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November, 2010
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PROFILE
     ★Lammtarra★♂

時々タテガミが消える、お坊ちゃま気質の小さな銀色ライオンうさ

   ★炎龍(ふぉーろん)★♀

体と耳の大きさ、性格のよさは一番!日本白色種のワケありうさ

     ****Lin****

    兎道修験行者
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テポの目も
北海道は朝の最低気温が5℃以下、いつ初雪が降っても当たり前の季節となり―
うさモルたちがいる居間のヒーターはまた24時間スイッチオン状態にし、
ハイジのベッドの下には、かつてホルスフィールドの
亀吉っちゃんが愛用していたヒーターを仕込んでいる。
ほんとに1年て早いのね。
そして…にこが倒れたときには家の中では私もまだ半袖だったというのに、
そして、にこが死んだときにはまだ冷えこむ夜もなかったのに、
あと数日もしたらクリスマスソングが流れるようになるのね…
にこだけを置き去りにして季節が過ぎていくようで、本当に寂しい。

ここ数日、にこのことばかりにとらわれているわけにはいかないんだ、と
はっきりそう思うことがあり、少々心が乱れた。

このblogの20日のテポの写真をUPした時―異変に気がついた。
テポの目に、黒い影が。はっきりと。


    20日の写真は左目だったけど、右目も少し…薄く影がある気がする。

めんどくさがりの私は赤目補正もしないでフラッシュを炊いて、
テポにこハイジの目を真っ赤にしてしまうのだけど(ラムちゃまだけは赤くならない)、
にこの目には特にここ1年ほど、赤く映る目の中に黒い影がはっきりと現れていた。
これは自然な状態で見ると、にこのコバルトブルーの瞳の中に浮かぶ白内障の白い影。

それからよくよく観察したら―
テポの濃いブルーの瞳の中に、両目ともに白い影があるのを確認した。
…白内障だ…間違いない。すでにかなり濃い。
一瞬、心臓が止まった。

それにしても、たかだか6歳程度で白内障を発症するものなのだろうか。
今、肉眼で見る限りはよくよく観察してわかる程度だから、
これが進行して、肉眼でもすぐに白内障とわかるほど白くなるまでには、きっとあと数年。
にこも最初は瞳の中の白い影―これが濃くなり、同時にに瞳全体の色が白っぽく薄くなっていっていた。
やがて8、9歳で目が白くなったウサギ…と考えると、
6歳の今発症に気がつくのは異常と言えるほどのものではないのだろうか―


    ボクちゃまの瞳の色素は濃いから、フラッシュ炊いてもめったに赤くならないんでちよ。
    なにより、ボクちゃまピチピチのヤングでちから。

それに、もっと気になるのは…
よりによって、にこと同じ白内障になったこと。
これがただ加齢によるものだとしたら、結局は自然な事として受け入れるしかないと思うし、
かなり見えなくなっても、ほとんど問題なく暮らせる、ということもにこで知っている。

だけど…もし…にこの死の原因がエンセファリトゾーンだったとしたら。。。
エンセファの症状の1つに白内障があって、
もしかしたらにこの白内障のそもそもの原因はエンセファだったのかも、と考えた事もある。

エンセファは原虫が中枢神経を侵して起こる病気で、
当然排泄物などから感染するし、
最近の研究ではウサギの8割方はこの原虫を持っているという。
(発症するウサギとしないウサギがいる理由ははっきりしていないらしい)
まさに、ウサギのもう1つの脅威・パスツレラと同じ。


    まあ、めったにはっきり写る事はないんだけど…
    「あたちが、なにか?」

…ただ、にこが果たして本当にエンセファリトゾーンで命を落としたのか、というと、
これが実は…今となってはとてもそうとは思えないのよね。

エンセファにしては当てはまらない症状が色々あって、
それも当初はまだ症例として目にする機会がなかっただけの事で、
出てくる症状も個体差が大きいせいなんだろう、と考えていたのだけど、
にこが亡くなる寸前―私ははっきりと「あぁ、エンセファじゃなかったんだ」と
確信する状態を見てしまった。
2件目の病院の先生が漏らした「脳腫瘍かもしれない」、
元々の主治医が言っていた「脳の中の小さな血栓または血塊が次々と血管を破壊している状態かも」―
その推測を裏付けるような状態を末期(まつご)の瞬間にはっきりと見て、
これじゃあ最初から手の施しようがなかったんじゃないか、
エンセファの薬が全く効かなかったのも当然だ、と確信した。

だから、今はにこがエンセファだったとは到底思えなく―
でも、テポまでがにこと同じ白内障の症状があるのを見るとやはり心が騒ぐ。
(エンセファの症状としての白内障はそんなに多くはないらしいけど)
もし…もしテポまで不随になったら―
あんなかわいそうな目にあわせるのは、にこだけで十分過ぎる。


でも…でも、なのね。
実は2件目の病院で処方されたエンセファの薬フェンベンダゾール、
結局にこは2回分しか飲めなかったために大量に残っていて、
その薬は原虫駆除として発症していないウサギにも飲ませられると知っていたので、
実はにこの死後、テポとラムちゃまに同時に飲ませ始めている。

だから、仮にテポがエンセファだとしても、
白内障以外にはそれらしい症状もない今の段階で症状を食い止められるはず。
それでは、もはやこれ以上今すべきことはないもんね…

というわけで、エンセファであろうと、ただの白内障であろうと、
念のため原虫駆除をしてあげることしかできないのだから、
ここであれこれ心配しても仕方ないんだ…という境地に落ちついた…

でも…そのうちテポの黒い被毛に白いものが混じり出したら気をつけてあげなくちゃとは思っていたけど、
今はまだそんなものもなく、はちきれんばかりに太っているのに、
やはり6歳はウサギにとってすでに壮年期ということなのかな…
(考えてみると、にこだって白髪はほとんどなかった)


      「みんな白いお薬もらってるの〜?あたちは飲まなくていいの〜?」
      …モルにもエンセファってあるのかしら…
      ウサギにあってモルにはない、とは考えられないんだけど、
      文献では確認できません。
      誰か知っていたら教えて〜

エンセファであるにしろ、単独の白内障であるにしろ、
とにかくこの段階でテポの変化に気がつき、
今の段階でフェンベンダゾールを飲ませられるのも、
フラッシュで赤目になった時に白内障の白い影がどう写るかを教えてくれたのも、
白内障になっても生活にはさほど心配がないとわかっているのも、
これもすべて、にこのおかげね…

にこの気配が消えてから、
私もテポもまだまだ満たされないない気持ちのままの毎日。
それでも私は努めてテポに話しかけ、スキンシップをしているけれど、
私にじゃれつく時は別として、
そうでない時のテポの表情はまだ暗いまま…
にこがいなくなってから、自由時間でもめったに走りまわらず、
じっと一ヵ所で座ったきりだし、
サークル越しにはラムちゃまと仲良くしているようには見えても、
いまだに直に対面させると怒るし。
多分…テポにとってラムちゃまはあくまで友だちか弟分、程度であって、
決して愛を語り合う相手ではなく―まだまだにこのことを忘れられないんだと思う。

気のせいか、背中の被毛の手触りが固くなった気がする。
にこがいたときにはもっと柔らかかったはずなのに。



     早く元気にならないと、にこが心配するよ。
     ラムちゃまだってカッコイイじゃん。
     「…だってさ…あたち、チャラ男は好みじゃないんだもん」

6年前、あちゃが亡くなって、野茂さん1兎きりになったときの事を思い出す。
次第にゴハンすら食べられなくなり、衰弱していった。
ウサギにとってパートナーの存在がどれほど生き甲斐になっているか、あの時痛感した。

テポは食欲もあるし、サークル越しであってもラムちゃまがいる事は
きっと大きな力になっているようだから、
まさか野茂さんのようなことにはならないと思うけれど、
…雌雄ならすぐにパートナーとなり、
一方が死んだらすぐに新しいパートナーと仲良くする、というほど
単純な生きものではないのよね。
本当にナイーブで―こんなところは人間と全く変わらない。

あれほど仲良かったんだもの、仕方ないか。。。
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http://rabbit.pelogoo.com/teponico/rtb.php?no=1161860330513181



この記事への返信
そっかぁ…テポの目も白内障になっていたなんて…
見た目はピチピチのお嬢さんなのにねぇ。
でも、エンセファ対策はすでにしているんだから、その心配はないと思うよ。

単純にラムちゃまとくっつくかと思ったけど、やっぱりテポのにこへの愛は深いんだね。
早く強気で聞かん気な顔をしてほしいよ…

で、Linちゃんは大丈夫?
私なんて、飼い主でもないのに、またグスグスしちゃってさ〜

…あれはにこが亡くなる何日前だったか、
ベッドの中のにこと顔を見合わせて
「あ、何か食べたいのね。うん、チンゲンあるよ」と
Linちゃんとにこが会話してて、
冷蔵庫からチンゲンとレタス両方持ってきたけど
にこがやっぱりチンゲンだけ食べて―
その光景見て、ヘンな表現で悪いんだけど…なんだかゾクゾクしたっけ。
なんでこの人達、人間同士のように通じ合っているんだろうって…
人間とウサギでもこんな事あるのか、と。
で、Linちゃんとにこ、お互いに見つめあって嬉しそうにしていたっけ。

今となっては、感動的でもあると同時に、私にとってはすごくすごく…泣けるシーンの思い出です。
また泣けてきたから、ここまでにしとこ!
Posted by HANA | 23:02:05, Oct 26, 2006
テポちゃん、白内障になりかけなんや。。。
テポちゃん、にこちゃんがおらへんようになったんが
つらくて身体の具合悪くなってもたんかなぁ。。。
でもな、Linさんがいはるし、
ラムちゃまもハイジちゃんもおるやん!!
きっと乗り越えられるでぇ!!
今は、Linさんもテポちゃんもホンマにつらいやろけど、
お月様からにこちゃん見ててくれてるから!!
オレらも応援してるから!!!

目ぇ、お薬で原虫おらへんようになったら
進行止まるかも!!
きっとそうやで!!大丈夫って信じてるで!!!

Posted by 権造 | 23:26:16, Oct 26, 2006
お薬飲んでるなら、ちょっと安ちんちてもいいでちよね。
ぼくのママも21歳で、白内障(病気が原因)になって、
手術ちて、今までで右目だけ3回やってまち。
ニンゲンのママでもそんなに早く白内障になっちゃうんでちから、
個体差があっても不思議じゃないかもちれませんでちね。

Linさんも、テポちゃんも、今はまだまだ思い出に埋もれて
動けないかもちれませんけど、
ムリせずゆっくり 毎日を送っていくと、
きっとまた 声を上げて笑えるようになりまちよ!
今はちかたないんでちよ!
ゆっくり ゆ〜〜〜っくりちててくださいでちね♪
Posted by へーた | 23:48:20, Oct 26, 2006
まだうさぎ親歴3年しか経たないのですが、うちのウサギさんは不正咬合で、毎月の処置をするくらいのことなのに、一生続くといわれとても落ち込んでいました。
そんな時、別の獣医さんの「生き物の健康は人間の力ではどうしようもないことが多いし、飼い主さんが前向きに考えたらその気持ちが生き物にも通じることがあるものですよ。」という話を聞きました。

Linさんの気持ちを考えると、とても心配だと思います。でも、にこちゃんもみんなのこと見守っているはず。

先日のテレビでも、ワンちゃんがご主人をなくして毛の色が黒から白に変わってしまったのですが、犬の心と対話する人がそのワンちゃんとお話してみると、ご主人をなくした奥さんの元気がないことを心配していると伝えてきた事を放送してました。生き物達って、亡くなった存在も大好きだけど、生きている人や仲間のことを本当に愛してるんだなと、ウルウルしました。
Linさん、今いるみんなのためにも、しんどいでしょうけど乗り越えられますように。

生意気言ってごめんなさい。四国より愛を皆さんに。
Posted by kaeru | 18:33:44, Oct 27, 2006
すでにエンセファ対策は始めているから、これ以上オロオロしても仕方ないんだよねぇ。
テポもにこのように、おおらかにハンディを乗り越えてほしいと願っています。

うん。あの頃はねぇ奇跡的な時間だったから。
何の障壁もなく、にこと100%通じ合ってた。
お互いにお互いが愛しくて好きで大切でたまらなかった。
本当はにこは相当しんどかったんだろうけど、
私が嬉しそうにしているので、にこも嬉しかったんだろうね…
もう、二度とあんな体験はしないと思うな…
Posted by Lin | 21:14:22, Oct 27, 2006
いつも心配ばかりかけて、ごめんね〜
テポが早く元気になるよう、これからも盛り上げておくれよ〜
このまましょんぼりしてたんじゃ、お月様のにこも心配で目が離せないよね。

白内障についてはできる対策はすでにしているし、
むしろエンセファが原因の方が、
権さんが言うように進行も止まるかもしれないものね。

エンセファはすべてのウサギが気をつけなきゃならない病気だから、
権さんもちょっとでも体の具合が悪かったら、
すぐにおかんに言うんだよ!
おかんにとって、権さんは生き甲斐なんだからね…
Posted by Lin | 21:19:44, Oct 27, 2006
うん、すでに薬も飲んでるから、今気がついてむしろよかったかも。
そうなの〜へーたくんのママはそんなに若いときから目の病気で大変だったんだ。
じゃあテポだって今から白内障になってもそんなに不思議ではないのかもね…

大きな声で笑いたい。ほんとに。
昨日はファイターズが日本一になったけど、ま…元々野球にはそんなに興味がないので、
大喜び…というほどにはね…
Posted by Lin | 21:24:26, Oct 27, 2006
いえ、不正咬合は歳をとってくると心配もますます大きくなる問題ですから、
ショックを受けて当然。
でもね…一生治療が必要と一度は診断されても、その後いつのまにか治ってしまう子もいるので、希望を捨てないでくださいね。

そうよね…亡くなるまでの間、あれほど辛い状態にありながら、にこがあれほど嬉しそうにしていたのは、
きっと私がにこの世話を嬉しそうに楽しくしていたからなのよね。
みんなのためにも私がまず楽しそうにしなきゃ。。。
いつもありがとうございます。

kaeruさんちのうさぎちゃん、ぜひ今度HPの画像掲示板で紹介してくださいね〜
Posted by Lin | 21:30:30, Oct 27, 2006


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