伸びすぎではありませんか?茶々丸。
動物病院に行っても、獣医の言葉に、重要なこと言っていたはずだけど、良く覚えていない。もしくは、その場では理解したはずだけど、家に帰って思い出すと、説明が良くわからなくて……とか、という方へ。
それは、別段、あなたの記憶が悪いのではなく、獣医の説明が悪いわけでもないのです。要は、話の要点がつかめなかっただけ。
ポイントの単語を幾つか順番に覚えていれば、大抵は、その前後のことも思い出すことが出来、獣医の診断結果を、家族にちゃんと説明することも出来ます。
本来は、メモを取るのが正解なのでしょうが、そうすると、違う意味で獣医さんと私たちが緊張してしまいますし、緊急で駆け込んでおいて、いきなりメモを取る事なんて、出来ませんよね。
で、私が日頃使っている方法。
何かに付け、やれ、打ち合わせだの、会議だとだらだらやる仕事を経験しましたので、いつの間にか身に付いた方法です。
獣医のコメントを覚えるときのポイントは、獣医のセリフを繰り返すこと。
例としてあげると。
獣医:「あ〜これは**(症例)ですね」
私 :「**ですか〜?」
獣医:「そう、**です。これは……」
私 :「なるほど〜それを**と言うのですね」
獣医:「そうです。この場合は、これこれをすればいいのですよ」
私 :「これこれですか〜?」(以下繰り返し)
口に出して繰り返した言葉は、意外と多く記憶できます。
獣医さんの言葉を繰り返すときに、やや上がり調子の?を付けた感じで言い返すと、獣医さんは解らないと解釈されるようで、再度説明してくれます。ついでに、同じ言葉の繰り返しは悪いと思われるようで、もっと優しい言葉で説明してくれるので、解りやすくなります。
で、ちゃんと説明して貰ったのですから、自分は理解できたのならば、理解できたと言うべきです。ウソはいけませんよ。
ついでに、獣医も色々と説明モードにはいるので、対処法とか原因も説明して貰えます。それも同じ方法でやるといいです。
時間が長くなっても、これで嫌な顔をする獣医さんはいません。(いたら、それは駄目な獣医)
意外に思われるかもしれませんが、獣医さんは、割と飼い主のリアクションを見て、覚えています。
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ただし、何事も、注意点というのはあります。コレを知らずにやってしまって、獣医さんからレッテルを貼られたり、挙げ句には、ブラックリストに載せられてしまう可能性もあります。
で、注意点
1:解っていることでも、決して、それ、知っている。前も言った。と言っては×
2:うさぎを知っている(飼っている)友人、知人が言っていた。だから、○○でしょう。も、×
3:飼育書や雑誌、症例集に載っていたから、○○でしょう。×
2,3が、何故駄目なのか。ここで、コレなんでしょう!と、決めつけているからです。場合によっては、YES以外の獣医の診断を拒否しかねない態度です。
それが正しければ、問題はないのでしょうが、飼い主の判断が間違っている可能性だってあるのです。
でも、これらも言い方を変えると、獣医さんは、話を聞いてくださいます。
で、言い方を変えた例。
1:それは○○頃、ここに来たときに、伺った病気と同じですか?(多頭飼いだったら、他のうさぎさんの時の名前を出してもOK)
2、3:「○○ではないかと、言われた(本に書いてあった)のですが、私には判断つきかねます。先生、どうでしょうか?」
1は、獣医さんには、立派な証拠品(カルテ)があります。そのうさぎさんが過去に同じ診察を受けていたのならば、それについて、再度獣医さんが自己検証してくれます。
2と3は、専門家の意見が聞きたいという。意思表示です。情報はある程度受けたが、不安で、やはり獣医さん(専門家)の判断を聞きたいと思って、病院に来たんだという根拠です。ですが、あまり、2、3のような言葉を繰り返すのは良くないと思います。
まあ、「とにかく医者に連れて行けと言われた(書いてあった)から」は、まあ、獣医さんの一番許せる範囲ではないでしょうか。
一番ベターな言葉は、「普段と様子が違う。診て欲しい」ですね。
この場合は、ちゃんと、普段の様子というのを説明できるかどうかです。足を引きずるとか、誰が見ても、「これは……」と思えるモノはともかく、普段の生活のこと。「ご飯の量が減っている」「コロコロの大きさが小さい(少ない)」などは、実際の状態を正確に飼い主が把握すること。
実際に持ってゆくのも良いかもしれませんね。
どこが違うの?と、ツッコミを入れた方。
相手はプロです。長年勉強し、経験を積んだプライドが有り、感情もあります。一応、同業者の言葉には、耳を貸しますが、素人意見は耳を貸しません。
上級者になると、獣医にツッコミを入れたり、さりげに教授する場合もありますが、それは、あくまでも上級者。それ相応の知識と経験が必要です。まず、やらない方が無難。
獣医の診断に不満があり、どうしても、納得がいかない場合は、別の獣医の診断を仰ぎましょう。同じならば、納得できるでしょうし、違うのならば、どちらかが誤診していると思えるからです。
ただし、それは、あくまでもうさぎに詳しい獣医を捜してからです。近くだから〜と、飛び込むと、とんでもない目に合いますよ。