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November, 2010
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PROFILE
     ★Lammtarra★♂

時々タテガミが消える、お坊ちゃま気質の小さな銀色ライオンうさ

   ★炎龍(ふぉーろん)★♀

体と耳の大きさ、性格のよさは一番!日本白色種のワケありうさ

     ****Lin****

    兎道修験行者
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待っていた、テポとにこ
今日、午後1時発の都市間バスで、ラムちゃまと一緒に帰ってきた。
そして4時45分ごろようやくご帰還。

正直、留守番組のテポにこのことはほとんど心配していなかった。
むしろ、ラムちゃまが移動で疲れていることのほうが気になっていた。

だけど、「ただいま〜」とドアを開けたら、
いつもはないことなのに、テポが廊下を途中まで走ってきた。
嬉しくて迎えてくれてるんだと思った。
でも、一瞬―テポの表情がなんとなく―変だなぁと思った。
嬉しい顔じゃない。
むしろ、なんだか緊張した顔をしている、とそんな気がした。

居間に入ると、いつもながら3日分の●の海。
そして和室の方を見ると、にこが座っていた。
「にこ、いい子ちゃんしてた〜?」といつものようにほっぺを両手で挟んで、
ぶちゅう〜してあげたら、いつものように嬉しそうな顔をした。

それから改めて周囲の様子を見たら、
用意していったレタス2株がかなり残っていて、
ペレットもどんぶりに2杯用意していったのに、1杯は丸々残っていた。
変だなぁ、5月に2泊3日した時はきれいに食べ尽くされていたのに、
どうして丸々1兎分が残っているんだろう…といぶかしく思った。
もしかして、テポ?と彼女の顔を見ると、やはりまだなんだか不安気な顔をしていた。
おかしい…

そして、にこを見たら―さっきまで普通に前足を立てて座っていると見えたのに、
そのお座りの姿勢で何度も左側にがくがくとよろけかかっている…!
試しに、「トイレに入ろう」とお尻をぽんと押してトイレに促したら、
いつものようにトイレに向かって走ったものの、
トイレに前足をかけたところで左側に倒れこんでそのまま動けなくなってしまった。
抱き上げて床に寝かせ直したが、そのまま立ちあがる気配もない。
そして、ものすごく呼吸が浅くて早い。

ちょうど動物病院の夕方からの診察開始時間の5時少し前。
至急で診てほしいと電話を入れ、タクシーを呼び、すぐに抗生剤を飲ませた。

ついさっきまでラムちゃまが入っていたキャリーに抱き上げて入れた。
それでも横倒しに寝たまま、過呼吸状態の息のまま、やはり抵抗する気力もない。
こんな状態ではもしかしたら病院に行く途中や診察中に、もしや―といやな予感に襲われた。

そして病院に着いたのが5時20分近く。
すぐに診てもらった。
体温は38.8℃。平熱。が、やはり過呼吸状態。

診察台でもべったりお腹をつけたまま立ち上がる事ができない。
その後ろに伸びきった肢を調べていた主治医が
「左足に刺激に対する反射がない。感覚があるかどうかはわからない」と言った。
要するに、ほぼ左半身不随状態。
とりあえず注射とリンゲル液を皮下に入れ、血液を採取して検査に。
先日レントゲンを撮ったばかりなので、今日はレントゲンは避けた。

それから結果が出るまで1時間以上待合室で待っていた。
その間キャリーの中のにこを撫で続け、声をかけつづけているうちに、
過呼吸状態が次第に治まってきて、顔つきも大分しっかりしてきて、
さっきまで横倒しに寝ているだけだったのに、
キャリーの中で普通に肢をたたんで座れるようになっていた。

血液検査の結果、筋疾患の目安となるクレアチンキナーゼの値が異常に高かった。
筋組織が崩壊しつつある状態だという。
ようやく―初めてにこの現在の状態を示す数値が現れた…

このような状態の場合にはステロイドを投与することになるけれど、
主治医としては犬猫にもあまり用いたくはない種類のものだし、
特にウサギへのステロイド使用は賛否両論がある、と言う。
どうしますか、と問われたけれど―結論はもう少し原因を探ってからと、
自分なりにステロイド使用の功罪を学習してから、ということにした。

その原因については、こうして左半身のまひ状態ということから脳疾患の疑いも濃く、
それを確認するには北大でのMRI診断しかない、とのこと。
が、MRIを受けさせるには全身麻酔が必要で、
検査技師がウサギを扱ったことがあるかどうかもわからないと言う…

そのMRI検査をどうするかも、すぐの結論は避けた。
危険が大きい上、それで原因がわかるとも限らず、仮にわかったとしても、
有効な治療法があるかどうかもわからない。。。

ただ、検査結果を待っている間にもかなり状態が落ち着いたので、
先に飲ませたニューキノロンが筋肉の炎症を和らげたのかもしれないし、
理屈はともかく、リンゲルでたっぷり水分をとらせたことが
何か有効な働きをしたのかもしれないので、
まずは当面抗生剤投与を続けることにした。

・・・・・帰って来てからはさらに落ちついて、座っていても左側にぐらつく以外は
ほとんどいつも通りの様子にも見える、にこ。
トイレにも走って入っていた。
バナナと春菊、グチャマンマも心配ない程度は食べてくれた。

帰省前の3日間、実はまた抗生剤投与を復活していた。
なんとなく元気がないのが気になってまた再開したのだけど、
抗生剤を再び飲ませてからは、ずっと立たなかった左側の耳が立つようになって、
もしかしたら抗生剤は有効なのかも…と思っていたときだった。

それが私が不在の間、抗生剤が切れたことで悪化したのだろうか―。

帰宅してくつろいでるにこの左足の先を触ってみた。
全然肢を引っ込めたりもしない。
右足ならすぐに反応していやがるのに。

その反応のない左足の裏―一部の毛が全くなくなって傷ができて血がにじんでいるのを発見した。
これまでなかったことなのに、ソアホックだろうか、とよく見たら―
そうではなく、多分…感覚のない自分の左足を噛んだらしい…
その傷にマキロンをかけたけど、やはり全く気付く様子もなかった…


帰ってきて、にこにいつものホッペ挟みのチューをした時はあんなに嬉しそうな顔をしていたのに、
それでようやくほっとしたように倒れてしまった、にこ。
私の帰りを必死に待っていたんだろうか…

そして、テポ。
おまえもにこの異常に気がついて、ずっと私の帰りを待っていたんだね…
それであんなに必死で緊張した顔で私を迎えたんだね…
ごめんね、ごめんね。

今晩はとりあえず3人で一緒に寝ようね…
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この記事への返信
にこちゃん、大変でしたね
やっぱり若いときの苦労が、いまになって出て居るんでしょうか
テポちゃんも相方の体調が良くないことを
心配していたんですね。切ない・・・・
寂しいと、うさぎって、やっぱり体調が落ちますよね
どうぞLinさんのナデナデパワーで
にこちゃんに元気充填してさしあげてください〜
Posted by かまー | 00:56:39, Aug 25, 2006
おかえりなさい。
ああ、最後まで読んで一安心しました〜。
にこちゃん、いかがですか?
お母さんの顔見て安心したんだろうけど、
でも、よくがんばってくれました。
テポちゃんもえらかったね。
そして、長旅のラムちゃんもお泊まりのハイジちゃんもお疲れ様。

今朝から一気に空が秋空になって、
過ごしやすくなったので、
みんなお母さんもいるんだもん、ゆっくり休んでね。
もちろん、Linさんも無理なさらず、
一緒にお昼寝でもしてくださいね。
Posted by はるみ | 09:46:58, Aug 25, 2006
はらはらしながら最後まで読みました。
とにかく、大事に至らなくてホッとしました。
にこちゃん、本当に良くがんばりましたね。
Linさんの顔を見てさぞ安心したことでしょうね。
そして、テポちゃんも・・・

原因の分からない左半身麻痺、抗生剤が効果が
あることを祈ってます。

Linさんもお疲れだと思います。急場はしのいで
いることですので、3人でゆっくり休んで下さい。
Posted by ujuco | 12:33:20, Aug 25, 2006
今日には大分落ちついて、ほとんどいつもと変わらないまでの状態に見えます。

ウサギって、すごい生きものだよ。
ちゃんとテポは私に訴えたもの。
やっぱり、こんなことは私と6年一緒に過ごしてきて、そしてにこを心から愛しているからなんだろうな、と思うと切ないです。
ほんとにテポ、にこのことを心配してるよ。

さて、私も褌の紐をきつく締めなおさねば。
Posted by Lin | 00:30:33, Aug 26, 2006
留守中の急変。一番怖れていたことが現実になりました。
でも、その間もテポがそばにいてにこを励まし続けていたんだな、と思うと、
本当にテポにはありがたい気持ちと切ない気持ちの両方があります。。。

急に湿度も低くなって、からっとしてきましたね〜
平和な冬の日々となればいいんだけど…
Posted by Lin | 23:18:55, Aug 26, 2006
帰りがもう少し遅かったら…と思うとぞっとします。
この子達の大変なときにはやっぱりそばにいてあげたいもん。
テポもにこも、私の帰りを必死に待っていたんだろうなぁとおもうと、まだ涙が出てきちゃいます・・・

以来、なんとか落ちついた状態を維持しているので、この間に色々情報収集しなくちゃね…
Posted by Lin | 23:23:09, Aug 26, 2006


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