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     ★Lammtarra★♂

時々タテガミが消える、お坊ちゃま気質の小さな銀色ライオンうさ

   ★炎龍(ふぉーろん)★♀

体と耳の大きさ、性格のよさは一番!日本白色種のワケありうさ

     ****Lin****

    兎道修験行者
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男泣き
朝、出向先の休憩室で、顔を合わせると四方山話をするオジさんの同僚が、
「Linさん、心配してもらっていたけど、うちのワンコ、先週の土曜日に死んだ。
俺の腕の中で」と急に言ってきた。

…ここ2、3ヶ月、心臓病を抱えた老いた愛犬の看護のことをよく話していた。
4年前に離婚して一人になった後も、愛犬だけは彼と一緒だった。
そうして不治の病を告知されてからは、仕事の間は近所の実家に預け、
ひたすら療養に努めていた。

「もうダメとわかってから、なんだか何をやる気にもならなくなっちゃって…」とぼやく彼を、
「飼い主の最後の務めは、しっかり看取ってあげる事だよ。
動物は最後まで自分が死ぬなんて思わないんだから、
いつまでも大好きな飼い主と一緒だと信じたまま送り出してあげないとね」と励ましていた。

「最期の時に一緒にいてあげられてよかったね。ご苦労様」と声をかけたら、
彼は瞬時に顔を崩し、ポケットからハンカチを出して顔を覆った。

他にも人がいたというのに、
彼はしばらくそのまま嗚咽していた。
私も一緒に泣いた。。。

亡くなって数日がたち、それでもこらえきれず愛犬の死を悼んで大泣きする、大の男。
彼にとって、愛犬は大きかったんだろうなぁ。
とてつもなく、愛犬は彼を愛し、彼も愛犬を愛していたんだろうな…
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この記事への返信
こんばんは。
つらいお話ですね。やっぱり分っていても見送るのはつらいですよね。
実家のワンコが19歳の大往生の時でも、すでに嫁いでいた私に母が「焼く前に触ってやってほしい」と嗚咽しながら電話してきたのを思い出しました。
私達3人兄弟を育て終わり、そのワンコだけが生甲斐だった母は焼く直前まで添い寝していたそうです。

弟の検診か何かでたまたま行った保健所の隣の窓口で、処分のために引き渡された所を、飼主さんに話して引き取って来たから、この子は一生ラッキーがつきまとう幸せな犬なんだ・・・それが母の口癖でした。
それから19年、母と私達と共に生きてくれました。

あれから時間が経って、体の骨は植木に埋め、喉仏を手元に置いて手を合わせる日々が続きましたが、たまたま通りかかったペットショップで未練がましく犬達を眺めていた時、不意に目が合ってしまったヨーキーに思わず「来るか?」と声をかけてしまったそうです。その子は母いわく行く!と返事をしたそうです。
今は、いつも母の膝に、出掛ける時は専用に作った前抱っこ用巾着袋の中にいます。(巾着リュックの前版)

その男性にも、いつかワンコと暮らした日々がかけがえのない思い出になって、またワンコではなくともココロが通じあえるパートナーが見つかること、お祈りします。
Posted by ままむんば | 23:21:30, Aug 09, 2006
Linさんの言葉すごく感動
「飼い主の最後の務めは、しっかり看取ってあげる事だよ。
動物は最後まで自分が死ぬなんて思わないんだから、
いつまでも大きな飼い主と一緒だと信じたまま送り出してあげないとね」
そうだよね!

Posted by ケンママ | 12:08:55, Aug 10, 2006
泣いてもらえるワンコも幸せなら、
人前で気持をこらえきれないほど、切ないくらいにたくさん愛情をワンコと交換した
おっちゃんも幸せですよね・・・・・
すごいなあ、動物と暮らすって・・・・・・
Posted by かまー | 16:25:34, Aug 10, 2006
19年の生涯…大往生でしたね。
でも、それだけに残されたお母さんの心の喪失感も大きかったでしょう。
正直に言うと、私も早くまた犬と暮らしたい。
私自身成長期はいつも犬と一緒だったし、
ウサギやモルのいない生活ももはや考えられないけれど、
でも、できればそれに犬を加えたい。
犬は生涯を共にし、そして左右されることもあるパートナーだとわかってるつもりだから…

それだけに、そのパートナーを失った同僚の男性の心の痛み、無視できませんでした。
私もウサギたちを送り出すたび、味わってきた気持ちです。
お互いに、動物に対して同じ気持ちを持っている者同士という事もあって
きっと彼も気が緩んだんでしょうね…(笑)
Posted by Lin | 23:19:06, Aug 10, 2006
ほんとは「いつまでも大好きな飼い主と」と書いたつもりだった…(笑)

飼い主は絶対にペットより先に死んではダメなんです。
それが究極の飼い主の責任。
そして自分が死ぬときは、きっと先に天国に行っていたペットが迎えに来てくれるはず…
Posted by Lin | 23:22:41, Aug 10, 2006
私もそう思った。
40も過ぎた男が人前で泣くなんてのはよっぽどのこと。
それだけ愛されていたんだものね。
そして、それほど愛せた存在がいたオジさんも幸せよね。。。
Posted by Lin | 23:26:08, Aug 10, 2006
はじめまして。
みんちさんのお家から来ました。

本家も「女泣き」してしまいました。
色んな事を思う涙が出ました。
Posted by 本家うさうさ | 12:10:46, Aug 13, 2006
初めまして。今後ともよろしく!です。

愛するいのちを失うことは、
今さら使い古された言葉を並べ立てるまでもなく、
自分の半身を失うこと以上の喪失感を味わうものだ…と痛感します。


Posted by Lin | 00:12:30, Aug 14, 2006


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