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PROFILE
     ★Lammtarra★♂

時々タテガミが消える、お坊ちゃま気質の小さな銀色ライオンうさ

   ★炎龍(ふぉーろん)★♀

体と耳の大きさ、性格のよさは一番!日本白色種のワケありうさ

     ****Lin****

    兎道修験行者
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心模様
ウサギと暮らすようになって、もう12年半。
色んな子達との出会いが数々あったけれど、
本当に―テポほど頭が良くて、人間並みに複雑なハートを持つ子は他にいない。
時々、本当にこの子の頭や心の中はどんななんだろう、と驚かされる。

先日、セカンド病院から帰ったあと、経験と状況的に、
これからまた全身シャンプーされるとわかっていて、
ずっとテーブルの下や家具の隅っこに引っ込んでいた、テポ。

不安げな顔のまま、夜のゴハンまであまり食べない様子を見て、
早くシャンプーしたのはヤマヤマだけど、なんだかあまりにかわいそうな気がして
その晩はシャンプーを取りやめた。

で、昨日…
帰ってきたら、ゴハンはどうやらいつものように食べていたけど、
やっぱり私を避けて、しょんぼりして近づかない。

でも、このまま放っておいては悪化させるだけだし、
せっかく新しいシャンプーも処方してもらったし、
やっぱりテポにはかわいそうだけど洗おう!と決めて、
新しいシャンプーで全身浴をした。

シャワーの湯にうなだれてじっとしているテポの姿に、
私の胸もグサグサだけど、手早く洗って、しっかりドライヤーをかけて。
こっちにしても重労働。。。

ついにまた全身シャンプーされて、テポの怒りは頂点になったろうな、
しばらくは不機嫌バクハツも仕方ない…と思っていたら、
テポ、シャンプー前とはうってかわって明るい顔でゴハンを食べに走っていった。
なんで?と近づく私にも怒らないで、ちょっと食べては私の手や足につんつん、
しまいには歩く私の後をついてオダチ走りして、
しゃがんで「テポ、ゴキゲンだね」と手を出す私に、前足をかけてハグハグポーズ。

嬉しさいっぱいの輝くテポの笑顔を見て、そうか…とわかった。

病院から帰った後、いつ全身シャンプーをされるか、とドキドキ戦々恐々としていて、
それ自体がすごくストレスだったんだと思う。

そして、やっと恐れていたその時が終わって―テポは「これでイヤなことは去ったんだ」と、
怒るどころか、それが嬉しくて嬉しくてたまらなかったんだ…



…どこまで、人の心のように豊かで複雑な感情を持って生きているのだろう―
まだまだ私の心の中に「犬や猫ならそんな心模様もあるかもしれないけれど、
ウサギはもっと単純だから」と、
ウサギという生きものを軽んじるものがあったのかもしれない。
だけど、ウサギもここまで人間の心や自分が置かれた状況をよくわかっている。

「おらは大丈夫だ。ほんとだべ。泣くな、おがあ。おらが大丈夫だって証拠に
チンゲン食ってみせるからな…」と
息を引き取る直前に、もう噛む力もないのに笑ってチンゲンサイを口に入れて見せた、にこ。

…彼らはいつもこんなに豊かに語りかけ、私に心を寄せてくれているのに、
私の方は私はまだまだ彼らの本質を軽視しているんだな…と思った。

テポは全部わかっている。
おかあちゃまがする事だから、それはとってもイヤなことだけど、
おかあちゃまもしたくてしてるわけではないようだけど、
きっと自分に必要な事だからあえてしていることなのだろう。
だからシャンプーの時も絶対に暴れないで我慢してる。
でも、お互いにとって、とってもイヤなことを1つ乗り越えた。
よかったね、おかあちゃま!

…ごめんね、テポ。
病院から帰って速攻で洗ってあげたほうがむしろ良かったのに。

こうした体験は決してメルヘンな感慨ではなく、
むしろ自分の傲慢さを思い知らされる機会になります…
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http://rabbit.pelogoo.com/teponico/rtb.php?no=1169480698058049



この記事への返信
…にこちゃん、最後までそんなにLinさんを心配して、喜ばせようとしていたんですか・・・
もう涙でぐしょぐしょ。。。言葉もありません…
Linさん、あなたは幸せでしたね。
そして今、テポちゃんという心豊かなお嬢さんがいて。
きっとLinさんだから、そんなウサギに育てられるのだと思いました。
Posted by EIKO | 00:55:07, Jan 23, 2007
このテポちゃんの話、今のふわらとダブって泣けてしまいました・・。

彼女も今年に入ってからずっと強制給餌&投薬のため、大嫌いな仰向け抱っこをされてきているので「もうワタシのことなんて大嫌いになっちゃったんだろう・・」と悲しい気持ちでいたのですが、折に触れて「いや、この子はちゃんと自分のためだと分かってる!」と実感することがありました。

本当に、うさぎという生物はなんて感情豊かな動物なんでしょう。特に女の子はより心のひだが複雑ですね。。

そしてLinさんが感じたように、そんなにも感情豊かな生物だと理解しているつもりの人間(ワタシを含む)ですら時に彼らの本質を軽視してしまい、彼らから教えられる・・

この話はとても心に重く響きました。
ふんどし締めなおしてうさぎと向き合わなければっ!!
Posted by ujuco | 12:20:23, Jan 23, 2007
全身シャンプーお疲れさまでした。
本当に本当に、早く良くなるといいですねぇ
シャンプーの姿を想像すると、そう願わずにはいられませんよ(>_<)

テポちゃんには、何でもお見通しなんですね!
でも、それって本当だと私もおもいます。
姫も全て解っているようで・・・正月休み中に続いていた薬の投与の時も
ご飯を食べながら、こちらをチラ見して〜落ち着かない様子で時々隠れてみたり・・・
仕事が始まって、ご飯前に とっとと薬を飲ませるようになったら〜ゆっくり安心して食べていました。

豆が来てから、特に姫の賢さや感情の豊かさに驚いています。
Posted by 姫ママ | 15:33:37, Jan 23, 2007
心模様ならぬ身体の模様はテポちゃんそっくりなのに
どうもうちの淡炭は、まだそのような繊細なハートを
見せてくれません
あ、おやつのためなら細やかな技を使います
昨日もフタ付きタッパーから、目的のレンゲ草スティックのみを取り出して
ばんばん床にたたきつけ、見事スティックをばらまいていました・・・・・・・
それとも繊細でない飼い主が彼のハート委気付かないだけなのでしょうか(^^)
Posted by かまー | 10:31:01, Jan 24, 2007
私はどの子たちからも本当にたくさんたくさん愛情をもらっていました。
だけど、私はそれをちゃんと感じて受けとめていたかどうか。。。もっと謙虚に真剣に付き合わなきゃ…と思います。
Posted by Lin | 19:00:11, Jan 26, 2007
本当に女の子ウサギは侮れません・…全部こちらの思惑を知っていて、いちいちその小さな胸を痛めているみたい。
ふわらちゃんも、ujucoさんがすることは自分に必要だからしているんだ、とわかっているはず。
だから、いやなことを繰り返しても、絶対にそれを恨みに思うことなんかしない。
病気がちな子を育てることはそれだけでも大きな心の負担だけれど、病気を一緒に乗り越えるたび、また1つ深い絆が生まれます。

男の子ウサギは単純でしょ〜でも、単純ではあるけれど、飼い主が示す愛情に無心に応えてくれます。
ま、結局どっちも愛しいのだが…
Posted by Lin | 19:06:04, Jan 26, 2007
姫ちゃんもハードルを乗り超えるのに一生懸命なのよね〜
投薬のタイミング…これもたしかに大事なのよね。
今回のことでもわかったけれど、ウサギにとってはイヤなことは先に済ませてしまう、という方がいいみたい。
後回しにして、忘れた頃に…と思っていたけど、ヤツらはそんなに単純じゃないものね。

豆ちゃん、まだまだお子ちゃだもん。男の子は単純だけど、本当に一生懸命愛情を寄せてくれます。
これからが楽しみ!
Posted by Lin | 19:12:03, Jan 26, 2007
淡炭は男の子だから、繊細さを期待するのはNG…
しかも気質が体育会系みたいだから、なお…

それでも、淡炭がそうしてお気楽に過ごしているように見えるのは、それだけかまーちゃんに安心しているから。
これでかまーちゃんや自身に何かあったら、ウサギの瞳はすぐに不安色になるのよ…

おっと、うちのラム坊は文科系なので、男の子としては繊細ですわよ。
Posted by Lin | 19:17:00, Jan 26, 2007


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