いらっしゃいませ!(禁/無断転載・複写)

添い寝&うさぎはおもちゃではありません2

寄り添いつつ……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今日は、少し冷えるなあ。

 

茶々丸、前足入れさせろ。耳貸せ。

 

ん〜んん〜〜すぴーすぴー

 

あ〜ほんと、暖かいなあ。

 

 

 

昨日書いたとおり、気温が下がると、やはりこの通りである。

二匹の様子を見て、室温を測る飼い主も私ぐらいだろう>爆。

さて、先だって書いたとおり、耳の痛い話は<続きを読む>にて。

 

 

 

ペットリンクス

 

←ワンクリックお願いします。

 

 

「ウサギはおもちゃではありません」
これは、有名なウェブリングの言葉。

確かに皆さんも承知の通り、「ウサギは可愛い」のである。
しかし、「ぬいぐるみのように可愛くても、立派な生き物」
これを自覚している人は、意外と少ない。(うさぎを飼っている人は知っている人は多いのだが)
ぬいぐるみのように可愛い動物は、ウサギ以外でもいるが、代表的なパンダ・コアラは、一般家庭には飼育不可能である。



さて前置きが長くなったが、本題。
とある家庭での実話(←私のウチではありません。念の為)

そこには二人の子供がおりました。
ある日、動物園に行く面倒から、タダで入れて、色んな動物が見れる総合ペットショップに家族で行きました。
勿論、親はペットを飼うつもりはありませんでした。
ところがそのショップでは、大々的にセールをやっていました。
犬猫、小動物、色んな動物がそこにはいました。
可愛らしい子犬の姿を見た二人の子供は当然、欲しがりました。
しかし、幾ら安いと言っても、犬猫の場合、数万円から何十万もするものです。
親は当然、そんなものに大金を使う気は全くありませんでした。
しかし、子供達は引き下がりません。なので、他の動物も見てみようと、小動物のコーナーに行きました。
小さな生き物たちの姿に、子供達は大喜び。
ハムスターは一匹なんと300円台から有り、飼育セットも小さく、1980円と手頃な値段です。
このくらい小さいならば……。場所も取らないし、値段も手頃。
えさ代もそうかからないだろうと、親は判断しました。
しかし、そう思う親をヨソに、子供達は、うさぎのコーナーにいました。
可愛い小さな子ウサギがいっぱいいて、色も様々。値段も、1000円からありました。子供達はうさぎを欲しがりました。
親がハムスターにさせようと思っても、子供達は聞きません。
飼育セットは、そちらは、19800円と少し値段が張りますが、まあ、買えぬ値段ではないから、親もこのぐらいなら……と、しぶしぶ思いました。
子供は二人。当然二匹だろう。しかし、この大きさならば、あのケージに二匹は入るだろうと、親は思いました。
店員に♂♀セットで欲しい。ケージは一個で。と言いました。
♂♀セットでといったのは、余り意味がありません。
ただ単に2匹=ペア=♂♀セットのイメージからです。
店員は、あっという間に増えるので、♂♀別々に飼うことを薦めました。だから、ケージは二個必要だと。
そう言われ、親は子供に1匹だけといいました。
当然、子供達は嫌がりました。
仕方なしに、店員に♂同士、♀同士ではどうかと尋ねました。
同性同士でも、ケンカをするだろう。しかし、仲良くなるのならば、♀同士が良いだろうとの答え。
なので、♀同士を買うことになりました。
なるべくならば、ケージは別々に……と、言う店員に、手持ちの金がないから、とりあえずはケージを1個だけと言い、店員も引き下がりました。
簡単な飼育書を貰い、必要な事を聞いた親は、喜ぶ子供と共に、ウサギを連れ帰りました。
さて、家に着き、ケージを組み立て、ウサギを中に入れました。
子供達はウサギに名前を付け、呼びました。
しかし、怯えるウサギは、名前を呼ばれても出てきません。
それでも、好奇心満々な子供は、ウサギを見て、触ろうとします。ウサギは怯えてますます奥に逃げてしまうばかり。

そうして、月日はたち、段々と子供達はウサギのことを見向きもしなくなりました。
いつまでたっても馴れないうさぎ。どんどん大きくなり、子供の頃の可愛らしさも無くなって、おもしろくなくなってしまったのです。
面倒は母親が見ていましたが、日に日にそれが面倒になりました。
なぜならば、掃除をしようと手を入れると、噛みついたり、ひっかくからです。
そのたびに嫌な思いをしていた母親は、段々とそれをしなくなったのです。
なので、スーパーで売っている安物のペレットを無造作に山盛り入れ、無くなったら補充、牧草は散らかるからと、入れません。
トイレも、あふれるばかりになったときに掃除するだけになりました。しかし、時間がたった尿は匂います。
母親はトイレの匂いがするからと、部屋に芳香剤を振りまき、誤魔化す毎日になりました。
ケージの下も、明らかにゴミの山になったときにしか掃除をしません。
ウサギを迎えて半年たったある日のこと。子供の一人が良く咳をするようになりました。
風邪かと思い病院に連れて行きました。
症状を見たお医者さんが、アレルギーの疑いがあると言い出しました。そこで、お医者さんは聞きました。
「動物飼っていませんか?」
「うさぎを飼っています」
「では、それが原因かもしれませんね」
その一言で、母親の頭の中は、ウサギを処分するだけでいっぱいになりました。
うさぎのせいで、子供が病気になってしまった。
一応の検査もありましたが、母親は、一週間後の検査結果なんて聞きに行きませんでした。母親はもう、決めつけていたのです。

全ては、ウサギが悪いの。
だって、医者がそう言ったんだもの。
原因だって。アレルギーだって。

では、そのウサギをどうするのか。です。
夫婦で話し合いました。今更に父親が言いました。
「俺は、そもそも、動物が嫌いだったんだ。処分しよう」
あちこちに声をかけ、ネットにも出しましたが、誰も引き取ってくれません。
保健所に持っていくのを考えましたが、それも面倒と考えました。なので、とうとう、親は、自分の親たちに、半ば脅すように、二匹のうさぎを押しつけました。
ウサギがいなくなり、子供のアレルギーが無くなるはずなのですが、それはいつまでたってもなくなりませんでした。
しかし、それは、家の中にウサギの毛がまだ残っているせいだと、母親は思いました。
1ヶ月後、母親は子供を連れ、アレルギー検査をした病院に行きました。
それまでは、別の病院で、ウサギアレルギーだと言って、薬を処方して貰っていました。
その病院にたまたま行ったのは、いつもの病院が休みだったからです。
そこで聞かされた話は、子供のアレルギーは、ハウスダストとダニによるものでした。
ウサギに罪はなかったのです。どうせ、幾ら掃除しても、無駄とばかりに、母親が掃除をさぼっていたのが原因だったのです。
しかし、その時には、母親はウサギのことを忘れ去っておりました。子供達もウサギがいないからと言って、寂しがることはなかったのです。

それから半年たち、子供の一人が誕生日になりました。
誕生日プレゼントにペットが欲しいと言い出しました。
そうして、また家族でペットショップに行きました。
可愛らしい動物たちに、子供達は大喜び。そうして、皆は、「ウサギはつまらないから、今度は珍しいフェレットにしよう」
そう言って、フェレットを飼うことにしました。


さて、この話は実際良くある話です。
ツッコミどころは多々あります。特に母親の行動が皆さん気に入らないでしょうが、こういう母親は多いです。
小児医師は、母親の話で判断し、診察をするところがありますし、最初の医師は可能性の確認をしただけです。
実際そう言う理由で、里子に出されるウサギの何と多いことか。
本当に、ウサギの毛のアレルギーなのか。半数以上が違うと、私は思うのですがね。
なぜならば、その検査は自己申告でのみ可能で、通常の病院(アレルギー科を持たない)では、検査薬品が置いていないため検査はしないんです。
通常やる花粉系、動物系の検査、15種類には入っていない。
ましてや、命に関わるほどの重症を引き起こす場合は、更に少ない。
やっかい払いの、体裁の良い言い訳にしていると思ってしまうのです。


さて、あの二匹のウサギがどうなったのかは、皆さん気になるでしょう。では……ウサギたちのその後を。

押しつけられたウサギにとまどったおじいさんとおばあさん。
飼い方なんて全く解らない。仕方がないので、あちこちに聞きましたが、誰も周囲にうさぎを飼っている人がいません。
それならば、獣医かペットショップに聞けばいい。
そう人に言われ、たまたま近くにあったペットショップの人が、親切に飼い方を教えてくれて、それで、何とか飼い方を教わった二人はうさぎと暮らし始めました。
馴れぬ世話で、面倒とは思いましたが、しばらくするうちに野菜や果物を食べる姿が可愛く思え、おそるおそる手を出すと、おとなしく撫でさせてくれたりもしました。
いつも何のかんのと理由を付けて来ない子供や孫の代わりに、おじいさんとおばあさんは、そのウサギを可愛がるようになりました。
そうして、そのうさぎは、一匹が4年。もう一匹が5年、生きました。


この記事への返信
くぅ兄ぃと茶々丸君、めっちゃ暖かそうやなぁ!!
オレまであったかくなるで!!!
オレら、幸せでよかったよな!!!

その親子、っちゅ〜か、父親と母親が一番悪いねんけど
とっ捕まえて、蹴り倒したいなぁ!!!!!!
だいたい、世話もようせえへん子供に動物与えるん、
アカンやろ!?
初めから、親が上手に世話してみせるんやったら別やけどな。
それもできひんのやったら、あきらめさせろやっ!!!
それに、飼う動物のコト、調べもせんで
ええ〜かげんな世話にして、アレルギーの元やとぉ!!!!
ホンマにそいつら腹立つで!!!
その家族を保健所につれていってやりたいで!!!!
も〜、そーゆーバカは遺伝子残さんといてほしいなっ!!!

でも、その兎さんたち、じーさんばーさんのとこで
ちょっとでもしあわせな時間過ごせてよかったで。。。。
あ、そのじーさんばーさんがアホ親を育てたんか。。。。
なんか複雑な気分やな。。。

あ、乱暴なコトばっかり言うて、ごめんやで。
Posted by 権造 | 00:24:27, Jan 14, 2007
いや、本当に珍しくないんですよ。こういう話は。
これは、そのおばあさん(母方の親)から聞かされた話。
ちなみにそのおばあさんが言うには、フェレットも押しつけられそうになったが、ウサギがいるからと、断ったとか。
そのフェレットがどうなったのか……。聞きたかったけど、聞きませんでした。不愉快な話になりそうだから。
まあ、良くある家族の愚痴話でしたが、私が聞いて頭で整理すると、どうしても、こういう話になってしまうのです。

権造さんの怒りの言葉は、ウサギや動物たちを愛する人の言葉そのままですから、私は「うんうん。その通り!」と、思って読んでしまいましたよ。
きっと、みんなも同じ思いだと思います。
Posted by 茶々丸 | 09:16:25, Jan 14, 2007
愛玩動物が欲しくて、うちの兄夫婦もこうさぎをお迎えし、
妊娠がわかったからといって、うちの実家の親に小さなそのうさぎを押しつけました
身近に動物が居たら、胎児や赤ちゃんがおかしくなるなんてことがあったら
人類はとっくに絶滅してますよね〜
我が兄ながら、あんぽんたんです^^;)
うちの両親は、兄から押しつけられたうさぎを、ほんとうにかわいがりました。
具合が悪いときは、私をアッシーにして、兎を見てくれる病院に連れて行き、薬を飲ませ、お尻を毎日洗い、その子は9才まで長生きさんになりました。
息を引き取るときには、両親は泣いて泣いて、それなりに葬儀もしました。
兄夫婦の元にいるより、何百倍も幸せだったろうな・・・・と思います。

いい人に、もらわれる子は幸せですが、みんなこういうふうにはいきませんよね。
ウチの親も、そのことで兄を説教しなかったし・・・・・

動物に対して、どんな行動がひどいことなのか、動物の飼い方の、なにが良くて、何がいけないのか、実は世の中に常識として機能していないんじゃないでしょうか。
もし、社会常識として、知る機会があれば・・・・・まだまだ日本は後進国ということでしょうか。



Posted by かまー | 16:35:56, Jan 14, 2007
少々驚いております。まさか、かまーさんのご家族のお話と同じような話だったとは。さぞかし、かまーさんも驚かれたことかと思います。

妊娠で……ということですが、確かに現在の乳児医療の分野では、生後12ヶ月未満の赤ん坊と毛のある動物が同じ空間内で共に生活した場合、60〜80%の割合でアレルギー発症の理論が確立しております。
ただし、それが、いつ、どういう形で、何が原因で、どの程度のレベルで発現するのかは、解明されていない事。
そのため、妊娠時に行われる妊婦向けのスクールでは、ペットと離れるよう指示する病院もあります。

今までの日本では、ペットといえば犬猫がメインで、大抵の犬猫は家の外にいました。家も通気性が良く(まあ、悪く言えばすきま風が入ります)ほこりなどが溜まりにくかったですから。密閉された家で24時間ペットと共に生活するのは、ここ最近のこと。
昔はそんなこと無かった(自分がでていない)から、大丈夫。と言うのは、少し違うようですよ。
お兄さんご夫婦も、それを知って、生まれてくるお子さんを気遣って……だと思います。

ただ、そう言うことは、ペットを迎える前に少し考えて、アレルギーも含めて、勉強して欲しいなあと思いますね。

それにしても、ご両親は、本当にそのうさぎさんを愛されたのですねえ。ちょっぴりトラブルがあったけど、本当に愛してくれる方と共に幸せな日々を送られたうさぎさん、そういう意味では良かったですね。
Posted by 茶々丸 | 21:21:16, Jan 14, 2007


◇ 返信フォーム


名前 :   情報を保存する
メール : 
URL : 
題名 : 

内容 : 



June, 2010
-
-
01
02
03
04
05
06
07
08
09
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
-
-
-
PROFILE
茶々丸

2004年7月28日生。ホーランドロップ ♂ 現在1.8キロ。某ペットショップで、0円の値札をぶら下げていた時に、一家と出会う。同居人の趣味であるウサギの服の専従モデル。現在、ぼへら〜教の教祖として、日々布教に励んでいる最弱ウサギ。

くぅ

2002年9月生(推定)ミニウサギ♂ 唯我独尊、我が道を行くタイプ。同居人以外の♀(全ての動物)に優しい。2010年5月31日永眠

烏龍(うーろん)

2006年8月生(推定)ネザーランド ♂ 現在1.05キロ。茶々丸と同じショップ(別支店)で0円の値札をぶら下げていた。めざせ、美脚ウサ?カクカクに勤しむ青少年

くれは

2002年9月15日生 ホーランドロップ ♀ ブリーディング用だったが引退し、それを引き取った。引退前からニックネームを付けていたほどのおねーちゃんのお気に入り。2009年8月14日永眠

CATEGORY
ARCHIVES
RECENT
RECENT COMMENTS
LINK
PR