しょうがないよ〜
茶々丸兄さんって、ぼへら〜だからね〜。
そう言う問題ですか? 烏龍。
久しぶりに、そういうものを体験してしまった私。
事の発端は、午前中の電話。
「**病院##ですが……」(はい?副院長?)
「茶々丸君の検査結果が出ましたので、まずはお電話でご報告させていただきます」
「はい」(ドキドキ)
この時点でいや〜な気分。だって、副院長(小動物専門医)からですよ。
しかも電話……。今すぐ来いと言うこと?
「まずは、結論から申し上げます。茶々丸君は「乳頭腫」です」
「は?」
「乳頭腫というのはですね〜」
「いえ、先生。それは人間の場合で知っておりますが、人間の場合と同じものですか?」
「同じです」
「と、言うことは、腫瘍というより……」(この時点で手が震えてきた)
「組織の異常増殖ですね。ですから、何も問題はありませんし、薬も治療も必要ないかと思います」
「はあ」
「まあ、詳しい報告書は、ご用意してありますので、ご都合がよろしいときに受け取りに来てください」
「支払いもありますので、本日中に、出来れば午前中に伺います」
「え?支払いはされているはずですが……」
「しておりませんよ」
「(ごそごそと書類をあさっていような音)あ、本当ですね」
「黙っていれば良かったかしら?」
「ははは〜。お願いしますね」
「金額は14000円でしたね」
「そうです」
「では伺います」
電話を置いた直後、一気に虚脱感に襲われ、次に爆笑。
「耳に乳頭作るなよな〜それにお前♂だろうに〜」
(かなり思考が錯乱している)
笑いが収まるまで30分かかりました。
ははは〜今年の一大爆笑ニュース、これなのかもしれない。
これ以降は病理検査の写真と解説を付けます。専門用語で書かれております。興味がある方は覗いてください。
病理組織学的診断:
乳頭腫(Papilloma)概要:
表皮扇平上皮の増生からなる、非腫蕩性良性の増殖性病変である乳頭腫が認められました。悪性所見はありません。
隆起部皮膚組織が得られ、線維性結合織で支持された肩平上皮が過形成を示し、乳頭状に隆起して増殖しています。肩平上皮としての層状配列に軽度の乱れはみられ、角化充進して厚い角化物が表層に付着し、一部は錯角化しています。構成する細胞には異型性はありません。
別紙にて、顕微鏡写真とその解説。
上の写真:×20
付属文章:
隆起部皮膚組織が得られ、線維性結合織で支持された扁平上皮が過形成を示し、乳頭状に隆起して増殖する。
下の写真:×400
付属文章:
扁平上皮としての層状配列に軽度の乱れが見られ、角化亢進して厚い角化物が表層に付着する。
解説ひっかき傷などで皮膚が傷つき、そのあと、何らかの原因で、皮膚が異常を起こし、皮膚の組織が角質化し、それが異常繁殖になった。
命に関わるようなものではない。