢いよく遠くまで飛ばすもんね…
うちのテポも自分が入れない場所めがけて、びっくりするほど遠くまで飛ばしてるよ〜

私は元々ズボラな方なので、“しつけ”というものもしたくない方だったんだけど、
絶対にこれだけはやめさせないと死なせてしまう、ということだけは何とかしたかったのよね。
でも、、、悟りました。
「兎は絶対に方針を変えない」
結局人間が何とかしなけりゃならないということですわね〜とほほ。
Posted by Lin | 20:35:53, Jun 05, 2006


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