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November, 2010
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PROFILE
     ★Lammtarra★♂

時々タテガミが消える、お坊ちゃま気質の小さな銀色ライオンうさ

   ★炎龍(ふぉーろん)★♀

体と耳の大きさ、性格のよさは一番!日本白色種のワケありうさ

     ****Lin****

    兎道修験行者
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幸福感を残して
まずは皆さんにお礼を言わなくては。

にこへ、たくさんの温かいコメント、たくさんのお花、たくさんのメール、
たくさんの弔電をありがとうございました。
こんなにたくさんの人に愛されたウサギを他に知りません。
本当にありがとうございました。
今後また改めて御礼の機会を作ろうと思っています。
本当に本当に、ありがとうございました。
御礼が遅くなって申し訳ありませんでした。

12日、そんな皆さんの思いとお花とゴハンをいっぱい抱えて、
にこはさらににこやかに満足げな表情で旅立っていきました。


    今もまだたくさんのお花に埋もれています。


今、私はとても幸福な気持ちに包まれています。

夢のような、奇跡のような10日間でした。

にこが倒れて以来、私はにこが元通りにならないまでも、
なんとか体調を維持し、生活を続けて行けるまでに回復させようと必死だったわけですが…
けれど、倒れて体の自由が効かなくなってからのにこもまた、
必死に果敢に頑張り続け、そしてそれがまた悲壮なものではなく、
片時も離れず介護をする私に対して、実に嬉しくてたまらないという表情を
いつもあふれんばかりに表現してくれていたので、
私も決して暗い気持ちにならず、逆につきっきりの世話が楽しいくらいで、
むしろ―これまでになかったほど、にこと私は互いの愛情を交換する時間となったからです。

本当に、夢のようでした。
テーブルの上に設置したにこのベッドの前に私が座ると、
ちょうどお互いの目の高さが同じくらいになり、
にこと私は見つめ合いながら自由自在に言葉を交し合っていました。
今にして思うと、奇跡に近いくらい、ウサギと人間が心を通わせ合い、
それが何の障害もなく、お互いの心にダイレクトに響きあっていました。
これまでにも、どの子とも心を通わせてきたと思うけれど、
このにことの10日間ほどそれがメルヘンでも想像でもなく、
現実として心がぴったり愛情で結ばれていると実感した事はなかった…
にこの心の言葉がすべて理解できていた。
「にに、おかあたん、ににが好きだよ」
「おらもおがあが好きだよ」と、にこと私は四六時中ニタニタし合いながら語り合っていました。
撫でまくり、ちゅーしまくり、その度に、
にこはぷぷっと、それはそれは嬉しそうで満足げに笑っていました。

だから、私は大してストレスも感じていなかった。
ただただ、にこがこのままでもいいからもっと長生きしてくれないか、
お腹を壊したり食べなかったり、という心配以外は。

結局、入院させたり、無理して仕事に出たりなどすることもなく、
一時たりとも目を離さずついていてあげられてよかった…
本当に今はそう思います。
その10日間、私は自分でも自分に感心するくらい、
一切の妥協もなく、できうる限りの事を全力でした、という満足感もあります。

にもかかわらず―それでもにこを死なせてしまうしかなかった結果に
自分の力のなさ、未熟さを認めるしかないけれど、
もっと早くにすべき事があったのでは、という思いも様々あるのは事実だけれど、
それでもその夢のような10日間をにこが私に与えてくれたことで、
私は今も幸福感に包まれているのです。
あれほど動物と心を通い合わせる経験をした人間が他にいるかしら、と思うほど。
死んでなお、私を幸せにしてくれるウサギです。
たしかに、そんなウサギでした、にこは。
その点は、昨年のちゃっぴーの死と大きく違う点です。
むなしさ、やりきれなさ、、、そんなものは一切残していきませんでした。


     もう少ししたら、2兎一緒に過ごしてもらうようにしようと考えています。
     フェンス越しにはすでに相当仲良し…


でも―同時にやはり寂しい。すごく寂しいです。
にこの大きな体と、彼が放っていた幸福のオーラが消えた家の中は、
本当に寂しい。
にこがいない不安に怯えます。

テポにはすっかり笑顔が消えました。
しょげている彼女に顔をつき合わせ、なぐさめているけれど、
ラムちゃまがにこの死以来、私とテポのそばに交互に妙にくっついてきては、
頑張ってジャンプして見せたりしてくれています。
ラムちゃまもなんとか私とテポを元気づけようとしてくれているのがよくわかり…
彼の存在が私とテポに「しゃんとしようか」という気持ちを思い起こさせてくれています。

ハイジも12日にりえちゃんのお家から帰ってきて、
元気に「ゴハーーーーーンっ」と叫んで、私たちを笑わせてくれています。
本当に、家族に助けられています。

記憶が確かなうちに、「Moon of the heaven」のページに、
にこの生涯を載せられたら、と思っています。

とにかく、私は結局にこのおかげで落ち込むこともなく元気にやっていますので心配しないで。
愛し愛された者の幸福感をこんなにいっぱい残していってくれたにこって、、、
やっぱり兎神様、無粋なことはしないんだな、と改めてそう感じています。

本当に皆さん、ありがとうございました。
にこのおかげで、私が一番いい思いをしましたね。。。
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この記事への返信
今日の記事を読んで、なんだか、ふんわり暖かいものに包まれたような気分です。
にこちゃん、ほんっとうに幸せうさぎさんですね。
うまく言えないんですけど、変な話、なんだかうらやましい気分になりました。
わたしも、Linさんに負けないように、
へーたと貴重な一日一日を過ごして行きたいと思います。
いつか心と心が通じ合えばいいなぁ。
Posted by へーたママ | 22:15:09, Oct 16, 2006
オレもおかんも、Linさんが悲しい思いしてるんちゃうか
ってめっちゃ心配してたんやけど、
にこちゃんって、最高のプレゼントを残して行ったんやな!
にこちゃん、最高の兎さんやで!!!
でも、にこちゃんが最高の兎さんになれたんは
Linさんが最高の飼い主さんやからやで!!!

おかんもな、Linさんみたいな飼い主になりたいって言うてるで!!!
オレとココロを通わせたいらしいで。
ま、おかんはまだまだ未熟モンやからアカンけどな。

てぽちゃん、ラムちゃま、ハイジちゃん、
今度は、みんながにこちゃんの分までLinさんと
仲良く幸せにならなアカンねんでぇ!!!
がんばってな!!!!応援してるでぇ!!
Posted by 権造 | 22:32:07, Oct 16, 2006
にこちゃんはホントにすごいうさぎさんです。
そしてLinさんはホントにすごい飼い主さんです。

私は、うちのうーにいつか来てしまうであろうその時に、
Linさんがにこちゃんにしてあげたように、私はうーにしてあげることができるのだろうか…
心と心を通じ合わせることができるのだろうか…
と、色々と考えてしまいました。
うーが月に帰るときに、mayuのとこに来て良かったと思ってくれるよう、私もうーとの毎日を大切に過ごしていこうと思ってます。
Linさんも、テポちゃん、ラムちゃま、ハイジちゃんと、これからもまだまだ、楽しく幸せに過ごしてくださいね。





Posted by mayu | 23:11:02, Oct 16, 2006
さすがにこちゃん・・・・・Linさん!
この日記を読んで、もう言葉が出てこなくて・・・・
何度も書きかけては消してしまいました(^^;)
うまく言えませんが、ああ、すごいなあって。
うっとりしてほおづえついて読ませていただきました
ああ、もう言葉が尽きちゃった。


Posted by かまー | 20:54:54, Oct 17, 2006
にこちゃん、とっても幸せな生涯でしたね。
なんだか、私も皆さんと同じように温かい気持ちになりました。

私は、うさぎのマーチが大好きでした。
にこちゃんが先頭を務めた、うさぎのマーチが これからは
ラムちゃんに受け継がれるのでしょうか?
きっと おりこうなにこちゃんが こっそり教えていったかな・・・?
目を閉じていても心でマーチを感じることが出来るLinさんですから、これからも 姿は見えなくても 胸を張って歩く
にこちゃんの姿は見えるはずですね!

Posted by しらたま | 23:42:32, Oct 17, 2006


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