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November, 2010
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PROFILE
     ★Lammtarra★♂

時々タテガミが消える、お坊ちゃま気質の小さな銀色ライオンうさ

   ★炎龍(ふぉーろん)★♀

体と耳の大きさ、性格のよさは一番!日本白色種のワケありうさ

     ****Lin****

    兎道修験行者
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テポの病気
まったく…自分の観察と判断がこうも的確なのを逆に呪いたくなる日となった。
無理もない。
10年以上、一緒に暮らしてきたウサギ達の様々な病気と向き合ってきたんだもの、
自分をごまかすことはできない。

今日テポを診てもらった。
長い付き合いの主治医なので、単刀直入に「呼吸の様子がおかしい。
心臓か肺に問題があると思う」と言い、
触診などもそこそこにすぐに胸部レントゲンを撮ってもらった。

写真は―肺がほとんど全面真っ白になっていて、心臓が異常に肥大している状態で、
そのせいで気道が背中側に圧迫されている状態だった…
すぐにエコーでさらに詳細を確認すると―

肺を白くさせているのは、そのすぐ上部に大きな腫瘍があって、
それが肺を押しつぶし、わずかばかりを残して圧迫性無気肺になっているためで、
心臓は、心臓そのものが肥大しているのではなく、
心臓表面の皮下に水か血液が溜まっている心膿瘍になっているために
全体が大きく映ったという事がわかった。
これも多分、周囲に巣食っている腫瘍の転移などの影響らしい。
(耳で聞いただけの診断内容なので字や言葉は正確ではないと思う)

予期していた通り、これがどういう段階であれ、
部位からしてもウサギの胸部手術はあまりにリスクが高いし、
ましてや呼吸に問題があるのに麻酔はできないとのこと。

心臓の嚢胞の中身だけでも吸い取ることができればかなりラクになるけれど、
犬猫ならその嚢胞の幅が5mmあればなんとか針を刺せるけれど、
テポの場合は3mmもなく、これもやはり非常に危険だし、麻酔を使うリスクは同じこと。

あとは、少しでも嚢胞の水分を排出できるよう、利尿剤を使うこと、
気道を少しでも確保するよう気道拡張剤を使うこと、
そしてウサギにも使える抗がん剤を探すこと―

予期していた以上の状態を知って動揺しながらも、
診断そのものは予期していた通りのことだったので、
その内科的療法をまず開始することに同意した。

スポーツ用家庭用のエアーチャージャーなどは効果があるか、
ダイエットさせた方が少しは楽になるか、など
今後の生活についても色々聞いたけれど、
いずれもほとんど意味がないことを遠回しに説明されたのち、
「今すぐ入院させて酸素室に入れたからといって、それがテポちゃんにとっていいこととは思えない。
一度いれたら二度と出られないのだし。
できるだけ、いつも通りに生活させてあげましょうよ」と言われた・・・

呼吸に問題があるので、いつものように抱っこしてではなくキャリーに入れていたのだけど、
やっぱりそれでは不安がってキャリーの中で興奮するので、
かといって胸を圧迫させる抱っこもしたくなく、
キャリーごと胸に抱えて帰ってきた。

・・・・・・7月も半ばというのに、天気はいいのにひんやりとした風が吹く日。
頑張って泣かずに、テポにはいつものように「注射されなくてよかったねぇ」と言いながら歩いた。

レントゲンを撮って現像を待つ間、
そして帰宅してしばらくは、これまで見た事がないほど苦しげな呼吸になって、
初めて鼻の穴を大きく開けたり閉めたりして、脇腹をへこませるテポの様子を見て、
通院自体もうできない、きっと今日が限界だったんだなと確信した。
ストレスや興奮で悪化させるのは間違いないと思った。
帰宅してから主治医に電話して、テポがこれまでにないひどい呼吸になっているから、
今後、通院はできるだけ避けて、内服中心で行くようにしたいと話したら、
主治医もそれが一番安全だと思うので、内服できる抗がん剤を検討してくれるという話になった。


      帰宅してしばらく、炎龍の部屋の前でへたばったままのテポ。
      そこで炎龍をどんな気持ちで見ているのだろう。。。
      何かを必死に伝えようとしている?


なぜ私がテポの病気を確信したかというと―

実を言うとほんの2、3日前までは「気のせい」と思われるほどの小さな異変だった。
走ったり、私と遊んだ直後、妙に呼吸が早くて肩で息をしている様子に思われた。
けれど、しばらくじっとしていると、ラムちゃまや炎龍の呼吸と何ら変わる事もなく、
太っている事と、体力が落ちてきたことで息切れするんだと思っていた。

が、3日前ほど、テポが下を向いて毛繕いしているとき―
両目が飛び出し気味になっていることに気がついた。
それと同時に、ただじっと横になっていても、肩で息をしていることに気がついた。

思い当たる、というより、決して忘れられない、1999年の故・水戸泉の死。
あの子は当日の朝、突然呼吸困難の様相を示し、
急いで病院に向かう途中のキャリーの中で息絶えた。
ただでさえ呼吸できない状態だったところに、
病院に行くことのストレスで一気に心臓が止まったらしい。

その後病院で剖検してもらったら、胸部に巨大な胸腺ガンが巣食っていて、
それが肺を押しつぶしていたことがわかった。

死の当日まで全く気がつかなかったことで自分を責めたけれど、
早くに気が付いていたとしても手が出せない部位であることも同じで、
そして当時はまだまだウサギに対する観察が甘かったから、
現在のテポ程度の呼吸だったとしても気がつかなかったのは当然かもしれない。

けれど、唯一思い当たるのが―死の数ヶ月前から、
水戸泉も下を向くと両目が突出していたこと。
多分、下を向くことでさらに臓器や気管が圧迫され、それで両目が突出するのだと思う。

呼吸自体はパスツレラからの肺炎で亡くなった故・野茂さんほどの異常ではなかったけれど、
それにしても普通とはやはり少し違う呼吸の様子、
そして何より、下を向くと両目が突出する―この状態で水戸泉と同様の病気だと確信した。

だから、どんな診断になるのかは初めから覚悟していたし、
その結果私がどんな対応をすべきかも気持ちは決まっていた。
でも…これほど末期的な状態にまでなっているとは、そこまでは予期していなかった…

初めてテポの呼吸の具合に不審なものを感じたのは5月半ばの頃。
それから注意してみていたけれど、その後すぐに異常は感じられなくなり、
6月半ばになってから走ったり興奮した後の息切れ状態が気になるようになり、
6月下旬にはもしや…といういやな予感がして、
そして普通に休んでいても肩で息をしている状態が2、3日前―と考えると、、、
この種の腫瘍は進行が早いと説明されたけれど、
主治医ははっきり言わなかったものの、
この現在の状態では余命幾ばくもない、ということなんだろうと思う…
9月1日の満7歳の誕生日を迎えるのも難しいんだろうな。。。


    今は落ちついて、病院に行く前までに近い状態に戻った。
    何も心配しなくていいからね。
    おかあちゃまも他の家族もいつも一緒なんだから。

テポが落ちついてから薬局で「気休め」の濃縮酸素を買ったり、
これから暑くなって負担がかからないようアイスノンを買ったりしながら、
これからヘタに走らないようテポをケージ住まいにしようか、など色々考えたけれど―

私自身なら何を望むだろうと考えた末―

やはり、これまでと同じ生活を続けさせることにした。
いつもラムちゃまが傍にぴったり寄り添っていて、
何事か話しかけたい炎龍の部屋の前に好きな時に行く。

走ると心臓や肺に負担がかかるけれど、いずれテポも学習するだろうし、
次第にいやでもその力もなくなっていく…

そして、私もいつも通り接する。
できるだけテポがいやがったり怒ったり興奮したりしないよう気をつけるだけで、
あとはできるだけいつも通りに接する。

頭のいい子だから隠す事はできないし、すでに彼女自身わかっていると思うけれど、
お互いにありのままを受け入れていこうと思う。

つくづく―炎龍はやはり運命の子、にこが遣わし、テポを安心させる運命の子だったみたい。

それにしても―にこの死後すぐから始まった異常な換毛の原因もそもそもはここにあったし、
ということは―やはりにこの死はテポにとってまさに命を削られるほどのストレスで、
結局―私はその痛みから彼女を守ってあげられなかったということなんだ。。。

これからの1日1日が、私とテポにとって素晴らしい日々となりますように。
そして、どうかテポが苦しまないで一生を終えることができますように―
「治りますように」とはもはや祈れない現実が呪わしいです。
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この記事への返信
やだやだやだ!
絶対いや!
そんなこと絶対に。。。綿とが信じられない、とダダをこねても仕方ないのは知ってるけど、
テポがいなくなったら、そりゃLinちゃんも辛いだろうけど、
私だって―
もうなんと言っていいのかわからない。。。
Posted by HANA | 00:25:04, Jul 14, 2007
言葉が見つかりません。
今まで以上にLinさん家みんなの毎日が
「キラキラ」する事を心から祈っています。
本当は「治りますように」って祈りたいのが本心なのに・・・
あー!!でも思っちゃうっ。テポちゃんが元気なままって。
意味不明でごめんなさい・・・
Posted by たにこ | 11:22:05, Jul 14, 2007
7歳の壁ってあるんだね…
まろんの目の突出も心臓肥大からきてたのか?
なんてコトを考えてしましました。
最期まで大好きな家族といつも通り暮らせることが
きっとみんなにとって一番だから…
テポちゃん…1日でも長く元気な姿みせてね☆☆☆
そしてLinちゃん…身体壊さないでね(祈)
Posted by 菊乃 | 11:49:54, Jul 14, 2007
うぅ・・・なんてこと!
なんて書いたらいいのか・・・
昨日の日記を拝見し
すごーく心配していたのだけど
こんな深刻な結果になるとは(T_T)

いつも何も出来ず、遠くから祈ることしか出来ない
我々自身も呪わしく思うよね。
奇跡をおこすパワーを、こちらにくるみんなで送りたい。
Linさんなら奇跡を起こせるんじゃないかと・・・
Posted by みんち | 15:10:51, Jul 14, 2007
テポちゃん・・・・。
Linさんの気持ち考えたら、なんにも言われへんで・・・。
テポちゃんがちょっとでも長く元気でおれるように
権造一家で毎日うさぎの神様にお祈りしてるで!!!
神様、テポちゃんに奇跡を起こしてくれますように!!!!
Posted by 権造 | 17:36:41, Jul 14, 2007
私自身、へこむことが起きてすぐに読みました。
「生まれる・生きる」っていうのは
すごいこと、幸せなこと。
テポちゃんのこと…私も遠くから、苦しくならないように
いつもどおりの生活を送ってみんなの近くにいることを
願います。
Linさん、いつもどおりの優しいおかあちゃんでね。
Posted by tamaco | 20:48:40, Jul 14, 2007
テポちゃん・・・・
信じたくないです。
テポちゃんが、そんな深刻な病気だったなんて。

幸せに、心穏やかに一日でも長く生きしてくれますように・・・。
それだけを祈っています。
どうか、奇跡が起きますように・・・・・。
にこちゃん、テポちゃんを守ってあげて!

Posted by MIU | 21:51:47, Jul 14, 2007
実は、昨日の夜、こちらへきて記事を読んだのだけど、そのまま帰ってしまいました。
なんて声をかけたらいいのかな なんて考えてしまって・・・。
病気そのものは違うかもしれないけど、うちのぴろりんとほぼ同じような症状ですね。
酸素カンとエアチャージャー買いました。
ただ役にたったかどうか・・・。

もしかしたら、という望みもやっぱりまだ捨てないで。
Linさんはやさしくて 強い!
そのやさしさと強さでテポちゃんを包んであげてください。
Posted by ゆーしゃん | 00:52:00, Jul 15, 2007


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